※本記事は大量の昆虫画像が含まれます。苦手な方はご閲覧にはご注意ください。
どうも、たかしです。
今現在、小屋の建築は基礎・土台枠までが建設が進み、小屋完成に向けてのんびりと建築を進めて行こうと思っていたのですが……
先日、この小屋建築を急いで済ませて、急ぎ生活拠点を小屋の方に移さなければならないと痛感する出来事がありました。
それは、クロアリの翅アリ大量発生です。
今回の記事では、空き家でクロアリの翅アリが大量発生し、それはそれはとんでもないことになった出来事をお伝えしていきます。
今現在僕が住んでいる空き家が、どれだけアリに侵食されてしまっている状態なのかがよく分かるエピソードとなっています。
それではやっていきましょう。
①クロアリの結婚飛行とは
クロアリのコロニーでは、ある程度巣が成熟すると新たな女王アリとなる翅アリと、オスの翅アリが巣から旅立ちます。
両者は交尾をして、また地上に降り立った女王アリは翅を落とし、新たな巣を形成します。これがクロアリの結婚飛行と呼ばれるもので、アリの種類にもよるみたいですが大体5~6月に行われるようです。
一つの巣に新女王アリは1匹とは限らず、巨大なコロニーであればあるほど大量の翅アリが飛び立つようです。
②空き家に発生した大量の翅アリ
さて、5月も半ばに入り、山奥の空き家にもだいぶ暖かい日が続くようになってきました。
そんな折、「何だか最近やたら翅アリを目にするな」ということに気が付いたんですよね。
ご覧ください、この数を。これ全部、網戸から外に出ようとしている所を殺虫剤で一斉処分した翅アリの死骸ですからね。
ほとんどがオスアリでかなり小柄ですが、中には新女王らしきでっぷりをとしたアリもいます。体感的に割合は30:1ぐらいでしょうか。
最初の方はちらちらと見かける程度だったのが、五月も半ばを過ぎるとどんどん目に余るようになってきまして、ある日グッと気温が上がった晴れの日にとうとう殺しても殺してもどこかから翅アリが飛んできてキリがないぐらいになってしまったんですよね。
「これは何かがおかしい」そう感じた僕は、翅アリが一体どこからやって来るのか注意深く観察することにしました。
すると、やつらが一匹、また一匹と天井裏の方から飛んできていることに気が付いたのです。
戦々恐々としつつも、脚立を用意して屋根裏へと頭を突っ込んでライトで照らすと……
奥の柱付近に、おびただしい数の翅アリの大群がいるのを発見したのです!!
場所が暗いのとアリが見づらいので画像では伝わり辛いのですが、マジで200はゆうに超えているであろう翅アリが、ボタボタと柱からなのか天井のすき間からなのか溢れてきていました。
引っ越してくる前の冬の間、空き家の補修をするために床板や壁をめくるたび大量の越冬中のクロアリに遭遇するという事件があったので、この家に多くクロアリが住み着いていることは分かってはいましたが……流石にこれはエグ過ぎました。
あまりにもキモ過ぎましたので、ハチジェットで速攻殲滅してしまいました。
これは余談なのですが、個人的に最強の殺虫剤にはこの「ハチジェット」を推したいところです。なぜかというと、こちらのハチジェットは素早く飛び回るハチを一瞬で動かなくさせるための殺虫剤なだけあって、瞬間火力はピカイチなんですよね。
遠距離まで届くようにスプレーの勢いも半端ないですし、駆除したい虫を確実に仕留めることができます。ただ、一瞬で大量の殺虫剤を散布するのでコスパはめちゃくちゃ悪いのが難点なのですが。
死屍☆累々
いやホント、ハチジェットを噴霧してすぐはもう阿鼻叫喚でしたからね。大雨でも降って来たかというぐらいボトボトアリが落ちる音が天井に響いてめちゃくちゃ気持ち悪かったです。
ハチジェットから命からがら逃げだしてきた翅アリが、家じゅうのいたるところから出てきてしばらくは大変でしたね。
また、翅アリだけじゃなくてコロニーを追われたのであろう一般アリもしばらくは部屋の中でウロウロしていて、もう本当に落ち着けませんでした。
僕の中で「これはもう一刻も早く小屋を建てて生活拠点を移動しないとやってられない」と改めて思い至ったエピソードでございました。
③まとめ
今回は、空き家の中がクロアリの超大量結婚飛行でとんでもないことになってしまった出来事についてお話ししました。
正直な話、ここまで虫に侵食されてしまっている家は、もう家と呼ぶことは難しいですね。やっぱり空き家は空き家なんだなあと思いました。
「空き家」と「家」は別。「空き家」は半分外のようなもの。そう思うことにしました。
ということで、今現在僕は全く落ち着くことのできない空間で寝食をしている訳で、日々ゴリゴリと精神力が削られていくような日々を送っています。
これはもう、一刻も早く小屋を建てるしかないですね。せめて小屋はこんな超大量のアリの結婚飛行に見舞われるようなことが無いといいんですけどね。
今回の記事は以上となります。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。