どうも、たかしです。
今回は久しぶりに獣対策の記事になります。(できればやりたくないが、あっちが勝手に来るからしょうがない)
事が生じたのは実はもう1週間以上も前のことでして……。
とある夜、いつも通り空き家でブログ記事を書いていたところ突然外倉庫の方から「ガンガンガシャガシャ!!」と、何か鉄系の物が倒れるような、壊れるような音が響き渡ったのです。
なんだなんだ!? と思い慌ててヘッドライトを装備し、外倉庫に向かうと……そこには衝撃の光景が広がっていました
ゆ、床下にアナグマ……またかよ。
それはもう振り返ること3か月も前のこと、まだ引っ越してくる前だった空き家の床下をねぐらにしていたアナグマを、アニマルフェンスとガルバリウム波板で侵入口を塞いで締め出すことに成功していたのですが……
一体なぜ突破されてしまったのか???
しかも更に衝撃的な事実が……
た、たくさんおる~~~!!?
はい。完全に全て数え切れたわけではありませんが、少なくとも4匹以上は床下に侵入しているであろうことが判明しました。
しかもそのほとんどが明らかに小さく、まだ成獣になり切っていない段階っぽい感じでした。
これは……つまり春先に締め出したアナグマが、ガキを引き連れてリベンジにしに来たってこと???
こいつ……舐めてんな(拡大解釈)
という訳で今回の記事は、対策を施したはずの空き家でなぜまた床下に侵入されてしまったのかの分析と、今度こそ獣に侵入されないよう徹底的に対策を施していったのでその様子をお伝えしていきます。
※ちょっと今回はかなり苦戦させられて、かなり獣に対するヘイト高めとなっていますので、動物愛護派の方はご閲覧には注意いただいた方が良いかと思います。ご了承ください。
獣が……舐めてると潰すぞ。
それではやっていきましょう。
①獣侵入の原因特定
夜の内は周囲の状況が把握しづらいため、そのままその夜は獣たちの騒音に悩まされつつ翌朝原因の特定に動きました。
そこで今回侵入口になっていたのが……
まさかのガルバリウム波板で塞いだ、倉庫の入り口下の部分でした。
ここの所の地面は、落ち葉やその他堆積物が積み重なった土ではなく、かなり固い地盤の層なので掘るのは相当大変なはずなのですが……数センチ掘り返して後は波板をめくりつつ強行突破して行ったようです。
しかし、前回はこれで突破されなかったというのになぜ今回は?
子供が生まれて、守るべき存在ができて強くなったとかそういう少年漫画の主人公的パワーが働いたんですかね??
これは……独身・童貞・彼女いない歴=年齢の僕への挑戦だな(拡大解釈)
アニマルフェンスを設置しようにも、この場所は引き戸になっていてフェンスを設置してしまったらもう2度と開けなくなってしまいます。
そのため、内側に更にもう一枚ガルバリウム波板を追加して、波板をめくることができないようにして突破を防ごうとしたのですが……
その夜、早速突破されてしまっていました。
もう、「ガンガンガン! バリバリバリッ!!」って感じのものすごい音を出して突破して行きましたね。「波板になんか負けたりしない!!」という強い意志を感じました。
めくりづらくなった分は、より深く掘って突破して行ったようです。
しかも空き家の裏手を除くとまた新たな被害が……。
ここはもともとかなり脆くなっていた外壁部分だったのですが、破壊されて穴を作られて新たな侵入口とされています。
これもう災害だろ。
ブロックで塞いでも、その下を掘り進んで行って出入り口を作られてしまっています。
これは流石に詰みでは???
