どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第80回になります。
現在、空き家の寝室を「コオロギ飼育部屋」としての使用に耐えうるまで補修していく企画を進めています。
前回の補修では、寝室の中の押し入れの床を張り替え、廃材で巾木・廻り縁を付けて押し入れの補修を完了しました。
今回の記事では、いよいよタンス補修の仕上げとして、「壁・天井」の補修を行っていきます。
長きにわたって続いた寝室の補修の集大成ですが、これまでの補修と同じように最低限、お金をかけ過ぎない範囲で「コオロギ飼育部屋」として問題なく使用できるレベルまで仕上げていきます。
それではやっていきましょう。
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①天井の補修
寝室の天井は、他の部屋と比べた時にはそこまでダメージが無く、天井板が落ちたり穴が空いたりといったことはありませんが……
一部分だけ天井のベニヤが剥がれて垂れ下がってきてしまっている箇所があります。
この部分は普通に過ごしている分には特に問題はないタメ放置してしまってもいいのですが、やはりこのような状態なのは見た目的にみすぼらしいですし気になります。それにポロポロと木くずがこぼれていってしまうこともあり得るため、補修することにしました。
最初は天井板を丸々交換しようとも思ったのですが、やはり頭上での作業ということで一人だと絶対大変ですし、丸ごと交換しようとすると費用も嵩むことが予想されます。
そのため、今回の補修ではおざなりではありますが、上からベニヤ板を重ねて貼ることで垂れ下がっている部分を塞いでしまうことにしました。
ベニヤ板だけでも結構値段が高く、900mm×900mmの大きさで800円ぐらいします。なので必要最低限のサイズにカットして無駄のないように補修箇所に釘で打ち付けました。
もしもこれでも剥がれて落ちてきてしまうようなことがあればいよいよ天井板ごと交換しなくてはならないと思いますが……できればこれでもってほしいところです。
②壁の穴部分の補修
続いて、寝室の壁にちょくちょく開いている隙間の部分を、余ったベニヤ板や合板の端材などで埋めていきました。
↓
この隙間を埋めることで断熱性が上がるだとか、虫が入って来なくなるだとか、そんな効果は恐らく全く見込めないとは思いますが、部屋の中に穴が開いているというのはやはりどうしても気になってしまうのでとりあえず埋めておきました。
元々この空き家は断熱だとか防虫だとか何て言うことには全くの無力なのは明らかなので、そこのところをどうにかしようとしたらもはや建て替えてしまった方が早いでしょうね。
③壁ベニヤの浮き補修
壁の一部は、上記画像のようにベニヤが浮いてきてしまっている箇所もありました。
側面から見ると、内側のベニヤが波打ってしまっていることが分かります。恐らく湿気からくるベニヤの劣化から、釘で打たれていない部分が伸びてしまいこのような状態になっている物と思われます。
湿気で波打ってしまっている部位を取り外し、新しいベニヤ板と取り換えようかと思ったのですが、上記でも述べたようにベニヤ板って意外と高いんですよね。
このサイズだと900mm×900mmでも足りないため、床板にも使った合板と同じサイズの1820mm×910mmのサイズを用意する必要があるのですが、それは普通に1000円を超えてしまいます。
そのため、一度取り外したベニヤ板の波打っている部分を伸ばしつつ、再度壁に打ち直すことにしました。
しわを伸ばすように、曲がっている部分をつぶしていくように、くぎを打ち込んでいった結果……
見た目はともかく、ベニヤの浮きを抑えることができました。
床板を付けた後はこんな感じです。
明らかにほかの場所と比べて違和感はありますが、まあ邪魔にはならないのでこれで良しとします。
以上で寝室の全ての補修が完了しました!
④まとめ
今回の記事では、寝室補修の締めとして天井・壁の補修をする様子をお伝えしてきました。
寝室をDIYで補修してみて学んだこととしては、意外とベニヤ板のような薄い木材でも結構いい値段がするため、廃材や端材を利用することが安く済ませるためには重要だということです。
僕が木材に注目をし始めたのは2023年からなので、それ以前の木材の価格相場というのは良く知らないのですが、どうやらここ3~4年で木材の価格相場は相当上がってしまっているようですね。
いわゆる「ウッドショック」と呼ばれるやつで、4年前と比べて木材の価格が平均で1.5~2倍近くまで上がっているのだとか。
薄いベニヤ板なんて、家具の解体をしている時にいやになるぐらい目にしてきて、その度バキバキに折って処分していたため、そんな高価なものなのだという認識はほとんど全く無かったのですが……使えそうなベニヤ板は回収しておけば良かったですね。
今後、空き家の木材を解体する際には、使えそうな木材があったらそれも確保しておいた方が良さそうです。流石に小屋を作る際には全て新しい木材を使用するつもりではありますが、空き家の補修ぐらいだったら耐久性を求められない部位には廃材を利用することがこれから増えてくることと思います。
皆さんも、今後DIY何かで大量に木材を購入する予定がある方は覚悟しておいてください。本当、「こんな薄い板でこんなにするの!?」ってビックリしてしまうぐらいですから。
今後の空き家の補修としては、やはり一番ボロボロであるキッチンが対象になるでしょうか。
寝室の床補修のノウハウを生かし、今度はもう少しレベルアップした補修をやっていきたいと思います。お楽しみに!
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。