どうも、たかしです。
去年4月末に引っ越してきてから9月までの約5か月間の間に溜まったブツ交じりの土をたい肥にしていくための切り返し作業、今回はその第3回目になります。
10月の初めから発酵工程を始めて、それから11月、12月と切り返し作業をして発酵を進めてきました。

厳冬期は気温が低く発酵も進みにくいため、これまで1ヶ月ごとに行っていたのを2か月以上置いて今回3回目の切り返し作業になります。

4月に入って暖かくなってきたらそろそろ夏野菜用の土づくりをしていきたいと思っているので、恐らくこれが堆肥づくり最後の切り返し作業になるのではないかと思います。
順調に発酵・分解は進んでいるのか、切り返し作業の様子とあわせて現在のコンポスト堆肥の様子をご紹介していきます。
それではやっていきましょう。
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①切り返し作業の様子

こちらがブルーシートをめくったコンポスト堆肥の様子です。
特に見た目に変化は見られませんし、特に臭ってくるだとかそういった異常も見られません。

切り返し時、堆肥の水分調整に水が必要なのですが、今回はそれにため池の水を使いました。
距離的には空き家の庭の水道を利用するのもそこまで変わりませんが、何といってもこの水はタダですし、組む際にはじょうろをため池に突っ込んで一気に汲めるため時短にもなります。
ため池は最高です。

こちらはコンポスト堆肥の表層を掬ってすぐ位の土の様子です。
混ぜ込んだ草や葉っぱが結構まだ形残ってますね。とはいえそれなりに分解されて細かくなったり柔らかくなったりしています。
完全に分解されてから畑に投入しなくっても、畑に混ぜ込まれてから分解・吸収されていくといった使い方も考えられるので、この位だったらもう実際に畑に投入してしまっても良いぐらいですね。
畑に投入する際に重要なのは、水はけがよくって栄養の豊富な土になっているかどうかと、後はブツが残ってしまっていないかどうかですから。これならもう問題なさそうです。
ちなみに今回切り返し時には、結構ガッツリ軍手で土に触りつつブツの残骸が無いかを調べたのですが、全く確認できませんでしたので終始モザイク無しで写させていただきます。

表層の方を隣の穴へと移したら、層毎に新たに基材である枯れ草を投入し、じょうろで水分調整をし、かき混ぜていきます。
もう十分基材も行き渡っただろうし、今回は追加投入分無しで切り返しだけでも良いかなと思ったのですが、まだまだ枯れ草は残っててこのままではいつまでたっても消費し終わらないので、過剰にならない程度に投入しておきました。
まあ、雑草堆肥何かを作る時には枯れ草オンリー+少量の土でたい肥にするぐらいですから、投入しすぎるってことはないかと思います。

今回切り返し時、大体中間ぐらいの層で上記写真のような菌糸のようなものがまとわりついた枯れ草や枯れ枝を見かけました。
こちらは恐らく「土着菌」と呼ばれるもので、自然界に存在する菌類が集まって繁殖しコロニーを形成した物だと思われます。
林や森の中で、腐食の進んだ落ち葉の裏とかにあるような白い固まりがそうですね。

クリのイガなんかにもこのように菌糸が張っていました。
土着菌が堆肥の中で見つかったというのはこれはなかなか僥倖でして、というのもこの土着菌という物は有機物の発酵・分解を促し、更には作物の病気への耐性を上げる役割も果たしてくれる土壌改良にうってつけの物だそうだからです。
この土着菌を畑の土に混ぜ込むことで土壌改良につながると以前知って、敷地の中で軽く探したんですけど見つからなかったんですよね。それがこうやって土着菌の方からきてくれるとは……。
これは夏野菜の収穫に期待が持てそうです。

こちらは堆肥下層の土の様子。
やはり底の方が分解は進んでおり、土も良い感じに細かい塊になってくれていて水はけが良さそうです。

全ての土を隣に移し替えて、切り返し作業は完了しました。
②まとめ
今回はコンポスト堆肥3回目の切り返しの様子をお伝えしていきました。
見た感じもうすっかりブツの方は土に還り、基材として投入した枯れ草も良い感じに分解されて、土着菌まで住みついてくれていて、めちゃくちゃイイ感じに堆肥づくりが進んでいるように感じます。
次回はまた2か月近く期間を空けて、今度は4月の夏野菜に向けた土作りの際に、いよいよこちらのコンポスト堆肥を投入していきたいと思います。
果たしてコンポスト堆肥を使って土づくりをすることで、現在の土以上の収穫を手に入れることができるのか? 結果がでるのはまだまだ先のことにはなりますが、今からワクワクが止まりません!
コンポスト堆肥の今後に乞うご期待!
今回の記事は以上です。
また次回記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。