どうも、たかしです。

生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、内装編を一旦飛ばして最後の工程である「建具編」に入って行きます。

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なぜ一旦内装を飛ばして建具設置に入って行くのかというと、床材のフローリングを施工中、大量発生したコバエが小屋の中に侵入し、フローリング一面を覆いつくすという事件が発生したためですね。

フローリングの設置は完了したが……
その表面はコバエの死骸だらけに……

このコバエが「クロバネキノコバエ」といって、梅雨のような湿度の強い時期の暑い日の朝方に大量発生してしまうため、このままドアの取り付け穴が開いたままだとそのうちまたフローリングがコバエだらけになってしまうんですよね。

とりあえず出入り口は防水シートの余りで塞いでおいた

そのため、まずはコバエが部屋の中に侵入することを防ぐために、ドアの取り付けを先に行うことになったという流れになります。

さて、ドアには市販品のドアノブを取り付ける予定なのですが、そのためにはドアの枠材にラッチ構造の取り付け穴をノミで掘っていく必要があります。

僕はもちろんノミについては全くの素人とで、いきなり本番でやってみても正直上手くいく気がしません。

ラッチ取り付け穴は枠組みの2×4材に掘っていく予定ですので、もしも変なところを割ってしまったりでもしたらそれだけで2×4材が1本駄目になってしまいます。それはあまりにも経済的ではありません。

そのため今回は、ドアの作成に着手する前にまずノミの練習としてラッチ取り付け穴を2×4材の端材を使って掘ってみましたので、その様子についてお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

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①練習に使う物

今回使用するノミは、DCMの「木工用のみ」セットになります。

大中小揃ってお手頃価格だったのと、持ち手が木製の物もあったのですがそちらは何やら使用前に「木殺し」というお尻の部分の金具を加工する工程が必要で面倒そうだったので、こちらのラバー製の持ち手の物を購入しました。

端材には丁度よさそうなサイズの2×4材を使用。

今回はラッチ取り付け穴をあけ、ドアノブを通すための穴もあけて実際にラッチ機構が動かせられるようになるところまでやっていきたいと思います。

②練習の様子

1.下穴加工

ラッチを取り付ける部分をけがいたら、木工ドリルを使って下穴をあけておきます。

この下穴を開けずに全てノミだけで掘っていく方法もありますが、今回は時短のために下穴をあける方法を採用しました。

2.掘り進んでいくが……

ノミで掘り進んでいく前に縁部分をまず軽く掘って、刃が外に飛び出さないようにします。彫刻刀で言う所の切り出し刀的な役割ですね。

ここからノミでとにかく掘り進んで行ったのですが……

見事に割れてしまいました……

どうやら薄くなった横部分は脆くなり、そこをノミで強くたたいてしまうとこのようにパッカリ問われてしまうようです。

3.練習2回目

側面が割れやすいという認識を持って、改めて別の端材で練習をしていきました。

今回穴の深さを88mm掘る必要があり、2×4材の深さが89mmであるためつまり穴を貫通させる必要があるのですが、大体30mmほど掘り進むとこれ以上進むのが厳しくなってきます。

そのため、反対側から同じ位置で掘り進んでいくことで、ついに穴を貫通させることに成功しました!

ここまで全体通して3時間ぐらいは作業しています。疲れた……

ラッチ部分を取り付けるとこんな感じ。結構しっかり取り付けることができます。

4.ドアノブ穴を掘る

ラッチ穴を取り付けたら、続いてドアノブ穴を掘っていきます。

ドアノブ穴が通るであろう場所にドリルでマークを付けたら……

ドリルやノミを使って、ドアノブの固定ビスなどが通る穴をあけていきます。

この部分はドアノブで隠れてしまう部分ですので、多少汚くても問題はありません。

最後に全体を仮固定したら、今回の練習は完了です。

かかった時間は4時間以上。つ、疲れた……

③まとめ

今回は、ノミを使ってドアノブの取り付け穴を掘っていく練習の様子をお伝えしていきました。

結果としてはめちゃくちゃ時間がかかって大変でしたし、正直「これをまたもう一回やるのか……」とちょっとげんなりする気持ちはありますが、やっぱり連取はしておいて良かったと思います。

実際端材を1個駄目にしてしまっていますし、もしもこれがぶっつけ本番だったら2×4材を一本丸々駄目にしてしまっていたわけですからね。恐ろしい。

バッチリ練習を済ましたところで、次回からはいよいよドアの組み立てに入って行きたいと思います。

コバエ1匹通さないドア目指して頑張っていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。