※今回の記事は様々な生き物の死骸・瀕死状態画像めちゃくちゃ多めとなっています。閲覧にはご注意のほどよろしくお願いいたします。
どうも、たかしです。
僕が現在生活の拠点としている山奥の空き家は、「長年人が住んでいなかった」「すぐ裏手が山」「家じゅうすき間だらけ」という、獣が住み着くための条件がALL揃っているというとんでもない物件です。
もともと小屋が完成するまでのあくまで借り住まいとして想定していた空き家での生活ですが、そろそろ一ヶ月になろうかという所ですが未だに全く落ち着かない日々を過ごしております。
なぜかというと、ここ最近明らかに天井裏をネズミが走り回っている音が、深夜~朝方に向けてトテトテトテトテ聞こえてきまして、心安らかに眠ることが全くできていないためですね。
家の床下に獣が侵入しないよう、床下のすき間はご覧のように「アニマルフェンス」で塞いではあるのですが、アナグマやタヌキならいざ知らず相手がネズミでは流石にどうしようもありません。
という訳で、今回の記事では空き家に侵入してくるネズミを「粘着シート」&「毒餌」を用いて駆除することにしましたので、その一部始終をお伝えしていきます。
果たしてネズミを駆除することはできたのか?
最後に起きた衝撃の出来事とは??
それではやっていきましょう。
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①粘着シートの設置1回目&毒餌の設置
まずはネズミの侵入口がどこかを考え、その場所に粘着シートを設置しました。
まず怪しかったのが、こちらの床基礎に使え割れている岩と壁のすき間です。
粘着トラップを仕掛ける際には、ネズミの通り道を見極めるために「ラットサイン」というものを見つける必要があるのですが、ここの岩の上にネズミの物らしき糞がいくつかついていたんですよね。
時々この辺りから夜間に物音がすることもあったので、ネズミは主にここから侵入して屋根裏に上っているのではないかと思い、まずは1枚こちらに粘着シートを設置することにしました。
また、同時進行で屋根裏の方には投げ込み式の毒餌を配置することにしました。
こちらは屋根裏に投げ入れやすい包装紙に毒餌が入っているタイプのもので、遅行式の毒でネズミの警戒心を煽ることなく同時に複数のネズミを駆除することができる優れものとなっています。
6袋中3袋を屋根裏の各所に投げ込んでおきました。
さて、それから1週間ほどたってどうなったかというと……
まず粘着シートの方ですが、こちらはめちゃくちゃとんでもないことになってしまっていまして……
どうやらこの場所はネズミではなくニホントカゲの通り道だったらしく、成体幼体合わせてめちゃくちゃトカゲが張り付いて死んでしまっていたんですよね……。
そしてそれにつられるように大量のハエとクモとなぜか蝶の死骸も多数張り付き、さながら地獄絵図と化してしまっていました。
どうやら僕がラットサインだと勘違いしたあのフンはトカゲの物だったようですね。分かりづらい。
ていうか家の中にこんなに大量のトカゲが住み着いてたんかい! そりゃよく見かけるわけだ。
そして屋根裏の毒餌はというと完全に空ぶりでした。1週間経ってもうんともすんとも言わず……。
屋根裏には色々な昆虫も入り込んでいるでしょうから、そればっかり食べてて毒餌には見向きもしないのかもしれませんね。
②粘着シート2回目
さて、こりゃどうしたもんかと悶々としつつ日々を過ごしていたのですが、ある夜屋根裏から物音がしたタイミングで屋根裏を覗くと、一匹のネズミとバッチリ目が合ったのです。
ネズミはそそくさと奥の方へと行ってしまったのですが、そのネズミのいた場所見るとそれはそれは大量の黒いつぶつぶが。
間違いなくネズミの糞です。そしてそれだけ大量の糞があるということはそこは完全にネズミの通り道になっているということ。
という訳で余っていた粘着シート1枚を、その大量の糞のすぐ横に設置してみました。
とはいえ、粘着シートは確実に通路となっている場所に、隙間なく敷き詰めなければ捕まえられる可能性はぐっと下がってしまいます。
たった1枚では早々捕まえられないだろうと、また翌日ホームセンターで粘着トラップをもっと買ってこないとな、なんて思いながらベッドに入ってすぐのことでした。
屋根裏からガタガタとした音と共に、「キキィ! キュイィ!!」って感じの鳴き声が!!
