どうも、たかしです。
今現在僕は小屋暮らし予定地に付随して建っている空き家の補修を進めています。
これまでの補修では、空き家の「寝室」の床や壁、天井を補修し、最低限使用できるレベルにまで整備してきました。
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続けて寝室以上にボロボロなキッチンの補修を進めていこうと考えているのですが、それにはまずキッチンの中の多くの面積を占めている「流し場」を撤去する必要性があります。
本来であれば流し場は、キッチンを整備したらまた戻して再利用と行きたいところなのですが……
この流し場、シンクはともかく下部の木製棚がかなりカビていて汚く、臭いため、あまり積極的に使用したい状態ではないんですよね。
となれば、簡易的な流し台を新しく購入して設置するという手段も考えられますが……
既製品の簡易流し台は、安い物でも1万円近いうえ、かなり狭くて使い勝手は悪そうです。
ということで、今回は今ある流し場のシンク部分を再利用し、土台部分はDIYすることによって安く・広い簡易流し台を作成していきたいと思います。
果たして巨大な流し場をDIYで作成することは可能なのか?
簡易流し台を買うよりも安く仕上げることはできるのか?
やっていきましょう。
①解体の様子
早速流し場の木材部分を解体し撤去していきます。
まずは流し場を動かすため、邪魔になっている蛇口の先部分をモンキーレンチで取り外していきます。
ちなみにこの空き家、なぜかキッチンと風呂場だけ電気が途切れてしまっているため、暗い中での作業になります。
その内電気屋さんに見に来てもらう予定です。
解体してしまう前に、縦幅・横幅・高さをそれぞれ測っておきます。
配管を抜いておくことも忘れてはいけません。
余談ですがこの空き家、下水が無いのになぜか排水がどこかにつながっていて、浄化槽があるのか側溝にそのまま流しているのか、地中に染み込ませているのか、全くの謎なんですよね。
いつか解明したいとは考えていますが、それは恐らく相当先のこととなると思います。ただ、念のためキッチンに流すものは土壌を汚染しないようなものにしておかないといけませんね。
流し場をずらしてみると、なぜかその下から大量の落ち葉が出てきました。
以前流し台の棚の中を掃除した時にも落ち葉が溜まっていましたし、背面のベニヤが一部めくれていましたので、やはり恐らく棚の中で何かしらの獣が一時期過ごしていたものと思われます。
ああ、気持ち悪い。さっさとこんな棚は破壊してしまうことにしましょう。
背面のベニヤをめくった様子です。
どうやらこの流し台は側面の板材が土台のメイン部分となっていて、両端を細い角材で繋げて強度を保っている仕組みになっているようです。
両端の木材は細いビスでシンクに固定されているようでした。
解体の際、蝶番のビスを大量に外す必要があったのですが、インパクトドライバーを使用したらめちゃくちゃ楽に外すことができました。
ちょっと油断すると一瞬でネジ穴がナメてしまうため、あくまで解体してもう組み立てる予定の無い物限定にはなりますが、かなりの時短になるので今後も積極的に活用していきたいですね。
特に苦労することも無く、30分ほどでシンクを取り出すことができました。
やはりこれだけの大きさのシンクなだけあってなかなかの重たさです。体感5~7kgと言ったところでしょうか。
果たしてDIYでこれだけの重量のシンクを支えられるものを作成することができるのか、若干不安です。
解体した木材は、DIY時に木材を切り出す際の目安になるのでとりあえず取っておくことにしました。
蝶番やネジ、ワイヤー製の棚など金属部品は取っておいて鉄くずに回します。
わずかな量ではありますが、貴重な資源なので有効活用します。
以上で解体が終了しました。
②DIYの計画
1.素材
今回、簡易流し台をDIYするに際してその素材をどうするか結構悩んだのですが、無難に木材で作成していこうと思います。
というのも、ホームセンターで色々な資材を眺めていると、軽くて頑丈なDIY向け組み立てアルミ支柱的な製品があってかなり心惹かれるものがあったのですが……
やはりお値段が少しかかってくるのと、シンクのサイズに合わせての加工が難しそうという点から、今回は採用を見送ることにしました。
2.設計図
簡易的ですが、今回DIYする簡易洗面台の設計図になります。
基本的に全て厚さ15mmの薄い板材を使い、接合は金具に頼る感じになりそうです。
心配なのはやはり強度ですね。基本的に木材で構造体を作る際には、筋交いをつけるなり板材を張り付けるなりして斜め方向への強度を付けなくてはならないのですが、費用節約のためにそれを今回設計図に組み込んでいません。
もしもこの図の通りに組んでみて、ぐらぐらと不安定な感じになったのであればその時にまた改めて補強材を取り入れる予定です。
③次回「組み立て編」に続く
次回は実際に木材をはじめとした資材を揃え、設計図通りに切り出して組み立てる様子をお伝えしていきます。
果たしてDIYでこれだけ巨大な流し台を問題なく作成することはできるのか……ご期待ください。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。