どうも、たかしです。

農地に転がっている大量の竹を地面から離して保管するための棚を作成するシリーズ。今回は後半の完成編になります。

前編では土台・支柱・棚等を作成し、二段構成の竹保管棚を完成させていきました。

石を基礎に竹の支柱に竹の棚材を渡して作成していく
竹支柱の先に更に棚を付けて2段構成の竹保管棚ができた。

今回はこの完成した竹保管棚に早速農地に転がっている竹を移動させていき、問題なく竹の保管ができそうなのかチェック。その後修正・微調整して竹保管棚を完成させていった様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①竹の移動

まずは上段の方に3m近い長い竹を置いていきました。

竹棚自体は幅が2mあって、棚は1mごとに設けられているので、端は結構はみ出しますが問題なく竹を置いていくことができました。

重心のバランス的観点からいくと長くて重たい竹は下の段に置いた方がいいとは思うのですが、どうしても下の段は支柱が邪魔になって長い竹は置きづらいんですよね。

長い竹は太い物も多く、これだけの量となるとかなりの重量で耐えてくれるかどうか心配でしたが、しっかりと支柱と棚材で受け止めてくれました。

体感的にはこの倍以上竹を置いても問題なさそうな位の強度はあると思いました。

続いて下の段に2m以下の短い竹を置いていこうとしたのですが……

こちらは棚材の固定が弱かったため、バランスの悪いところに竹を置いてしまうと棚が浮いてしまって使いづらいことが判明しました。

ちょうど基礎の石と石の間に竹を置けば問題ないですが、そこまで気を付けて竹を置くのは面倒でしたので、棚材が浮いてしまうのを調整していくことにしました。

②下段棚の改良

棚材が浮いてしまう問題を解決するため。棚材を挟んである2本の支柱を針金で強く締めあげていきました。

こうすることで挟まれている棚材も強く固定されるようになり、簡単には浮かなくなります。完全に固定してあるわけではないため、棚材が割れてしまったりしても後から簡単に他の竹に交換できるのもポイントです。

また、短い竹を置く時に1m未満の物だともはや棚に乗ることなくずり落ちてしまうことが多かったため。更に間に棚を設けて下段は50㎝間隔で棚があるようにしました。

他の棚と同様2本の支柱で挟んで固定し、これなら問題なく短い竹でもちゃんと置けるかと思ったのですが……

ご覧の有様です。

もうぐっちゃぐちゃ。ほとんどがまともに棚に乗ってくれません。

長さが50㎝未満の竹とかも混じっているので、こうなるともはや棚に乗りようがないんですよね。

置いた竹のまた更に上にずり落ちないよう慎重に短い竹を乗せる……とかならいけそうですが、繰り返しになりますが竹を保管するためだけにそこまでの神経を使いたくないんですよね。

そもそも、そんな微妙なバランスで置いてたら風が吹いた時とかにあっさり落ちるでしょうし。

ということで、どんなに短い竹でも問題なく置けるように結局下段には竹を連結した板材で床面を作成することにしました。

下段の左半分だけに床面をつくることにすれば、それほどの手間にはならないはずです。

長さ1mちょっとに切りそろえた竹を、毎度おなじみロープワークで繋いでいきます。

もはややりすぎて、強固につなげるのがめちゃくちゃ上手くなってしまいました。

これで飯とか食えないかな……

下段左半分の棚に渡すようにして設置します。特に固定とかはしていません。

この時しまったと思ったのが。もうちょっと板材の奥行きを持たせてちょっと端が持ち上がるようにした方が、短い竹のおさまりが良いかなと後から気付きました。

なので結局はかなり狭い感覚で端から零れ落ちないようにするための支え支柱を打ち込んで、かなり短い竹に対しても問題なく置けるように加工までしていきました。

これでようやく竹保管棚が完成です。

③外観チェック

右斜めから見るとこんな感じ。やはり2段目の長い竹の存在感が大きいですね。

竹は完全に「大は小を兼ねる」資材ですので(短いのが欲しい場合は長いのを切り出せばいい)、できるだけ短い竹で済む場合には短い方を優先して使用していった結果、長い竹ばかりやたら残ってしまいましたね。

これからは積極的に長い竹も活用していきたいところです。

問題の短い竹がバラツキまくる下段は、このようにかなりおさまりが良くなりました。

短い竹でもかなり乱雑に置いて大丈夫なため、かなり使いやすくなりました。

右側には1m以上2m未満ぐらいの竹を置いていくスペースがあるのですが、今現在は全然それに合った竹が無くてスカスカになっています。

結局そのぐらいの長さの竹が一番使用頻度が高いということなんでしょうね。

遠目から見るとこんな感じ。棚自体のサイズは奥にある薪棚の方が大きいのですが、やはり上部の長い竹の存在感がデカすぎて、竹保管棚自体が大きく見えてしまいますね。

正面から見ると竹保管棚の小ささがよく分かると思います。

こう見ると薪棚の方の屋根の落ち込みがヤバい……。

④まとめ

今回は農地に転がっていた大量の竹を保管するための棚を、竹を使ってDIYしていく様子をお伝えしていきました。

その後もうちょっと農地に落ちていた竹を掻き集めたらこれだけの量になりました。まだまだ竹DIYの資材には事欠かなさそうです。

一応これで、マダニが竹に引っ付いてくる可能性はゼロではないとはいえ(支柱を伝って登って来るかも……)かなり低くはなったと思うので、今後春~夏場にかけても竹を使ったDIYはどんどんやっていきたいと思います。

とりあえず今のところは普通に園芸用の支柱として使いたいというのと、あとは苗を育成する「育苗ハウス」的な物もできたら作ってみたいと思っていますね。

これからどんどん暖かくなってきて、これからは家庭菜園真っ盛りの季節になりますから、自給自足の生活を目指す中で竹にも貴重な「タダで手に入る上に勝手に生えてくる資材」として大活躍してもらいたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。