どうも、たかしです。
生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、屋根の建築編の第八回になります。
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- 建材設置
前回の記事では、屋根下地合板を貼り付けたことにより判明した屋根の問題箇所の補修作業の様子をお伝えしていきました。
今回の記事では、1段目の屋根下地合板に防水シートを貼り付け、その上から断熱材を充填していくまでの様子をお伝えしていきます。
果たしてあらゆる箇所がズレまくっている現在の屋根に計画通り断熱材を充填することはできるのか?
やっていきましょう。
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①防水シート貼り付け
まずは下地合板に防水シートを貼り付けていきます。
本来であれば1段目の合板は2重屋根の中に隠れてしまうため、ちゃんと雨漏りしないのであれば防水シートを張る必要は無いのですが、例えば超豪雨で水が侵入してしまっただとかその他不測の事態で水が侵入してしまった場合の最終防衛ラインとして防水処理しておくことにしました。
壁パネルの2段目を張った時と同じく、必要分だけロールから切り出して屋根上まで持って上がり、端の方からタッカーで仮止めしつつ広げて張り付けていきます。
とうとう屋根上の作業での高さが半端じゃなくなってきて、脚立モードでは手の届かない場面が増えてきたため、梯子モードを解禁しました。
脚立モードよりも格段に不安定な状態となるため、これまで以上に注意を払って作業していく必要があります。
一番最悪なのが後ろに向かって倒れてしまうことなので、常に屋根にもたれかかるような重心の位置を心掛けつつ作業していきます。
反対側も同様に張り付けて、防水シートの貼り付け作業が完了しました。
頂点部は、より防水を重点的に行うのであればここから更にもう1枚重ねた方が良いのですが、先にも述べたように基本的にこちらは水が浸入することを想定していないエリアですし、一応重なり部分が十分確保できていたのでここまでにしました。
②断熱材充填
今回、屋根の断熱材の施工を設計図とは若干変更することにしました。
こちらが修正前の設計図ですが、これだと断熱材周りの垂木が少なくなってしまい、屋根材の重さに合板が垂れてしまって通気層が塞がれてしまう可能性があったので……
このように、垂木を間にもう1本ずつ追加していくことにしました。
こうすると断熱材の総面積が減ってしまうのですが、それよりも通気層の確保&屋根合板の強度を優先した形になります。
垂木を付けてからその間の長さに合わせて断熱材をカットしていくとなると相当手間になってしまうため、予め垂木と断熱材をカットしておき、断熱材の長さに合わせて垂木をセットしていくことで簡単に断熱材を充填できるようにしていきました。
通気垂木の間に断熱材を挟みつつ、通気垂木を固定していきます。
断熱材はずり落ちないようテープで仮固定しつつセットしていきます。
通気垂木が全てセットし終わったら、断熱材を引っかけるために2×4材の端材を断熱材の下にセットします。
断熱材は部屋空間の上部分にのみセットしてあるため長さは1380mmになっており、その下は通気を確保するために垂木も無い空間になっています。
ただ、この2×4材の下には胴縁となる木材も何もなく、ただ合板に打ってあるだけなので、反対側はこのようにビスが飛び出してしまっていて非常に不格好になってしまっています。
できればこのようにビス先が飛び出すような施工法は避けたいところだったのですが……
そもそも通気垂木自体、構造材となっている垂木とズレてしまっていてこちらを固定しているビスもまた先が飛び出してしまったので、もうビスが飛び出すことの無いきれいな小屋づくりは諦めることにしました。
反対側も同じように断熱材を充填して、この日の作業は終了しました。
③まとめ
今回は屋根下地合板に防水シートを取り付け、その上から断熱材を通気垂木の間に充填していくまでの様子をお伝えしました。
これで二重屋根の内部構造の部分は大部分が完成したので、次回は通気垂木をもう少し追加してから二重屋根の下地合板取り付けになります。
二重屋根がとりあえず形になったら、実際小屋の中がどのぐらい断熱されるのかが大体分かるようになると思うので、今から結構楽しみだったりします。
逆に日中小屋の中が灼熱だったりしたらだいぶガッカリですけどね……涼しいとまではいわなくても、普通に過ごしていて不快にならない程度の室温になるといいのですが。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。