どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第69回になります。

今回は前回記事に引き続き、空き家の裏庭から出てきた大量のゴミを処分していく作業の2日目をお送りしていきます。

裏庭に埋められていた大量のゴミ
1日目終了時点での様子

2日目の作業では、6つも出てきたブラウン管を中心に解体が必要な厄介なゴミを処分していきます。

それではやっていきましょう。

①ブラウン管の解体・処分

裏庭の地面からは、ブラウン管のみの物が4つと未解体の物が2つの、計6つのブラウン管が出てきました。

そのうち、まずはブラウン管のみになっている物を処分していきます。

ちなみにですが、ブラウン管テレビは「家電リサイクル法」によりゴミの産出者には「リサイクル券を購入して処分費を負担し、しかるべき処理業者に引き渡す」という義務が規定されています。

なので本来的には今回の記事でご紹介するような自分での解体はよろしくはありません。余裕があるのであればリサイクル券を購入して業者に引き渡して処分してもらうべきです。

ですが、テレビの処分費はかなり高く、それが6台ともなるととんでもない値段になってしまいます。全て自分で運搬したとしても1万8000円近くものリサイクル料金を負担しなくてはなりません。

これらブラウン管のゴミが全部自分で捨てた物ならいざ知らず、他人が地面に埋めた物をそれだけの費用を払って処分するのは流石に馬鹿馬鹿しすぎます。

なので今回僕は自分で解体して処分することにしますが、もしもご参考にされて同じようにご自分で解体して処分する際には以上の事情を理解したうえで自己責任でよろしくお願いいたします。

1.真空管の処理

ブラウン管を処分する際に一番注意したいことは、ブラウン管についている真空管が割れた際に「爆縮」が発生してガラスが飛び散ることです。

「爆縮」とは、「爆発」とは逆に真空管に亀裂が入ることで一気に周囲の空気が圧縮される現象のことで、それによりガラスが飛び散ってしまう危険性があるそうです。

今回は爆縮対策として、頑丈な箱の中でかつビニールでブラウン管全体を覆いながら解体作業を進めていくことにしました。

加えて、真空管のガラスが飛び散らないように、真空管全体をテープで覆っておくことで更に危険性を抑えつつ作業をしていきます。

2.解体開始

バールを使ってブラウン管のガラスをできるだけ細かく割っていきます。

特に爆縮が起きている様子も無く、恐らくは長い間埋まっていたことで劣化が進み、真空管内に空気が既に侵入してしまっていた物と思われます。

かなり分厚いガラスでしたが、何とか粉々に砕くことができました。

そのまま覆っていたビニールごと燃えないゴミ袋に入れて処分します。

ブラウン管のガラスは本当に分厚くて重たく、45Lゴミ袋を使ってなお、大きめのブラウン管だとそれ一つで限界ギリギリと言った感じでした。

なお、ブラウン管の内部からは鉄のフレームのようなものが出てきて、真空管につながっていた銅線の部品と合わせると1台からでも結構な量の鉄くずが取れました。

意外とブラウン管の解体は鉄くず的には美味しいかもしれません。

3.未解体の物の処分

続いて未解体のブラウン管テレビ2台を処分していくのですが、これが結構大変でした。なぜかというと……

土中に埋められていたため、ほとんどのネジ止めが錆びてしまって回らず、分解するのには力技でカバーを剥がしていくしか方法が無かったためです。

また、思いっ切りぶっ叩いて破壊したくても中にブラウン管が入っているためそうもいかず、地道に少しづつ破壊していくしか無いため、解体するのには非常に時間がかかりました。

ブラウン管自身が固定されているネジも完全に錆びてしまっているため……

最終的にはビニール袋の中で画面を破壊することで何とか解体しきることができました。

③VHSデッキの解体

裏庭の地面からは一つだけVHSデッキも出てきました。

こちらはそれなりに重たく、ちゃんと解体ができればそれなりの鉄くずが手に入るかと思ったのですが……

中は土まるけで劣化が激しく、ほとんどまともに解体することはできませんでした。

このパーツとかかなり重たくて、ちゃんと解体できればそれなりの鉄くずが手に入るはずだったんですけどね……残念です。

とはいえ、外側カバーが鉄板で出来ていたため、それなりの量の鉄くずを確保することはできました。

③次回「タイヤホイールの解体」に続く

2日目はあとタイヤのホイールの解体もしていったのですが、やはり劣化が進んでいるためかめちゃくちゃ取り外すのが難しく、結局3日目までかかってしまうことになってしまったので、次回まとめてご紹介していきます。

今回のブラウン管などの機器解体ではそれなりの量の鉄くずを確保することができました。

これは最終的な鉄くず買取額にも期待ですね。少なくともタイヤの処分代を賄えるぐらいまでにはなるといいのですが。

次回「2、3日目・タイヤホイールの取り外し」へと続きます。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。