どうも、たかしです。
僕が所有している土地は大きく3つの種類に分けることができ、空き家や小屋が建っている「宅地」、元々田んぼで現在は畑だったりため池だったりに使っている「農地」、スギ・ヒノキが大量に生えている「山林」があります。
そのうち「山林」に関してはほぼほぼ手付かずで来たのですが、どうやら聞くところによると僕の住んでいる自治体では「所有する山林の間伐をすることでもらえる補助金」なる物があるらしいんですよね。
同じ集落に住む人の中には広大な山林土地を所有していて、毎年計画的に自分で間伐をして補助金をもらっているという人もいます。
なにそれ僕もやってみたい。ということで補助金をもらえるようなちゃんとした「所有する山林の間伐」をどうやってやっていったらいいか色々調べた結果、かなり色々複雑な書類申請を行う必要があることが分かりました。
今回は調べる中で判明した、自分の所有している山林の木を伐るだけでも必要な様々な手続きについて、備忘録的にブログ記事にしていきたいと思います。
それではやっていきましょう。
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①伐採届出書について
まずもって、間伐の補助金をもらうための申請のその前に、「伐採をすること自体の届出書」という物が必要になります。
これを正式には「伐採及び伐採後の造林の届出書」と言い、申請は自治体に行いますが形式自体は全国共通の物みたいです。
なんとこちら自治体によって定められている「地域森林計画の対象⺠有林」に当たる土地の木を伐採する際には、例え伐採対象が1本だったとしてもその都度申請を行わなくてはならない物みたいなのです。
で、さらに驚いたのはその「地域森林計画の対象⺠有林」というのが何も土地区分における「山林」に限らないということ。
たとえそれが住宅の庭木とかであろうとも、その場所が「地域森林計画の対象⺠有林」に当たっていた場合には伐採するために届け出しなくてはなりません。
実際、調べてみた所僕の所有している土地はそのほとんどが「地域森林計画の対象⺠有林」に入ってしまっているみたいで、厳密に言えば例えば庭に生えているモチノキやサザンカ、アカマツなんかも伐採するためには伐採届を出さなくてはならないのだそうです。めんどくせ~。

以前こちらの庭木の剪定をしたことがあったのですが、どうやら枝打ち・剪定ぐらいだったら申請なしでも大丈夫みたいです。
「剪定しすぎて伐採みたいになっちゃいました……」みたいになったらそれは許されないのでしょうか? わからん……。
そしてこの伐採届出書というのが、枚数はそこまで多くはないのですが専門用語だとか必要添付書類だとかがとにかく煩雑で素人の僕には難しい!
伐採の面積をどうやって測ったらいいのかとか、伐採率だとか、伐採齢(伐採する木の年齢)だとか、隣接する土地所有者との境界を行った証明書類だとか……ハードル高すぎんか?
今回色々調べるにあたって、役所の他に実際に補助金をもらいつつ計画的に間伐をしているご近所さんに話を聞いて色々教えてもらったのですが……まぁ、実際にご近所さんが個人でできているんだから僕も不可能ってことは無いんでしょうけどね。
僕はてっきり山林組合とかに一部業務を委託してご近所さんはやっているのかなと思ったのですが、ご近所さんは一切山林組合に委託することなく全て個人で「測量・届け出書作成・伐採」まで行っているとのことでした。
凄い。
②補助金の申請について
補助金の申請に関しては、自治体によって形式は異なってくると思うのですが、僕の住んでいる所では特に大変そうだと思ったのは「測量図」の提出をしなくてはならないことです。
測量図は、間伐を行うエリアの地形と面積を記した物ですが、これを自分で測って作って、書類として添付する必要があるというのです。

測量図と言ったら、上記画像のような方法で各地点の距離と角度を測り、それを基に図面に起こす、みたいなやり方がイメージされるのですが……
いや、2人要るやんけ!
ミラクルスペシャルウルトラスーパーメガトンボッチである僕には、2人必要な作業というのは余りにも無理ゲーです。これはいよいよ無理か……と思ったのですが。
どうやらご近所さんはこの測量を一人で行っているらしく、それは「間伐エリアを示す各地点に杭を打ち、その間を方位磁針で角度を見ながらメジャーで測り、おおまかに図に起こし、コンパスを使って図面上の整合性をとってからヘロンの公式で面積を求める」というやり方のよう。
おお、これなら確かに一人でもできそう。
どうやら補助金申請の際に出す図面というのはめちゃくちゃ正確に出すという物ではないらしく、そもそも傾斜のある山林で正確な図面を起こすということ自体土台不可能なことなのでこれで問題ないとのこと。
う~ん、やはり経験者の話を聞くと参考になりますね。師匠と呼びたい。
③まとめ
今回は、所有する山林の伐採を自分でやろうとする際に必要な色々面倒な手続きについて書いていきました。
めちゃくちゃザックリ書いていきましたが、それでもわかるぐらいなかなかの面倒くささであり、さらにそこから間伐での補助金を申請するとなったら更なるハードルであることがよく分かりました。
ただ、それ以上に障害となるのが、これは役所の人にもご近所さんにも指摘されたことなのですが、僕自身チェンソーに関しては手を振れたことすらないほどの全くのド素人だということ。
経験者・有識者の人が口を酸っぱくして言う程度には、やはり山林でチェンソーを扱うというのはめちゃくちゃ危険なことであり、現時点で全くのド素人である僕がいきなり山林の間伐を行おうとするなんてのはやはりよっぽどの無茶なのだろうなということが、色々な人の話を聞く中でよくよく思い知らされました。
なので、山林の間伐に関してはだいぶ長い目で見て、まずは僕自身がチェンソーを最低限でも扱えるように、講習を受けるなりどこかで練習の機会を設けるなりする必要があるのだと思いました。
どうやって練習しようか……山林組合で2~3ヶ月ぐらいバイトしながら修行みたいなことできませんかね?(舐めすぎ)
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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