どうも、たかしです。
今回は、どうも我が家で飼育しているヨーロッパイエコオロギが日本人の皆さんにアドバイスしたいことがあるようです。
まずはこちらの漫画をご覧ください。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
現代日本社会でどんどん深刻化している少子化問題について、コオロギが解決案を示してくれていますが、どう思いますか?
ちなみに僕は真理だと思いました。
さて、もちろん皆が皆僕のようにすぐさまコオロギの示す道しるべを受け入れることができるとは思っていません。皆さん、心の中に何かしらの反対意見をお持ちのことと思います。
諫言は耳に逆らうものです。
なので今回の記事では、想定される反対意見を問答集としてまとめて皆さんにご提示したいと思います。
この記事をきっかけに、日本人全てがコオロギの提案を受け入れ、少子化問題が改善の方向に向かうことを切に願うものです。
それではやっていきましょう。
①コオロギと人間の繁殖を同じに考えられる訳ないだろ、いい加減にしろ!!
まさか……まさか当ブログをご閲覧いただいているご賢明なる皆々様の中にこのようなことを思った方がいらっしゃるとは露ほども思いませんが……
一応、本ッッ当に一応ですが言わせてください。
このようなことを思った方。貴方はカスです。
コオロギと人間は違う生き物……そんなの当たり前ですよね?
コオロギは昆虫綱バッタ目キリギリス亜目コオロギ上科またはコオロギ科に属する生き物であり、哺乳綱霊長目ヒト科ヒト亜科ヒト族である人類とはもう一単語目から分類を分かつ全く違う種類の生き物と言って差し支えないぐらい違う生物です。
コオロギは卵生、人間は胎生――コオロギはコロコロと鳴き、人間はウェェェエエエイ!!と鳴く――コオロギは美味しい、人間は不味い……etc……etc。違いをあげ始めたらキリがありません。
ですが、全く違う生き物だからと、人間とは違い過ぎるからと、そこから学ぶことを辞めてしまったら人類はいよいよ滅ぶしかなくなるでしょう。
人間にはトラやオオカミのような牙はありません。クマのようなツメもありません。だからこそ、それらから学んで「ヤリ」や「オノ」のような武器を作り出したのです。
自然は人間とは全く違う原理で動き、変化しているように見えます。ですが人間はそこから人類との共通点を見つけ出し、それが発展して生活に活かされるようになった物から科学が生まれたのではないでしょうか?
たかがコオロギ、されどコオロギ。
今繁栄の袋小路に行き詰ってしまっているかに思える我々人類は、今こそ見向きもしなかったような存在にこそ学ぶべきものを見出さなくてはならない時期に来ているのではないのかと愚考します。
「それでもコオロギなんかに俺は学びたくねえ!」という方はどうぞ、ブラウザをお閉じになって、人類らしく・人類としての誇りをもちながら絶滅する道をお選びください。それも一つの生き方だと僕は思います。
②童貞のことを馬鹿にしてるのか! 許さんぞ!!
いいえ、全く馬鹿にしていません。
むしろ、人類が理性的に・文化的に・秩序だった社会を目指した結果生まれた新人類とさえ言える存在、それこそが童貞であると確信しています。
何を隠そう、僕自身が童貞です。その僕が童貞を貶めるような論を展開する道理がありませんよね?
僕が言いたいのは、単純に「人類が繁殖するため、少子化という問題を解決するためにおいては、童貞に存在価値は全く無い」ということです。
逆に童貞諸君に童貞である僕が聞きますが、少子化問題に対して僕たち童貞が貢献できることが何かありますか? ありませんよね????
そうなのです。僕たちにできることは何もない……だから少子化問題に関しては「非童貞」「非処女」にゆだねるほかないんですよね。
あー、やることなくてつれえわ~~。
③女性は産む機械なんかじゃない!! 女性にだって人権があるのよッッ!!!!
