どうも、たかしです。
前回の記事で、猛暑日に「自作3畳小屋+スポットエアコン」で1日を快適に過ごせるかどうかの検証を行っていきました。
しかし、結果としては外気温31.5度の中室温は29.6度まで上昇してしまうという結果に……。
原因としては直射日光による室温の上昇と、負圧による外気の流入が考えられます。
ということで今回の記事では、まずは直射日光による室温の上昇に対しての対策を打っていき、室温上昇がどの程度抑えられるのかについて実験していったので、その結果についてお伝えしていきます。
果たして3畳小屋内を快適に過ごせるまで冷やすことはできるのか?
やっていきましょう。
①対策一覧
1.天井からの熱気対策
まず最も直射日光の影響が大きいのが天井です。実際、太陽が最も高くなる午後2時前後になると、じんわりと天井の合板が温まってくるのを感じます。
しかし、天井にかかる直射日光自体を何とかするというのは流石に手間がかかり過ぎて現実的では無いため、天井と室内の間に間仕切りを設けることで天井からの熱気をある程度遮る形で対策をすることにしました。
とはいえ、一般的な部屋のように天井板を新たに設けるとなるとそれはやはり手間ですし、ロフト物置が使えなくなったり照明を付け直さなくてはならなくなったりと多くの障害が出てしまいます。
そこで使用したのがこちらのカーテンに取り付けるカーテンライナーです。
こちらを突っ張り棒を使いつつ天井と室内の間に設けることで、照明の光を遮ることなく天井からの熱気をある程度防げると考えました。
また、カーテンなのでこのように一時的に開きロフト物置にアクセスすることもできますし、照明のオンオフも可能です。
②壁面への直射日光対策
壁面への直射日光による熱気の影響も少なくありません。
特に最も大きな開口部である扉側は、南向きということもあり午後2時前後の最も強い日光を受けて天井以上に温められているのを感じました。
そこで使用したのが、原始的な直射日光対策である「よしず」です。
入り口全面を覆ってしまうような形でよしずをセットし、扉にかかる直射日光を軽減しました。
よしずの良い点は設置が簡単であることと、扉から物を出し入れしたい時にはサッとめくってどかすことができる点ですね。未だに需要があるのもうなずける手軽さです。
②対策の結果
以上の対策を施し、再び予想最高気温38度の猛暑日に、最も気温が高くなる午後2時の外気温・室温を観測しました。
結果は、外気温32.3度に対して室温は28.8度。
前回の観測より0.8ど室温下げることに成功したことに加えて、外気温との差も2.1度から3.5度へと広げることができました。
やはりごく小規模な3畳小屋にとって、直射日光による室温への影響は大きかったということが今回のことで証明されたと思います。
③まとめ
今回は「3畳小屋+スポットエアコン」で直射日光による室温上昇の対策をしたら、どの程度冷房効率が上がるのかの検証をしていきました。
結果としては、対策をしていない時よりも「室温」「外気温との差」どちらも冷房効率が良くなったことを示す数値を示し、直射日光対策が冷房効率を上げるのに有効であることがよく分かりました。
ですが正直な話、室温28.8度は快適な温度とは言えず、実際小屋の中でPC作業をしていてもなかなか集中しきれないぐらいには厳しい環境となっていました。
やはりスポットエアコン使用時に生じる負圧を何として、外気の流入を防ぐということをしないとこれ以上冷房効率を高めることは難しいような気がします。
ということで、次回の記事ではいよいよスポットエアコンによる負圧問題にメスを入れて、冷房効率を極限まで高めた結果どうなったかをお伝えしていきたいと思います。
目標は猛暑日の日中でも小屋内をキンキンに冷やすこと。
果たして可能なのか……ご期待ください。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。