どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第99回になります。
前回の記事では、キッチンと寝室の壁を磨き、更には床の掃除機掛けをして「もはや住める」といったレベルにまで環境を整えていきました。
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更にキッチンに関しては天井に空いていた穴についても、流し台を解体した際に出た端材で塞いでおきました。
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これで、もはやキッチンの補修に関してはあと床材を貼り付けるだけとなりました。
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という訳で、今回の記事ではキッチンの床にクッションフロアを貼り付け、キッチンの補修が完了するまでの様子をお伝えしていきます。
DIYド素人であり、これまでの人生でクッションフロア貼り付けなんて当然一回もやってこなかった僕が、果たしてきちんと施工することができるのか!?
それではやっていきましょう。
①床材の調達
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今回床材に使用したのは、幅182cmの塩化ビニル製クッションフロアです。
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1m当たりの値段は税込み2156円。今回は6.4m購入しましたので、合計費用は1万3798円となっております。
今回このクッションフロアを採用した理由としては、単純に一番費用が安く済むためです。
他にも床材候補としては杉のフローリング材なんかが有力候補ではあったのですが……
杉フローリング(床板)節あり 羽目板11×160×1985mm 本実突付け加工無塗装・モルダー仕上げ
こちらの方が1985mm×160mmの杉板一枚950円ということで、1㎡ごとのお値段を計算すると
1.985×0.16=0.3176
950÷0.3716≒2550円
となりますが、一方クッションフロアの方はというと
1.82×1=1.82
2156÷1.82≒1200円
ということで、2倍以上安いんですよね。
他にも様々な床材を見比べてみましたが、クッションフロア以上に安く済ませることができる床材は他に見つかりませんでした。だから安い賃貸の床材なんかはみんなクッションフロアなんですね。(今僕が住んでいるアパートもそうです)
クッションフロアには幅が910㎝規格の物と1820cm規格のものがありましたが、キッチンの床寸法がおおむね幅164㎝の長さ6mほどということで、途切れなく1枚のクッションフロアの方がきれいに収まるのではないかと思い182㎝規格の物を選びました。
ただ、クッションフロアを6.4mも購入するというのはあまり店側も想定していないのか、切り売りコーナーのクッションフロアの巻きが足りないことが多くてちょっと買うのが大変でした。よっぽど巻きが残っていないと長さが足りなくなってしまうので、クッションフロアを長尺で購入する際にはお店の残量をチェックしておく必要がありますね。
また、クッションフロアの貼り付け方法は大体「ボンド」か「両面テープ」かの2択になるのですが、今回僕は「両面テープ」を選択しました。
理由としては、両面テープの方が施工難易度が低そうだと感じたのと、あとはこれまた費用が安いからですね。
第一印象としてはボンドの方が安く施工できるのかなと感じたのですが、どうやらそうではないようでした。両面テープを貼る感覚にもよるのかとは思いますが。
両面テープのパッケージに「8畳で20m使用」と書いてあったので5m巻きの物を最初4個購入したのですが、普通に足りなくて後から1個買い足す羽目になりました。やっぱり余裕をもって買っておかないとだめですね。
②仮置き
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早速クッションフロアをキッチンの床に広げ、まずは仮置きをしてみたのですが、この時点で既に結構大変でした。
何が大変かって、まずクッションフロア自体がとても広げづらいです。クッションフロアってもっとぐにゃぐにゃな柔らかいシートかと思っていたのですが、全然そんなことはなくかなり固め。
固さのイメージとしては、工作用紙とかよりはギリ柔らかいといった程度でしょうか。
これがつまりどういうことかというと……
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ちょっとでも油断するとこのような折り目がついてしまうんですよね。
この折り目が一度ついてしまうと、変な癖がついてしまってシート自体を曲げづらくなるし、跡が残ってしまって施工後も新品なのに既に床が傷ついているみたいな残念な状態になってしまいます。
今回は、幅164㎝の場所に182cmのシートを広げるというのが本当にきつくて、この折り目が至るカ所についてしまいました。悔しい。
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とはいえ、何とか仮置きの方が完了しました。尺が足りないということも無く、とりあえずは一安心です。
③幅・長さを合わせる
仮置きが済んだら、今度は余っている端の方をカットしていって、フロアマットの幅・長さをキッチンの床面積に合わせていきます
1.角の処理
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まずは角の処理から行います。
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クッションフロアの端っこを、実際の床面積から10㎝ほどの折りしろを残しつつまずはカットします。これはなぜかというと、端っこが余り過ぎていると固すぎてクッションフロアを角や隅に押し付けて寸法を合わせづらいためです。
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クッションフロアの角がどの部分に当たるのかを確かめるために、上記画像のような「ガイド」を作成し、角の部分に当てはまるように設置をします。
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その状態でクッションフロアを思いっきり角に押し付けると……
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ガイドがクッションフロアにくっついてきて、角の位置がどのあたりになるのかの目印になります。
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角に当たる部分から外側に向かってカットして当てはめてみると……
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きれいに角を収めることができました!
