どうも、たかしです。
小屋づくりの計画をガチで立てて行くくシリーズの、今回は屋根編になります。
これまでのシリーズでは「基礎・土台」と「壁パネル」について計画を立てていきました。
今回の記事では、屋根を構成するうえで最も重要な「棟材」を支えるトラス構造をどう組んでいくかと、屋根断熱における屋根部分の2重構造をどうしていくかを考えていきます。
それではやっていきましょう。
①設計図紹介
- 2×4材……6ft(1830mm)×6本
- 2×6材……12ft(3650mm)×1本
- 45mm×45mm角材……32本
- スタイロフォームIB(30mm)(910mm×1820mm)……6枚
- 針葉樹構造用合板(12mm)……14枚
トラス組みには2×4材を、棟材には2×6材を、垂木には45mmの角材を使用して屋根を組んでいきます。
スタイロフォームは室内と重なる部分だけ使用し、屋根は通気層を確保するために2重としています。
②2重屋根の構造
今回作成する小屋のテーマの一つとして、「断熱処理をふんだんに施した小屋」というものがあります。
そのため、「床・壁・屋根」全てに断熱材を施工していくのですが。屋根の断熱材施工には屋根自体を二重構造にし、その内部に断熱材を充てん、かつ通気層も確保して棟換気を行うという方法を取りました。
上記図のような構造にすることによって、日光で温められた空気は通気層を取って棟換気によって排出されます。
間に断熱材も充てんされているため、日光による熱が屋内に影響しづらい構造になっています。
③トラス組みについて
今回2×4材を使って組むトラスは、角度を全て45度としています。
45度にすると屋根が結構な急こう配になり、屋根うえでの作業の危険性が上がるためにできればもっと緩い角度にはしたかったのですが……
ではなぜ45度にしたのかというと、そうすれば丸ノコの「角度切り」機能によって容易に45度での切断が可能になるからですね。
この図のように、トラス組みをする際には角度をつけて資材をカットしなければならない場面が出てくるのですが、例えば屋根の勾配を30度にしようとすると、ここの角度切りが60度まで出さなければいけなくなるんですよね。
少なくとも僕の持っている丸ノコではそこまでの深い角度でのカットができないため、屋根の勾配は45度としました。
④まとめ
今回は小屋づくりのガチ計画第三弾ということで、屋根の構造に関する設計図とその解説をお送りしていきました。
屋根は以前までの土台や壁と比べると、角度が付いている分遥かに複雑な構造にならざるを得ないところがあります。
特に今回は屋根を二重にして通気層を設けるなんてことをやろうとしているもんだから、なおさら複雑な作りになってしまっています
小屋づくり初心者にはハードルが高いとは思いつつも、やはり住み心地の良い小屋にするためには、天井からの熱を全て逃がす「屋根通気層」が重要だと考えています。
設計図通りに上手く作れるかは微妙なところですが、やれるだけやってみたいと思います。
次回の小屋ガチ計画では、屋根材及び壁材をどのような物を使い、どのように施工していくかを考えていきたいと思います。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。