どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第56回になります。
既に4記事に渡って作業を続けている「廃トイレ小屋の解体」、今回はその「木材解体・処分」の2日目になります。
既に小屋自体の取り壊しも終わり、解体作業も間もなく終わりかと思いきや、実際の所最も時間がかかるのがこの「木材の解体・処分」だということが判明し、作業が難航しています。
作業がまさかの2日目に入り、今回こそトイレ小屋の解体が終了するのかと思ったのですが……
ゆ、雪積もってるぅーー!
この日、早朝の気温はまさかの2度。極寒の中の作業となりいきなり出端を挫かれることとなりました。
灯油ランタンの優しい火が身に染みます……。
ただでさえ厳しい状況の中、何とか今日中に作業を終わらせようと軍手を二重にして必死に解体に取り掛かったのですが……今回またしてもとある思わぬ作業に時間と労力が吸い取られてしまうことになってしまいました。
やっていきましょう……。
①基礎から木材と杭を取り外す
この日異常なまでに体力と時間を消費した原因がこれです。
以前もご紹介したのですが、トイレ小屋の基礎はコンクリートブロックと土台の木材を鉄製の杭とモルタルで固定している構造になっています。
写真にある腐食の激しかった部分の杭はモルタルごと割れてあっさり取り出すことができましたが、土台の杭は他に2か所打ち付けられており、この2か所を取り出すのがとにかく大変でした。
杭はコンクリートブロックをほぼほぼ貫通するぐらいの深さまで埋まっており、モルタルで固められているのに加え、先っぽが曲がっていてがっちりと食い込んでしまっているのです。
杭を普通に抜くことは不可能で、さんざん試行錯誤した結果、結局最終手段としてコンクリートブロックごと破壊して取り外すことになりました。
木材を杭から取り外すだけだったら、ノコギリと斧で木材を切り出して杭と分離するだけで済んだのですが、それだけだとコンクリートブロックに鉄製の杭が埋まったままになってしまいます。
コンクリートブロックを処分する際に杭が埋まったままだとダメだと思い、ハンマーで必死にコンクリートブロックを砕いて何とか杭を取り出した訳ですが……後から分かったことなんですけど、コンクリートブロックは燃えないごみで捨てられるらしく、だったら別に杭を取り出す必要は無かったんですよね。
まあ、鉄製の杭は鉄くずとして売ることができるので完全に無駄という訳ではないのですが……とにかく疲れました。
②石膏ボード、コンクリートブロックの処分
木材の解体・処分ばっかりやっていてうんざりしてきたので、最初の片づけの段階で回収した「石膏ボード」と、杭を回収する段階で出た「コンクリートブロックとモルタルの破片」を処理する作業に移ることにしました。
石膏ボードは水に濡れることにより非常に脆くなり、もともと劣化していたのもあってあっさり割れて粉々になります。
コンクリートブロックとは分けて、とりあえず土嚢袋に細かくして分けて入れることにしました。
全部合わせて土嚢袋5袋分を回収しました。
さて、この「石膏ボード」と「コンクリートブロック」なのですが、ネットで調べると大体が「自治体の一般ごみには出せない」「産業廃棄物として業者に依頼するしかない」との情報が出てきます。
ですが、業者に依頼するとなると大体処分費が3万円/1㎥かかるため、この量でも恐らく1万円ぐらいの処分費がかかってくるものと思われます。
そのため、業者に依頼せず自分で搬入して処分する方法が無いか自治体に問い合わせてみた所、驚きの返答が。
個人で輩出したものは産業廃棄物ではない。
一般ごみとして捨てることができる。
あれれ~、おかしいぞぉ~?
これは一体どういうことなのでしょうか。僕の住んでいる自治体が大らかすぎるのか、ネットの記載が間違っているのか……。
なんにせよ、良いって言っているのだから捨てさせてもらおうと思います。いやあ、問い合わせてみるものですね。
皆さん、ネットの情報をうのみにしないように気を付けてくださいね。ネットは嘘ばっかりなので。
③そして3日目へ……
はい、まさかの3日目突入です。
結局この日はもろもろ合わせて5時間ほど作業したのですが、それでも木材の処分は終わりませんでした。いやはや、まさかこれほどまで時間がかかるとは……。
ちょっと気になったので、こういう感じの簡素な小屋をもし業者に解体依頼したらどの程度かかるのかを調べてみたのですが、大体1坪辺り2万円前後かかって来るようです。これだけの苦労がかかるとなると妥当なところですかね。
2万円分の処分費を掛けずにタダで処分しようとすると、めちゃくちゃ大変な目に遇うというのがよく分かりました。
解体作業も残りわずか、気合入れて頑張りたいと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。