同じように他の角の部分もカットしていくのですが……
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こういう複雑な形状の所は流石に訳が分からなくてワチャワチャしてしまいましたね。
2.隅の処理
角の処理があらかた完了したら、続いて隅の方全般のカットに入ります。
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隅の処理をする際には、まずはキッチンの床面形状に合わせてクッションフロアを思いっきり押し付けることで折り目を付けていきました。
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そうしたら次はその折目にあわせて定規を添わせつつ、カッターでどんどんカットしていきました。
カットする際のコツとしては、いきなり丁度で切り出そうとするのではなく、余りを残しつつちょっとずつ実寸にすり合わせて行くといった意識を持つことですかね。
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いきなり実寸に合わせてしまおうとすると、このように切り過ぎてしまって下地が見えてしまうということが起こり得ます。
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そのため、ちょっとずつちょっとずつ合わせて行って、最終的にはちょっとキツめに押し込んで当てはめるぐらいの方がきれいに収まるなと感じました。
ちなみに、今回寸法を合わせる際にわざわざ4辺にクッションマットを余らせて、その部分をカットして合わせて行くという方法を取っていますがそれには理由がありまして……
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この角のガイドの辺とクッションフロアの辺の歪み具合から分かるように、このキッチンの床は全然長方形ではなくかなり歪んでしまっているんですよね。
そのため、クッションフロアの角の床の角を合わせようと思ってもどうしても斜めになってしまって、きれいに収めることが不可能だったため、仕方なく4辺を無理やり床形状に合わせてカットしたという経緯があります。
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それでも床面の歪みに対応できず、ここまで隙間ができてしまった部分もありますからね。
そういう意味でも、斜めにカットして床の形状に柔軟に合わせることができるクッションフロアを今回採用したのは正解だったと言えると思います。
④貼り付け
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寸法を合わせた所で、両面テープを下地に貼ってクッションフロアの貼り付けをしていきました。
テープはまず床の隅をぐるりと貼り、その間にも大体1mおきぐらいで張り付けていきました。果たしてこれで十分強度が保てるかは微妙なのですが、そもそも両面テープを貼る前から既にクッションフロアはズレることなくしっくり来ていたので、まあこれでも大丈夫だろうというように判断しました。
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クッションフロアを半分ずつめくって、少しづつ両面テープを剥がしてクッションフロアを戻しつつ張り付けていきます。
クッションフロア用の両面テープは紙製ではなく、ポリエチレン製のようで、粘着麺が青くて手でちぎりづらい材質をしていました。粘着力のほどは……手で触った限りはかなり弱い感じがしてちょっと不安でした。
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張り付けた後は、しっかりと接着させてかつ空気を追い出す意味もかねて、2×4の端材にタオルを巻いたものを使ってクッションフロアを押し付けていきました。
⑤巾木の取り付け
最後の仕上げとして、壁とクッションフロアの境目となる部分に巾木を取り付けていきます。
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この巾木には、クッションフロアの端のおさまりを隠すという意味合いに加えて、壁のベニヤが浮いてきてしまうのを防ぐという効果もあり、結構見栄えを良くするのに重要なパーツとなります。
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基本的にはもともとキッチンの床に使われていた物を再利用した形になりますが、一部足りていなかったものは合板の端材をカットして付け足しました。
以上でクッションフロアの施工が完了しました!
⑥まとめ
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今回はキッチンの床にクッションフロアを貼り、補修が完了するまでの様子をお伝えしていきました。
何だか床のきれいさと壁の汚さがめちゃくちゃアンバランスな感じもしますが……でも壁まで張り替えていたら費用がとんでもないことになってしまいますからね。使えるものは使う方針でいくしかありません。
ちなみに今回掛かった費用はこんな感じ
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お値段3万6637円! その内のほとんどが床張り替えにかかった費用ですね。
恐らくですが、ここに壁張替えの費用が追加されたら10万円は超えてしまうんじゃないかと思います。そのぐらい化粧板がマジで高いんですよね。
壁がいくら汚くても、床さえしっかりしていれば生活は可能ですから、とりあえずはこんな感じで補修は完了としたいと思います。
今回クッションフロアを施工してみて感じたのは、意外ときれいに貼るのが難しいということでした。
今回は182㎝幅の物を6.4mの長尺で張り付けたため通常の施工とはだいぶ異なる環境だったので、それで大変だった面もあれば、設置行程を省略できた面もありました。
例えばもしこれが91㎝幅の物を使用していたらもう少し取り回しは楽になったんじゃないかと思いますが、そうすると今度は継ぎ目をきれいに納めなくてはならないという問題がありますからね。そこは一長一短な気がします。
クッションフロアの快適性は、まあ値段相応といったところでしょうか。合板の下地そのままよりは格段にマシではありますが、やっぱり薄いので合板の硬さや冷たさがそのまま伝わってきてしまい、快適性はそこまで高くはありません。
快適な床面を目指すのであれば他の床材を使用するか、下地自体に断熱材を仕込むなり、間にまた別の床材を挟むなりして工夫する必要があると思いました。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。