どうも、たかしです。

わが家では大量繁殖させているコオロギと、番で飼育しているヤモリの他に、ベランダのビオトープでタニシとメダカを飼育しています。

ビオトープを始めたきっかけは、「ジャンボタニシを食べようと思ったら間違えてタニシを捕獲してきてしまったから」という割としょうもないことだったりするのですが……。

十数匹のタニシから始まったビオトープ
ボウフラ対策にホムセンから10匹のメダカも購入して投入
12月現在のビオトープの様子

6月頭に立ち上げをしてから約半年間経ちますが、これまで定期的な餌やり・水足し以外に特にメンテナンスをすることも無く、屋外飼育であることもあってかなり放置気味で今日まで運営してきています。

そんな感じで、ズボラな扱いをしてきてしまっていることもあって、これまで「ホムセンで買ってきたメダカが大量死」したり「赤虫が発生」したりと、時々問題が発生することもあったのですが、今日まで何とかタニシもメダカも全滅することなく数を増やしてくれています。

……なのですが、最近は気温が下がってきたこともあってかメダカもタニシも全然水面に顔を出さなくて、水草が繁茂しまくっているのもあってビオトープ内がどんな様子なのか全然把握できていないんですよね。

それに加えて水面に「油膜」のような薄い濁りが出てきてしまっていて……ビオトープの中で何かが起きてしまっているような気がします。

なので今回は、半年間経ったビオトープ内の様子を確認しつつ、何か問題が起きていないのかのチェックをして、今後の運営方針を考えていきます。

ビオトープ内でメダカやタニシはどのぐらい増えてくれているのか……はたまた減ってしまっているのか。

やっていきましょう。

①生き物の様子

こちら、水草をすべて取り除いたビオトープ内の様子です。

パッと見はメダカとタニシだけで特に問題ないように見えますが……やはり所々で問題が発生していました。

1.タニシ

5~6匹ほどが死んでしまっていたようで、空っぽになった殻だけが転がっていました。

死んでしまっているのはかなり大きいサイズのタニシだけで、恐らくは最初に捕まえてきたタニシたちが寿命で死んでしまったのだと思うのですが……。

気になるのはまだ生きているタニシたちまで、何匹かの殻が溶けるように穴が開いてしまっていたんですよね。

タニシの殻が溶けてしまう原因としては2つ考えられます。

  • 水質が酸性に傾いてしまっている
  • タニシが殻を形成するためのカルシウム源が不足してしまっている

これらの問題を解決する必要がありそうです。

2.メダカ

メダカは特に問題なく数を増やしてくれているようでした。

もともとホムセンから購入してきた10匹から始まったのですが、現在目に見える範囲では20~30匹ほどのメダカがいます。そこまで増えてはいませんが、大量繁殖させるためには卵や産まれたばかりの稚魚を隔離しつつ生育させる必要があるので、現在の飼育環境ではこれが限界なような気がします。

気温が低いせいか動きが鈍くなりまくっていて、水草を取り除く際にも引っかかって一緒に上がってきてしまうぐらいでした。最近は餌もほとんど食べないので、もうすっかり越冬モードに入ってしまっているようです。

3.サカマキガイ

招かれざる生き物その①「サカマキガイ」です。

こいつらは本当にしつこくて、もう何度も大量駆除を繰り返しているのですが一向に数が減りません。ぱっと見はすべて取り除いたように見えても、水中に残っている卵や稚貝がいずれまた成長して忘れたころに数が増えてしまっています。

別に放っておいても問題ないとは思うのですが、タニシと餌の取り合いをしてしまうので目に付く範囲で駆除しています。

④イシビル

招かれざる生き物その②「イシビル」です。

このイシビルは血を吸うヒルではなく、水性昆虫やミミズなんかを丸呑みして食べる肉食性のヒルのようです。これまでも水面を泳いでいるところをちょいちょい見かけていたのですが、やはり底砂の中で繁殖してしまっていたようですね。

イシビルに関してはタニシやメダカと餌の競合をすることも無いと思うので放置してもいいとは思うのですが、繁殖しすぎてしまったら流石に駆除しようかなってぐらいですね。ヒルだけを駆除できる薬剤があるようなのですが、他の生き物にも影響が全くないということも無いと思うので、慎重に判断したいところです。

②ビオトープの問題点

今回の調査から、現在のビオトープには

  • タニシの殻が溶けてしまっている
  • 水面に油膜が張ってきている
  • メダカの活性が落ちてきている
  • イシビルが増えてしまっている

などの問題があることが分かりました。

つまり、現在ビオトープは「餌(有機物)過多になってしまって、水質が酸性に傾いてきている」ということが言えると思います。

今現在、餌やりは2~3日に一回、一つまみ分のメダカの餌を与えるだけにしているのですが、恐らくそれでも餌が供給過多になってしまい、余った餌が水質を悪化させてしまっている状態なのかなと。

③今後の方針

今後の方針として、今後気温は下がっていく一方ですから、餌の量をギリギリまで減らして行こうと思います。

メダカもタニシも活性は下がる一方で、恐らくほとんど餌を食べることができていないでしょう。そこに余分な餌を与えてしまっては水質は悪化する一方ですし、イシビルやサカマキガイに余計な餌を与えるだけになってしまいます。

いきなり減らし過ぎるのも心配なので、とりあえず週一のペースで餌を与えて、その減り具合を見てギリギリのラインを見極めていきたいと思います。

また、死んでしまったタニシの殻ですが、どうやらタニシにとってカルシウムの摂取源にそのまま使えるみたいなのでそのまま水底に放置することにしました。ちょっと残酷な気もしますが、利用できるものは何でも利用していきます。

そんな感じで、何とかこの冬を乗り越えて欲しいところですね。

メダカはかなりの低温でも耐えられるみたいですが、タニシは結構寒さに弱いみたいなのでもしかしたら結構数が減ってしまうかもしれません。

また暖かい季節がやってきたころに、冬を越したビオトープがどんな様子なのかをお伝えしたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。