どうも、たかしです。

時間が過ぎるのは早いもので、空き家への引っ越しが済んでからそろそろ2週間が経過しようとしています。

これまでで「作業環境」「寝床」「風呂場」「洗濯」「トイレ」等々の、生活するに際して最低限整えなくてはならない物の整備が完了し、空き家での生活リズムもだんだんとでき上がってきました。

となれば、当然この生活も次の段階へとステップアップすべきタイミングを迎えたと言ってもいいでしょう。

という訳で、これからいよいよ本格的に小屋建築に向けて動き出していこうと考えています。

まずはこちらの小屋建築予定地を整地していきたいのですが……

その前に今回の記事では、整地で用いる転圧機(タンパー)をDIYで作成しましたので、そちらの様子をお伝えしていきます。

転圧機とは何か、DIY時に使う材料や作り方など、合わせてお伝えしていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

①転圧機(タンパー)とは?

転圧機とは、地面を整地する際に用いる「地面に圧力を与えて押し固める」ための工具になります。

街中で見かけるものとしては、工事現場なんかにある電動式で「ダダダダダ」とするものが有名でしょうか。

当然、タンパーには電動ではなく人力の物もあるのですが、それが大体4000円~5000円ぐらいするんですよね。

手動のタンパーは構造自体は極めて単純で、ちょっとした木材とコンクリートブロックさえあれば簡単に作れてしまううえ、使用頻度も決して高くない工具なので、DIYでサクッと作成してしまう方もかなり多いようです。

実際、ブログ記事やYOUTUBE動画でも「タンパー 自作」で検索したらたくさんの製作事例が出てきました。

今回はそんな先達者の方々のレシピを参考にしつつタンパーを自作しましたので、その様子をお伝えしていきます。

②作成の様子

1.資材

今回作成したタンパーのレシピは以下の通りになります。

  • コンクリートブロック(トイレ小屋の基礎に使われていた物)
  • 2×4材の端材
  • 30mm×40mmの杉材 2m 2本

こちらは全て、元から空き家に転がっていたり、これまでの空き家補修DIY作業で余ったりした物になります。

杉材はキッチンの補修時に追加の根太として購入したもので、6本セットで1500円ほどだったため、2本当たりの値段は500円ほどになります。

2×4材はコンクリートブロックを挟み込むための物で、コンクリートブロックの短辺よりも長く余裕を持てる物を用意しました。

2.切り出し

まずは杉材にブロックの短編をあてがい、現物合わせで切り出していきます。

この切り出した木材は、ブロックの穴の中から持ち手の間を通して固定するための補強材になります。

ブロックの穴の数で3本+ブロックを最後に挟み込むための物が1本で計4本を、それぞれの杉材から2本ずつ切り出していきました。

3.組み立て

まずは2×4材と持ち手の杉材でブロックを挟み込み、完成時の位置を把握します。

2×4材と杉材の接続位置に目印を打ったら……

その位置に合うように、木ネジを一カ所に付き2本打っていきます。

2×4材と杉材の接続箇所は、杉材の幅である30mm×40mmしか猶予が無く、少しでもずれたら木ネジが上手く入って行かず、場合によっては杉材が割れてしまう可能性があるため、かなり慎重に位置を取りながらまずは2×4材に木ネジを打ち込みます。

ちゃんと目印の位置から木ネジの先が出てきているのを確認してから、杉材をあてがい打ち込んで接続していきます。

木ネジは65mmの半ネジを使用しています。

今回に関しては、半ネジを使わないと木材同士の締め付けが強まらずブロックがガタついてしまうことが考えられます。そのため、全ネジよりは半ネジの方がやりやすいと思います。

片方の持ち手が固定出来たら、もう片方を固定する前にブロック内に先ほど切り出した杉材を投入しておきます。

ここで間違えて先に両方の持ち手を固定してしまうと、間に杉材を投入できなくなってしまうので注意が必要です。

両方とも持ち手を固定したら……

間に投入した杉材と持ち手を固定し、締め付けを強めてブロックをしっかり固定します。

間に投入する杉材の長さは、ブロックの短辺と全く同じ”以下”にした方が、持ち手間の締め付けが強まりブロックのガタつきが抑えられるためお勧めです。

最後にブロックを挟み込む最後の杉材を固定したら……

DIYタンパーの完成です!

③まとめ

今回は、小屋建築予定地の整地作業に向けて、DIYでタンパーを作成する様子をお伝えしていきました。

今回僕はこれまでの作業で余った端材や、空き家に元々あった廃材で作成したため資材費は全くかかりませんでしたが、実際全て購入するとしても資材費は合計でも1000円かからないと思いますので、DIYのタンパー作成はかなりオススメです。

先にも述べたように、ネット上でちょっと検索すればいくらでもタンパーのDIYレシピが公開されていますので、インパクトドライバーや丸ノコなどの最低限の工具さえそろっているのであれば、タンパー自体そこまで使用頻度の高い工具ではないと思いますので、チャレンジしてみるのもいいと思います。

次回からの記事では今回作成したタンパーも活用しつつ、小屋建築予定地の整備を進めて行きたいと思います。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。