どうも、たかしです。

何だか最近急に冷え込むようになってきましたね。

僕の住んでいるアパートはたぶん断熱材が使われていないので、朝方だと室温でも15度くらいまで下がります。なかなかの寒さです。

これだけ室温が下がってくると、心配なのはわが家で飼育している生き物たちの様子ですよね。生き物たちは皆等しく気温が下がると活性が下がり、場合によってはそのまま死んでしまうこともありますから注意が必要です。

わが家で大量繁殖させているコオロギも、ここ最近は活性が落ちてきているのか、餌を食べる量が減ってきたり鳴き声が小さくなってきたりしています。鳴き声が小さいのは正直やかましくなくて有難いのですが……そのまま大量死なんてことになってしまったら流石に問題です。

ただ、今一番心配なのはコオロギなんかじゃなくてヤモリちゃん達なんですよね。

こちら、今年の夏から飼育しているニホンヤモリちゃんなのですが、まだ子供だというのにここ最近じっとしていてばかりで、シェルターからなかなか出てこなくなってしまいました。

シェルターをどかして口元までコオロギを持っていけば流石に食べてはくれるのですが、食欲は夏場と比べて3分の1以下にまで下がってしまっているように思います。

もともと日本の厳しい気候下で生きているヤモリは、冬場の寒さでもそれのみで死んでしまうということはあまりありません。ですが、気温が下がればそれだけ代謝も下がり、十分な体力がない個体はそのまま死亡してしまう可能性も高まります。そのため、できるだけ高い気温下で飼育してあげるのが望ましいとされています。

と言う訳で今回は、以前チャレンジしてみて失敗に終わってしまった「100均の商品でヤモリ保温ケージを作成する」計画を今再び実行したいと思います。

前回の反省を生かし、また再びケージ内を元気に駆け回るヤモリちゃんの姿を取り戻すことができるのか!?

やっていきましょう。

①保温ケースの材料紹介

保温ケースの材料は、基本的には前回記事で使用したものをそのまま流用していきます。

外側ケースには、アルミシートを切って繋げ、窓部分としてカードケースをはめ込んだものを使用。

保温器具には、スイッチ付き電源タップ、白熱電球、ソケットアダプタを使用していくのですが……

この100W電球があまりに強力すぎて、前回はあらゆるポリプロピレン樹脂製ケースを溶かしてしまうという結果になってしまいました。

溶けて若干へこんでいるのが分かる。

なので今回はその反省を生かし、「白熱電球は40Wの物」「囲いはガラス製の物」にそれぞれ変更することにしました。

ちなみにガラス瓶だけはセリア製、他は全てダイソーの商品を使用しています。

前回囲いにガラス製の物を使用しなかったのは、電球に温められることによる急な温度変化で割れてしまうのではないかというのが不安だったからなのですが、よく考えたら電球自体がガラス製だということ当たり前の事実に気付いたため考えを改めました。

今回はこれらのセットでヤモリの保温ケージを改めて作成していきます。

②保温器具の作成

白熱電球と電球ソケット、電源タップ、ガラス瓶を使って写真のような保温器具を作成します。

ガラス瓶はテープと園芸用針金で固定し、余った蓋はコードの下に張り付けて台座代わりとしています。

ポイントとしては万が一にも水滴が垂れてショートを起こしてしまわないよう、使わないコンセント穴をラップで包んでいる点です。

スイッチを入れるとこんな感じです。

100Wの時と比べて、明らかに放射される禍々しさが減っています。100W電球はまるで燃えているんじゃないかって言うぐらい明るくてアツアツでしたからね。

このまま30分ほど放置しましたが、とくに不具合は生じませんでした。100Wの時は囲いのケースが少しも触れていられないぐらいアツアツになっていたのですが、40Wだとそこまでは熱くありません。側面なんかはホカホカで丁度いいあったかさ(多分50度前後くらい)ですし、最も熱くなりやすい天井部も少しぐらいなら触っていられるぐらいの熱さ(70~80度ぐらい)に収まっていました。

