どうも、たかしです。

生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、内装編の「内壁作成」の第二回になります。

  • 建築予定地の整地
  • 基礎の位置決め・高さ合わせ 
  • 土台建築 
  • 壁パネル作成・設置 
  • 屋根建築 
  • 外装 
  • 内装  ←またここ
  • 建具設置

前回の記事では、小屋の内壁に断熱材をギュウギュウに充填していきました。

その結果、スポットエアコンを導入したところキンキンに冷えるぐらい小屋の断熱性は高まりました。

かなり住み心地は良くなりましたが、今のままだとすぐに断熱材に傷が付いてしまったり、壁によりかかった時に断熱材が窪んでしまったりと、落ち着いて過ごすことができません。

という訳で、今回の記事では小屋の内壁をしっかりしたものにするため、代表的な壁材である石膏ボードを切り出して内壁全てに取り付けていきましたので、その様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

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①石膏ボードについて

石膏ボードとは、彫刻に使われる材料として知られる石膏(硫酸カルシウムからなる鉱物)を厚い紙で覆って強度を持たせた建材になります。

他の壁材と比べても非常に安価で、防火性・防音性に優れていることから壁材としては非常にポピュラーな存在となっています。

中に詰まっている石膏はかなり脆く、その強度を周囲を覆う厚紙が保っていることから、面に対する衝撃にはそれなりの耐久性を見せますが、点に対する衝撃や、折る方向に力が入ってしまうとあっさり損壊してしまうという、結構扱いには気を使わなくてはならない部分も多い建材となっています。

強度を厚紙に頼っているため、カッターでも切断することができます。

②取り付けの様子

取り付けに際しては、小屋のすぐ外で作業台を作り、その場でカットして小屋内に運ぶという形でやっていきました。

これまでこういう時はだいたい作業小屋で切り出してから現場に運んでいたのですが、ちょっと石膏ボードの場合はかなり重たい(1枚14kgほど)のと、カッターで切り出しができるということでこのような形式でやっていくことにしました。

片面に切り込みを入れたら、ひっくり返してそのまますぐ裏側も同様に切り込みを入れていきます。

そうして切り込み部分に力を入れると、ちょうど切り込みの辺りからバコバコと石膏ボードが切れていきます。

カッターで切り取った石膏ボードの断面は、ボコボコとしていてかなり汚いです。石膏を切っているのではなく、その周りを覆っている紙だけを切って石膏自体は折って切断しているためこのような形になります。

そこで必要になるのがこちらのボードヤスリです。

このヤスリを切断面にかけることで……

断面をきれいな平たんにすることができます。

壁への取り付けには、石膏ボードビスの32mmを使用していきました。

上述したように石膏ボードは合板などと比べると強度の心配があるため、ビスは15㎝間隔でかなり多めに打ち付けていきます。

また、ビスの打ち付け方にも注意が必要で、厚紙よりも深くまでビスを打ち付けないようにしなくてはなりません。

何度も言うように石膏ボードの強度は厚紙によって保たれているため、これ以上深くまでビスを打ち付けてしまうと内部の石膏がボロボロ崩れてビスが固定されなくなってしまうためです。

中途半端な長さになる部分に関しては、縦方向にもカットをしていって……

現物合わせで、できるだけ隙間が出ないように取り付けていきます。

石膏ボードを3枚取り付けて、長辺部分の内壁ができ上がりました。

同様に窓側、

出入り口の逆側、

そして出入り口横にも石膏ボードを貼って行って、内壁の下地が完成しました。

③まとめ

今回は小屋の内壁の下地を作るために、石膏ボードを取り付けて行った様子をお伝えしていきました。

これで小屋の内壁はより強固になり、ふとした瞬間に断熱材を破壊してしまう不安からは解放されました。

何なら、石膏ボードだけでもかなりしっかりした壁になっているので、見た目をそこまで気にしないのであればこれで完成としてしまってもいいくらい、良い感じの壁ができ上がりました。

この後、石膏ボードの上にクロス(壁紙)を貼っていくわけですが、その前に石膏ボード同士の継ぎ目にくぼみがあるため、それを均すためのパテ塗り作業があって、そこからクロス張りになります。

小屋完成まで本当にもう一息。ゆっくりとではありますが進めて行きたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。