どうも、たかしです。

今回からは、以前排水溝復活作業の際、ご近所の方がユンボで一瞬で造成してしまった元飛び地の新駐車場の整備を行っていきます。

こちら、もともとは道路に面してはいる物の土地が大きく凹んでいて、駐車場に使うにしてもある程度は埋め立てて平たんにしなくては不便そうな微妙な土地でした。

before

それをユンボをぶん回して、ご近所の人が農地の一部分をかっさらって坂にし、その土を使って埋め立ててしまいました。

after

もともと道路に対して一段土地が落ちて凹んでいるような形だったのに、むしろ一段上がって坂の傾斜に沿う形で下っているような土地に生まれ変わったのです。

ただ、土地の方が一段上がっていてしかも道路に向かって傾斜が付いているとなると、一つ問題が生じまして……

それは、土地からの土砂の流出です。

ちょっとした雨ならばともかく、それなりにまとまった量の雨が降ってしまうと、やはり造成したての土むき出しの地面では、雨で土が流れて道路に流出してしまうんですよね。

ここ最近梅雨に入ってからはますますそれが心配で、もちろんいずれは土に草が生えて値が張ってくれれば土砂の流出も抑えられるようになるのだとは思いますが、少なくとも1年以上はかかりそうな気がします。

その間、ただ指をくわえて土が流出し続けるのをただ眺めているというのも……ほとんど人が通らないとはいえ一応公道ですし、雨のたびに道路がうちの土地から出た土だらけになるのは小市民の僕からしたら流石にちょっと気まずいです。

という訳で今回は、とある物を使って土留めを作成し、また土地の中に水が溜まってしまうのを防ぐため同時に排水路も作って、新駐車場を整備していきたいと思います。

それではやっていきましょう。

①資材準備

今回土留めに使うのはこちら。

飛び地内に大量に積まれた剪定枝(ヒノキとウメ)です。

何でこんなものが飛び地内にあるのかというと、これはユンボ無双をした方のこちらも飛び地が、僕の飛び地と隣接する形でありまして、そこに生えているウメとヒノキの剪定した枝を僕の飛び地で引き受けたためです。

ご近所の方が言うには、ヒノキは非常に上質な木材なので、剪定枝ぐらいの太さでも杭として十分に使えるぐらい丈夫なのだそうです。

ならば、地面に埋め込んで土留めとして使用することも可能だろうということで、せっかくこれだけ大量にある訳ですから、この剪定枝の内太い部分だけを切り出して土留めとして使用していくことにしました。

まずは剪定枝の内、十分土留めとして使えそうなぐらい太い部部のある枝とそうでない物を選り分けていきます。

その後、太い部分を30㎝ほどの長さのパーツに切り出していきます。

わざわざ細かく切り出していくのは、この剪定枝自体ほとんどが曲がっている枝で、土留めとして使うためには細かく切り出して行かないと使いづらいからです。

ヒノキは真っ直ぐ育つ機というイメージがあったので、これだけぐにゃぐにゃした枝があることが驚きだったのですが、あまりデカくなりすぎないよう切り戻し剪定をし続けていたら横に伸びてこうなってしまったとのことでした。

これをある程度の数切り出したら……

土地の石も集めて、駐車場の方へと移動させました。これにて資材準備は一旦完了です。

②土留めを試しで作る

今回、駐車場の土流出を防ぐためには、土地と道路の境目一帯を土留めする必要があり、いきなりその全部を整備する前に、まずは一部分だけを試しで土留めを作成していくことにしました。

まずは浅めの溝を道路と駐車場の境に掘りまして……

溝の縁に丸太を並べます。

どうしても剪定枝の中から同じだけの太さだけを切り出すことは不可能でしたので、色々な太さの丸太を組み合わせながら、できるだけ長さと太さを揃えていきました。

そしてその間に石を詰めて、その中を水が流れていくようにしたら土留め兼排水路の完成です。

雨で上から流されてくる土と水が、土は丸太にせき止められつつ、水だけが間の石の中を通って道路の方へ排出されるという仕組みになっています。

とはいえ、こんな簡易的な土留めでは十分に土がせき止められることはなく、その内丸太の間に土が溜まっていくでしょうし、何なら木の方が朽ちてこの土留め・排水路は土の中に埋まってしまうものと思われます。

ですが、今回はあくまで駐車場の土に草の根が張るまでの一時的な土留めができればいいということなので、いずれ朽ちて土に埋まるところまでが織り込み済みなのがこの土留め・排水路なのです。

こういう土地の素材を使って、いずれ土地に還る土木作業を「有機土木」というらしいです。

手抜き工事でも、ケチ工事でもなく。これはあくまで有機土木工事なのです。

③次回、「資材大量準備編」へ続く

今回は、新たに造成してもらった駐車場の土流出を防ぐため、丸太と石を使った土留め兼排水路の試し作成作業をしていく様子をお伝えしていきました。

作成自体はできそうですが、問題になるのは必要になる丸太と石が果たして足りるのかということですね。

今回作成したのは全体の20分の1にも満たないような範囲なので、単純に今回の20倍以上もの丸太と石を準備しなくては全体の作成は叶わないということになります。

石も剪定枝も大量にあるので恐らく大丈夫だとは思いますが……次回はこれらの資材準備だけで1日かかりそうです。

ちょっと気が滅入りますが、梅雨を通して駐車場の土が目減りしてしまうのを防ぐため、早急な作業を心掛けていきます。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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