まさか!? と思い屋根裏を覗くとそこには……
うおぉ……めちゃくちゃ捕まってるし。
ていうか、やっぱりネズミって思ったより気持ち悪いですね。何か動きが哺乳類っぽくないというか……。
衛生面からネズミだけは役所への申請なしでの駆除が認められているのも、この様子を見てたら納得ですね。1年で20、30匹と増えてしまうらしいですし、何か汚いし……。
ネズミがめちゃくちゃ嫌いなドラ〇もんは異常者扱いされてますけど、これ見たら「そりゃ気持ち悪がるわな」って思いますよ。
さて、これにて一件落着かと思いきやじつは全然そうではなくてですね。
まず、捕獲されたネズミがうるさい! ネズミが死ぬまで回収するのが怖いからそのまま粘着トラップごと置いておくことにしたんですが、夜の間ずっとピギピギうるさくて結局耳栓する羽目になりましたからね。
そしてさらにガッカリだったのが、1匹捕まったのにまだ屋根裏からの足音が鳴りやまなかったんですよね。
やはりというか、どうやらまだ屋根裏に侵入しているネズミは存在しているみたいで、何とか粘着トラップに引っかかってくれないかずっと祈っていたんですが、結局翌朝見てみても捕まっているネズミは1匹だけだったので、やっぱり粘着トラップ1枚ではなかなか捕まってはくれないようでした。
③粘着トラップ3回目
という訳で、絶対に他のネズミを捕まえてやるという強い意志でもって、3回目は大量の粘着トラップを屋根裏に設置していきました。
まずはネズミが捕まった実績あるカ所に更に2枚追加して合計3枚。
夜寝ていて頻繁に足音が聞こえてくるちょうどベッドの真上当たりの地点に2枚。
ラットサインが多めにあった、屋根裏を覗ける天井の穴のすぐ近くに2枚。
以上、合計7枚の粘着トラップを仕掛け、残りのネズミ捕獲を目指しました。
とはいえ、早々またすぐに捕まることは無いだろうと、1週間ぐらいを見通して長基線を意識してベッドに入ったのですが……
いきなり「ドスンッ!」っとこれまで聞いたことも無いような音が屋根裏から響いたのです。
そしてかすかに聞こえてくる「ピギュピギュ」って感じの例のネズミの鳴き声。ですが、先日の物よりもその声は遥かに小さく、途絶え途絶えだったので、「捕まり損ねたのか?」と思っていました。
とにもかくにも、屋根裏の様子を見ないことには始まらないと、ベッドから出て屋根裏を恐る恐る覗いてみた所……そこにはとんでもない光景が待ち受けていたのです。
あ、アオダイショウが粘着トラップに引っかかりながらネズミを呑みこんどる……。
2匹目のネズミは引っかかってはいました。そこは僕の狙い通りに行ってヨッシャなんですけど……ちょ、ちょっとこれは予想外の展開過ぎました。
調べてみると、確かにアオダイショウは「ネズミトリ」と呼ばれるぐらいネズミを良く捕食して、また木登りが上手ということですから、この状況もあり得るのだとは思いますが……いや、もう何か凄まじすぎてなんも言えねぇ。
僕はそっと脚立から降りて、全てを忘れようとするかのようにベッドへと舞い戻ったのでした……。
④まとめ
今回は、空き家に侵入するネズミを駆除するため粘着トラップを仕掛けた結果、とんでもないことになってしまった一部始終をお伝えしていきました。
今回捕獲してしまった全ての生き物たちなのですが、申し訳ないですが皆力尽きたことを確認したら全て燃えるごみで処分するつもりです。
長時間置いといたらそれはそれで腐ってもっと気持ち悪いことになりそうなので、まあ1週間ぐらい様子見てからですかね……。
いや、ホント今回はそこそことんでもない事態に見舞われたと自分では思っているんですけど、正直そこまでショックを受けて無い自分がいるというのがまた恐ろしいですね。
流石に空き家に住むようになってから1ヶ月でここまで立て続けに様々な事態に見舞われてしまうと、段々感覚がマヒしてきたのかもしれません。
このままだと精神状態がおかしなところまで行ってしまいそうなので、やはり一刻も早く小屋を建てて心の平穏を取り戻したいところですね。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。