②被害拡大
余りの惨状と、アナグマのしつこさにすっかり手をこまねいてしまい、ここ最近は小屋の屋根作りで慌ただしかったのもアリ、すっかり対応が後手に回ってしまっていたのですが、その間にも次々と被害は拡大していき……
また別のカ所の脆くなっていた外壁を、中の木材が露出してしまうぐらい破壊されたり……
とうとう土間にまで進入してきたアナグマの出入り口をふさぐため、ダンベルを置こうとしたら横にあったコンポストトイレの尿タンクが割れて中の尿が土間に流出してしまったり(画像は汚いので流石にほぼモザイク)と……マジで散々でした。
放置していると「なんだ安全じゃん」と調子に乗るのか、だんだんアナグマたちの行動も大胆になってきて……
しまいにゃ頻繁に裏手に出て、土の中の芋虫なんかを悠々と食べるように……。
しかも僕がここまで至近距離でカメラを構えているのに、全然逃げる様子も見せません。すっかり慣れたものです。
この距離で、めちゃくちゃライトアップした状態で写真が取れちゃうのヤバすぎますよね。
これがもはや悪い意味での「人慣れ」という奴でしょう。
余計に腹が立つのが、こいつら「アナグマ」は鳥獣保護法である程度守られていて、基本的に狩猟免許なしでアナグマを狩猟することはもちろん、捕獲することすら役所の許可なしでは免許を持っていない人間はできず、無許可での捕獲には罰則までつきます。
その役所の許可も、必要な書類を書いて、捕獲場所の地図、捕獲器具の画像まで添えて申請しなくてはならず、しかも申請から許可まで1週間かかる場合もあるという……めんどくせ~。
せめて家の中に仕掛ける分ぐらいは、許可・免許なしでも捕獲できるようになってほしい物ですが……こうして被害が出まくっている訳ですし、ちょっと制度が実情に合ってないんじゃないかなとは思います。
電気工事士免許の次は狩猟免許取らなきゃかなぁ……。
③徹底対策
尿タンクを破壊してしまったぐらいから、「これはイカン」と思い徹底的に対処を施すことにしました。
まずは最初に突破されてしまった倉庫の入り口下から
どうやって侵入を防ごうか考えた結果、「外にフェンスを張れないなら中に張ればいいじゃない」ということで、倉庫の内側に、アナグマが穴を掘って侵入しようとした際に丁度じゃまになるようアニマルフェンスを設置しました。
若干倉庫が使いづらくはなりますが、そこまで頻繁に使用する倉庫でもないですし、アナグマに侵入されるよりははるかにマシです。
また、アナグマがめくりづらくなるよう外側と内側の波板をビスで固定してより強固にしました。
アナグマに破壊されてしまった外壁も、新しくガルバ波板を張って補修しました。
さて、後は土に埋もれてしまってアニマルフェンスを設置できない裏手の床下ですが……
「ブロックを置いてもその下を掘って侵入してしまうなら、逆に土の中にブロックを埋めればいいのでは?」と考え、壁際の地面を掘ってその中にブロックを仕込み、また埋め戻すという対策を施しました。
こうすれば、仮にアナグマが地面を掘ろうとしてもブロックにぶつかって進めなくなるため、床下への侵入を阻めるはずです。
④対策の結果
さあ、徹底対策を施した結果はというと……
うおっ!!?
侵入されて……ない!!
やった!! やった!!! もうアニマルフェンスしか勝たん!!!
かなりギリギリっぽい感じではありますが、やはり「アナグマが掘ろうとした土の部分に障害物を仕込む」という対策が一番アナグマの侵入を防ぐのには有効なようです。
裏手の方も侵入されている形跡はなく、その後も床下からの物音はしなくなったため、再びアナグマに勝利することができたようです。
じゃあなアナグマ!! もう二度と来んなよ!!!!!
⑤まとめ
今回は再び床下に侵入してきたアナグマ対策として、アニマルフェンスや岩・ブロックを使って徹底的に侵入を防いでいった様子をお伝えしました。
もうこれで侵入されることは無いと思いたいんですけどね……アナグマは穴を掘れるので、本当に思わぬところから突破されることがありますから未だ戦々恐々としています。
今後も獣との戦いは続きそうですが、獣の方は縦横無尽にこちらのテリトリーに侵入して好き放題していくのに対し、こちら側は「鳥獣保護法」に手足を縛られたような状態で対処しなくてはならないのが何とも歯がゆいところです。
また今年の下期に狩猟免許の試験があるみたいですので、余裕が合ったらそちらの方も取得できないかチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
もう、ホント獣嫌い。特にアナグマ、マジで嫌い。
動物園に行ってもアナグマの所は今後スルーしたいと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。