どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第66回になります。
これまで片付け・清掃含めて「居間」「寝室」「納戸」「キッチン」の整備をそれぞれ進めてきましたが、実は空き家の中でまだほとんど整備を進めていない場所があります。
それは「風呂場」です。
去年の年末に投稿した「空き家の片づけビフォーアフター」の記事でも、ただヘッドライトと撮影機材が良くなったから画像が鮮明になっただけで、ほぼほぼ最初に訪れた時と変わっていないことを露呈する結果になってしまいましたからね。強いて言えば冷蔵庫を処分したことぐらいでしょうか。
というのも、この風呂場は土間になっていて、地面を清掃しようにも何から手を付けたらいいか分からないし、そもそもこの風呂場を今後どう活用していくかもまとまっていなかったので、整備のしようが無かったというのがあります。
しかし、もはや空き家の整備もだいぶ行き詰まってきているため、この場所にも手を加えないわけにはいきません。というか、土地の引き渡しが確実に決まるまで他にやることもありません。
そのため今回は、風呂場の掃除をできる限りで進めていき、今後この風呂場をどのように活用していくのか、小屋暮らしの風呂事情をどのようにしていくのかについても計画を進めていきます。
それではやっていきましょう。
①地面に転がっている物をどかす
まずは風呂場の地面に転がっている物をどかして、不要なものについては処分していきます。
地面に転がっていたものとしては
- 敷石
- スノコ
- マット
- 板材
などがありました。
恐らくは土間の足場として設置されていたものなのでしょうが……ちょっとあまりに雑多過ぎて足場としては機能していないような気がします。
これなんか、板材の下にマットが敷かれていて、さらにその下からは腐敗しきった太古のスノコが出てきています。もう上から上からとにかく積み重ねて行っている感じですよね。
この空き家の至る部分にそういう傾向があって、とにかく壊れた部分に対しては上から覆い隠すことで無かったことにすしようという、その場しのぎみたいな補修跡が多く見られます。
それも一つのやり方なのだとは思いますが……後から片付ける方の身にもなって欲しい物です。
②地面から生えている草の除去
物をどかしてすっきりしたところで、地面から生えている草を抜いていきます。
ぱっと見は少量生えているだけに見えるため、2~3本抜いたらすぐ終わるかと思っていたのですが……
連鎖的に地面から出るわ出るわ極太の茎や根っこが。
この草、表に出てきている部分は氷山の一角にしか過ぎなくて、その箇所から地面に横ばいになるようにしてめちゃくちゃ茎や根が伸びてきているんですよね。
これは厄介です。なぜなら、その場の地面から全て雑草を除去したとしても、その場所の外から根っこを伸ばしてきて生えてきてしまうということですからね。
納戸の時のように、地面から草が飛び出してこないようにするためにも、小屋を建てる際には基礎周りの地面の処理に気を配る必要がありそうです。
③天井・壁の掃除
いつもの流れで、天井から垂れ下がっているクモの巣やら壁に張り付いている繭やら卵やらを掻き落としていきます。
風呂場にやたら多かったのはこの「ドロバチの巣」でしたね。
恐らくはとっくりのような形の巣を作る「トックリバチ」の仲間である「スズバチ」の巣で、土を固められて作られています。
壁面にびっちりと敷き詰められている土製の巣の中には……
越冬中のサナギ? 幼虫? のようなものが詰まっていました。
かわいそうではありますが、これも自然の摂理。容赦なく箒の柄で掻き落として処分しました。
④浴室の清掃
ほんの気休め程度ではありますが、浴室の方も軽く掃き掃除をしておきました。
こちらの汚れについては、きちんと水拭きしないととても綺麗にはなりそうにはないですね。ただ、この浴室を今後利用するかどうかも分からないのに水拭きまでするのは流石に面倒です。
この浴室は、コンクリートブロックを積み重ねた土台に床板がモルタルで接着されているというDIY感にあふれた作りとなっています。
そこまで劣化が進んでいる感じでも無いので、そのまま利用することもできそうではありますが……汚いんですよね、とにかく。
そこら中にカマドウマをはじめとした虫の気配にあふれていますし、この環境下で素っ裸になるのはかなりの抵抗があります。
ですが、配水・排水設備がそれなりに整っているため、後は温水を何とかして供給する手段さえあれば浴室として利用するのは不可能ではありません。
うーん……悩みどころです。
⑤ブロックの再配置→作業完了
最後に、一旦どけておいたブロックを再び配置します。
とりあえず今のところ最も通る機会が多いであろうキッチン→裏庭につながる道を渡すように配置しておきました。
最終的には、この風呂場内全体を覆うように同じような敷石ブロックを敷いてしまってもいいような気がしますが、それ以外にもスノコを敷くだとか砂利を撒くだとか、なんなら基礎ごと床板を敷設してしまうだとか、色々な案が浮かびます。
ここを風呂場として活用するのならば、自ずと利用頻度も多い場所になる訳で、できるだけ快適な環境を作れてかつ安く仕上げることができる方法を選びたいところです。
これにて今回の作業を終了にしました。
⑥まとめ
今回はこれまでほとんど手を付けてこなかった「風呂場」の清掃を進めていきました。
清掃しながら風呂場の現状を確認することで、今後風呂場事情をどのように整えていくべきか考えるいいきっかけになったと思います。
小屋暮らしをするにおいて、風呂場事情は切っても切れない重要な問題です。中には「タライに溜めた水とタオルで体を磨くだけ」という猛者もいるようですが、できれば最低でも温水のシャワーと石鹸で体を磨かないと、生まれも育ちも近郊育ちである軟弱な僕は耐えられそうにありません。
風呂場の床をどうしていくのか? 浴室・浴槽は利用するのか?
温水はどうするのか? ボイラーは利用するのか、そもそも利用できるのか?
などなど、考えるべきことは多そうなので、一つずつ問題を解決しながら最終的な「空き家での風呂場の利用」の形を見つけていけたらと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。