どうも、たかしです。
12月も既に半ばを過ぎ、気付いたら年が明けるまでもう2週間を切ってしまいました。結局このまま土地の引き渡しが済むことなく年をまたいでしまいそうで、非常に未練の残る年の暮れとなってしまいました。
割と山奥の方にある小屋暮らし予定地では雪が軽く積もるぐらい気温も下がってきました。空き家の整備は通常午前中の早めの時間から行っているため、寒さが厳しくなってくるのは基本的にあまり歓迎できることでは無いのですが、実はとある理由からこの寒波を心待ちにしていた面もあるのです。
それは何かというと……
空き家の庭近くの藪を飛び交うオオスズメバチの活動休止ですよ!
このオオスズメバチ、空き家近くの藪に完全に巣を作っていて、11月なんかはオスバチ・新女王バチの巣立ち期間ということもあってそれはもうフィーバーしていたんですよね。
12月に入っても未だオオスズメバチのフィーバーは続いていて、一体いつになったら活動が終わるんだとヤキモキしながらいつも様子を気にはしていたのですが、それがこの寒波を皮切りにピッタリと鳴りを潜めたんですよ!
まさか、突然の寒波に耐えられずに全滅したのでは……?
そんな思いが抑えられない僕は、今回なんと意を決してスズメバチの巣穴へと突撃することにしました!
さらには何を血迷ったのか、巣の内部にまで潜入するという自殺行為にまで!?
その結果まさかの負傷する事態に!?
事の顛末をどうかお見届け下さい。それではやっていきましょう。
①巣のある洞穴まで接近
安全を考え、特に冷え込みの強い日の、日も差さず気温も低い早朝を選んで突撃することにしました。
変温動物であるオオスズメバチは、生きていたとしても気温が0度近い環境下では素早く動けず、空を飛ぶこともできないはずです。
ゆっくりと音のならないよう、巣を刺激することの無いように、巣があると思われる藪の洞穴にまで接近します。
こちらが中に巣があると思われる洞穴です。
入り口は非常に小さく、イタチやネズミぐらいだったら余裕を持って入れるかといったぐらいの幅しかありません。ですが、この穴をスズメバチが自力で作ったとも考えづらいため、恐らくは小動物の巣穴だった物をそのままスズメバチが流用したのでしょう。
今のところスズメバチが姿を現す気配もありませんが、万が一この穴じゃない場所からスズメバチが飛び出して来ても大変なので、とりあえず付近を観察してみることにしました。
すると、洞穴の出入り口付近に多数のスズメバチの死体が落ちているのを発見しました。
このサイズ、禍々しさ、間違いなくオオスズメバチ……! と、思うのですが、思ったよりは小さいです。
僕の人差し指の第一関節ぐらいまでしかないので、大体2cmとちょっと、よくて3cmほどしかありません。ブンブンと飛び交っている時はもっと大きく感じたのですが、それは恐怖心からそう思ったのか、迫りくる姿から大きく感じたのか……。
オオスズメバチじゃなくて他のスズメバチ、ということも無いと思うんですけどね。土中に巣を作るハチってそうそういないはずですし。
もしかしたら、既に死んでしまっていることから考えてもこのハチは営巣初期の働きバチで、真田栄養状態が十分じゃない時期の個体だから小さいのかもしれません。
②洞穴の中に侵入撮影
いよいよ巣があると思われる洞穴の中に侵入していきます……!
とはいえ洞穴は小さく、当然僕が頭を突っ込んで中を見るわけにもいきません。あまりにも危険すぎますし、狭すぎてそもそも無理です。
そのため、Goproを手持ち三脚に装着し、撮影しながら洞穴の中に突っ込むことで巣の撮影を試みることにしました。
その第一弾動画がこちらです。
スズメバチの巣は見当たりません。
どうやらこの洞穴は、入ってすぐに右手側の方に伸びているようだということが分かりました。その先に巣がある物と思われます。
そのため、手持ち三脚に対してGoproが横方向をセットし直し、今度こそ巣を捉えられるようにして再侵入することにしました。
その映像がこちらです。
は、ハチが向かってきてるぅーーー!!?
この後すぐに猛ダッシュで巣から逃走し、ものの見事にすっ転びました。
そのすっ転びようといったら、これまでの人生で一番といっていいぐらい思いっ切り腹から倒れまして、ジャングルポケットの斉藤さんが恐竜のドッキリにハメられたぐらい盛大でした。
僕はもうこの動画で笑うことができません……人間、本当に思わぬ危機に直面した時この位の勢いで体が制御できなくなるものなんですよ。僕は身に染みてそれを思い知りました。
③まとめ
12月の半ばに入り、気温が0度付近になってもまだオオスズメバチが活動していることが分かりました。
考えても見れば、オオスズメバチが営巣しているのは土中で、それなりに温度変化の少ない環境であると言えます。そのため、外気温が低くなってもしばらくは巣に籠って生き延びることが可能だということなのだと思います。
とはいえ、動画からもよく分かる通り既に巣の大半のハチは死ぬか巣立つかしていて、残っているのは寿命が尽きるのを待つ働きバチが少数のようです。その働きバチも、あれだけ巣を突っつきまわされてようやく一匹が顔を覗かせる程度のエネルギーしか残っていないということは、全滅するのもそう遠くない日のことでしょう。
見た感じ、巣もそこまで地中深くにある訳では無さそうですし、1月に入って完全にスズメバチが全滅したら巣を取り出してみたいですね。
スズメバチの巣はメルカリで売れるみたいですし、きれいに取り出せたら販売して臨時収入にしてみてもいいかもしれません。
今回の記事はこれで終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。