どうも、たかしです。
生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、建具編の最終回になります。
- 建築予定地の整地
- 基礎の位置決め・高さ合わせ
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- 壁パネル作成・設置
- 屋根建築
- 外装
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- 建具設置 ←先にここ
これまで6記事にも渡って作成の様子をお送りし、前回の記事ではとうとう小屋への取り付けまでが終わった小屋のドアづくりですが……
今回はいよいよ最終回ということで、ドアの内壁の取り付けを行い、ドアのすき間を埋める戸当たりを取り付けたり、外壁のリメイクシートを貼り付けたりしてドアが完成するまでの様子をお伝えしていきます。
長きにわたったドアづくり、きちんとすき間なく開け閉めできるドアが完成するのか!?
それではやっていきましょう。
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①内壁の取り付け
まずは現在断熱材むき出しの内壁に、事前に切り出しておいた下地合板を取り付けて、そこから更に壁紙を貼り付けて内壁を完成させていきます。
既にドアは小屋に固定してあるので、内壁の取り付けは宙に浮いた状態でやらなければなりません。
まずは下からクランプで合板を仮固定して……
骨組みの上からビスで固定していきます。
下地を取り付けたら、続いて壁紙を貼っていきます。
こちらも既にドアのサイズに切り出しは済んでいるため、あとはのりを塗って貼っていくだけなのですが……この「壁紙のり」を合板の上に塗っていくのがなかなか大変な作業でした。
空き家に元々あったヘラを使って塗り広げていくのですが、のりが全然伸びず、下地が木の合板なのでどんどん吸収されて行って乾いてしまいます。
せっかく全体を塗っても、時間がたつと乾いてしまう部分が出てきて、その部分を塗り直しているとまた別の場所が乾いて……といった感じで、丁度いい分量ののりを全体に乗せられるまでかなり四苦八苦しました。
壁紙をきれいに貼るのも難しく、どうしても気泡が中に入り込んで貼りムラが出てしまいました。
壁紙をホームセンターで購入する際に、のりづけまでやってくれるサービスがあるので、小規模なDIYリフォームぐらいだったらそのサービスを利用した方が簡単できれいに貼れるかもしれません。
ともあれ、これでドアの内壁が完成しました。
②戸当たりの設置
ドアの取り付けは完了しましたが、ドアとドア枠の間にはこのようにわずかなすき間が存在しています。
これでは虫や隙間風が入り放題となってしまっているため、ここにドアのすき間を埋めるための「戸当たり」を設置していきます。
戸当たりには厚さ13mmの杉の板材を使用します。
ドア枠のサイズに合わせて切り出し、ドアを閉じた時に丁度ドアと当たる事前にマークした位置に沿って設置します。
何回かドアを開け閉めして、ちゃんとドアとのすき間を埋めれているか、ドアの開閉の障害になっていないかを確認します。
問題ないことを確認したらビス止めしていきます。
これでドアのすき間が埋まりました。
……が、空き家周辺にはとても細かい虫が大量にいるため、これでも安心することはできません。
そのため、ここからさらに戸当たりのすき間塞ぎ用スポンジテープを使って、徹底的に隙間を塞いでいきました。
戸当たりとドアが当たる部分にさらにテープを貼り、ドアを閉じた時にぴっちりと隙間が埋まるようにしていきます。
ただ、一度戸当たりをぎりぎりに設置したのにそこから更にすき間埋めテープを貼ってしまうと、やはりドアが閉まらなくなってしまったため、そこから更に微調整する必要性が出てしまい完全に二度手間でした。
なので先に戸当たりの杉板材に戸当たりテープを貼ったうえで取り付けて、まとめて微調整した方が手間が無いと思いました。
これで完全にドアのすき間が埋められました!
③外装のリメイクシート張り
最後の仕上げに、外装用のリメイクシートを張っていきます。
こちらのリメイクシートは、一般的な玄関ドアの上から重ね張りする用のシートで、裏面ははく離紙の下が粘着面になっています。
一般的な壁紙や床のクッションフロアと同じく塩化ビニル製となってはいますが、何かしらの特殊な加工が施されているのか、一瞬金属せいなのかと思うぐらい固いシートになっています。
ちなみにこちらが僕が購入したシートですが、一般的な屋内用壁紙やリメイクシートに比べて、屋外用のリメイクシートはハチャメチャに高いです。
内壁用に購入した壁紙が幅1mの、切り売りで約400円/mなのに対し、こちらは幅1mの切り売り450円/10㎝ですから、大体10倍の値段です。
ホームセンターではかなりの店舗回りましたが売っていませんでしたので、ネットで注文する以外なかなか手に入らないと思います。
取り付ける前にドアノブを外し、防水シートの汚れを払い落としていきます。
今回リメイクシートは、ドアの縦の長さ分ギリギリで注文したのですが、販売店側が気を使ってくれたのか結構長めになっていたので、余分な部分は切り落としておきました。
クランプを使ってドアに仮固定したら……
下から剥離紙を、ある程度の長さまで剥がして切り取り……
まずは下側だけドアに張り付けていきます。
粘着の強さはそこそこで、しっかりと防水シートに貼りついてくれました。恐らく防水シートの上から張り付けることは想定していない商品だと思うのでそこのところは結構心配だったのですが一安心です。
下側だけしっかり貼り付けたら、今度は上側の剥離紙を全て剥がし、下から上に向かってシートを貼り付けていきます。
全体を貼り終わったら、端の余計な部分やドアノブ部分、及び窓部分のシートを切り抜いて取り付けが完了です。
見た目はこんな感じです。
使ってみた感想ですが、材質がなかなか特徴的なのできれいに貼るのは相当な熟練度が無いと難しいと感じました。
かなり固くてなかなかカッターで切れない割には、一回刃が通ると逆にスーッと切れすぎてしまうので、ドアノブ回りなんかは特に不細工になってしまいました。
クッションフロアと同じ塩化ビニルなだけあって、一回折れ目がついてしまうともう元には戻らないしで、かなり気を使う作業になります。
今回僕は最後の仕上げに、ドアの取り付け後に貼っていきましたが、できたら取り付け前に地面の上で作業ができたらもっときれいに貼れるかなと感じました。
以上でドアの取り付け作業はすべて完了となります。
④まとめ
今回はドアの内壁・戸当たり・外装リメイクシートを取り付けて、ドアが完成するまでの様子をお伝えしていきました。
長きにわたったドアづくりですが、とりあえずちゃんと開け閉めができて、隙間のないドアにすることができて一安心です。
これで小屋づくりは残すところ、内装の壁を完成させて外装の塗装を施すのみとなりました。
というか、既に床は完成していて小屋内のすき間は全て埋めてあるわけですから、既に住むことができるのでは??
ここ最近梅雨の雨続きで、水に極端に弱い石膏ボードの施工は少なくとも雨の日はできません。そのため、内壁の施工にはもう少し時間がかかりそうです。
当然雨が降っていたら塗装もできませんから、もうしばらく小屋の完成には時間がかかります。それまでの間、何もすることなく空き家でただ過ごすことなどできません。
という訳で、一度お試しで小屋で寝泊まりしてみたいと思っています。
また小屋で寝泊まりする様子をブログでお伝えするつもりですので、どうかお楽しみに。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。