えー……、機械ではないのは当然であるとして…………。
少子化解決において、子供を出産する器官を持っている女性が産む役割に徹した方が効率がいいに決まっているのは流石にお分かりいただけると思いますが。
男性にもできることなら代わりますよ? ええ、ええ、全然代わってあげます。
ただ器官が無いものですからねーー……どうにもねーー……。
あと何ですかね、産む役割に徹する=人権が無いって言うんだったら、じゃあ卵を産むことに成虫期間のほぼほぼ全てを費やすメスコオロギのことを一体どう思っているのか気になりますよね。
あれですかね? 「メスコオロギ達の『コオロギ権』を守れ!! 卵を産むのをやめさせるべき!!!」とでも思うんですかね?
コオロギ権って何だよ。
④子供は社会の宝! 死なせるなんてとんでもない!!
子供は社会の宝。絶対に死なせてはならない。
認めます。その通りだと思います。
ですが、こちらの表をご覧ください。
令和4年(2022)人口動態統計(確定数)統計表「第1表」によると、令和4年に死亡した赤ちゃんの数は新生児・乳幼児合わせて2000人以下。全出生数約77万人のおよそ0.2%ほどしかありません。
仮にこれだけの赤ちゃんが全員死なずに生きていたのだとしても、日本の少子化問題に全く影響しないことは火を見るよりも明らかでしょう。
つまり、生まれてきた赤ちゃんをどれだけ大切にしようとも少子化問題の解決には全くならないということです。
僕が言いたいのは、「子供の死亡率を下げること」よりも「出生率を上げること」の方が、少子化を解決する際のウェイトから見た時に遥かに大きいのだということです。
さらに言わせてもらえば、「生まれてきた子供は絶対に死なせてはならない」「大事に育てなくてはならない」という社会のプレッシャーこそが「出生率の低下」を招いているのではないかとすら僕は考えています。
例えばもし仮に、コオロギ達全員が「生まれてくる幼虫は一匹も死なせてはならない」「成虫になるまで大事に育てなくてはならない」という認識を共有したら、彼らはより繁殖するようになるでしょうか? ……普通に考えたら産む量を減らしてしまって、結果として繁殖数は減るはずですよね?
「子供を大事にし過ぎた」結果、現代において子供は「産んだ以上最後まで責任をもって大事にしなくてはならない重石」のような存在になってしまっているのではないでしょうか。
少子化が進んだ現代社会において子供が大事な存在なのは分かりますが、大事にされ過ぎた結果「自分の子どもも同じぐらい大事にしないと」と、脅迫観念のように「繁殖行為への畏怖」が植え付けられてしまうことだってあるのではないでしょうか。
子供が大事にされ過ぎた結果、子供の数が減る。僕は現代日本の少子化の流れはそのようにして形作られて行ったのではないかと思ってやまないのであります。
ですから、コオロギに学びましょうと、声を大にして今ここで宣言させて頂いているのであります。
⑤まとめ
今回は「コオロギから学ぶ少子化対策」について、想定される反対意見の問答集にして解説をしてきました。
全体を通して、暴論のように思われたかもしれません。僕自身、コオロギの繁殖形式をそっくりそのまま人間社会に落とし込めるだなんて流石に思ってはいませんしね。
ですが、コオロギ的目線を失った結果が現在の少子化問題につながっているはずだという確信も一方では持っています。
無職・童貞・彼女いない歴=年齢のオッサンである僕には少子化を解決するためにできることなど全くありませんが、だからこそこうやって考察を垂れ流して日本の未来を憂うことぐらいはやりたいなと思い、今回記事にさせていただきました。
不快に思った方がいらっしゃったならば申し訳ありませんでした。当ブログでは一ヶ月に1記事ぐらいの割合でこういうどうしようもない管理人の愚痴みたいな記事が定期的に紛れ込みますので、どうかお覚悟を下さい。よろしくお願いいたします。
以上で今回の記事は終わりです
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。