③実験

もちろんいきなりヤモリに使うという訳にはいきません。温度の上昇量がちょうどいい感じに収まっているかどうか、まずは実験をして確かめます。

保温ケースの中に、保温器具・プラケースの中に入れた温度計を投入し、10分ごとの温度変化を見ていきます。

この日の室温は約17度。ここから10分ごとに温度の上昇を観察していき、30度を超えた時点で終了とします。

100w電球の時は開始10分と経たず30度を超えるというとんでもない結果になってしまいましたが、40Wではどうでしょうか。

開始10分で早くも21度を超えました。なかなかの温度上昇率です。

20分経過、気温は27度。凄まじい保温効果ですが、ちょっと上がりすぎかもしれません。

開始30分、温度は30度に到達しました。

ここで実験ストップです。これ以上温度が上がってしまうと、ヤモリにとっても厳しい環境になってしまいます。理想を言うと25度前後で温度が安定してくれるといいんですが、際限なく温度が上がっていってしまうとなると安心して使用することができません。

という訳で、今度は温度が上昇しすぎないよう条件を変えて再度実験することにしました。

今度はフタを半開きにして、保温器具の上部を開けて実験することにしました。

これなら保温器具から上がった暖かい空気がある程度外に逃げていくため、温度上昇がどこかで止まるのではないかと踏んだのですが……

温度上昇はかなり緩やかになった者の、丁度1時間で30度に到達してしまいました。

しかし方向性は間違っていないはずなので、再びまた条件を変えて実験することに。

3度目の正直ということで、今度は蓋を完全に取っ払って実験することにしました。

その結果、温度上昇は28度辺りでストップし、実験は成功!

この実験で分かったことは、天井部分の開き方を工夫することで内部の気温をある程度いじることができるということです。より温めたい時は天井を閉じ、より涼しくしたい時には天井を開けば温度の調節が可能となります。

④実践

実験で温度が際限なく上がることは無いことが証明できたので、早速ヤモリのケージに使用することにしました。

先ほどの実験のデータを受けて、天井はフルオープンで保温を開始。

電球が明るすぎるとヤモリにとってしんどい可能性があるので、後ろ側を工作用紙で目張りして少しでも光量を減らしておきます。

さて、結果がどうなったかと言うと……

温度上昇が20度行かないぐらいで止まってしまいました。

やはり小さなプラケースで、かつ電球との距離が近かった先ほどの実験と比べると、なかなか温度が上がりづらくなってしまうようです。

ということで、今度は蓋を完全に閉めて放置してみました。すると……

24度近くまで温度が上昇しました!

このぐらいだったら、ヤモリが活動するのにもちょうどいい気温だと言えます。電球から最も離れた位置でこの温度ですから、電球に近い位置ではもっと温まっていることでしょう。

これで後は、ヤモリが実際に動き回っている様子が観察できれば完全に安心できるのですが……

キェェェェェェアァァァァァァデテキタァァァァァァァ!! 

取り乱しました、申し訳ありません。

どうやらシェルターから出てきて動き回れる程度には、保温ケースによって代謝が戻って来たようです。この後餌も与えてみたのですが、何の問題も無く食べられましたし、自分で狩りをすることもできていました。

とりあえずはこれで一安心ですね。

⑤まとめ

今回は、100均で購入できる商品のみでヤモリの保温ケージを作成する様子をお伝えしました。

結果として、40Wの白熱電球を用いることで、ケージ内の気温を10度前後くらいは上昇させておくことが可能なことが分かりました。

まだこの時期だと室温の低下が低くても15度ぐらいまでなので、この位の保温器具でも何とかなりそうですが、今後もっと気温が低くなって室温5度とかにまでなってしまうと、この保温器具でどうにかなるのかは疑わしいところです。

その場合、一応まだ60Wや100Wの白熱球を使うという手段もあるにはあるのですが、あまりに高温の電球を使用してしまうことによる何かしらの問題も懸念されるので、使用には慎重になりたいところです。

やはり普通に販売されている保温球をケージ内に直接投入できるならそれが一番いいような気もしますが、やっぱり値段が高いですし、ヤモリケージのような小規模の飼育ケースだと設置場所が難しいのもまた事実です。

何とか今回作成した保温ケースでヤモリが冬場を持ちこたえてくれるよう祈りつつ、今後も様子を見守っていこうと思います。

今回の記事は以上になります。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。