どうも、たかしです。

僕は現在建築中の小屋ですが、完成したら絶対に導入したいと思っていた家電があります。

それは今を時めく冷房機器「スポットエアコン」です。

「床面積3畳という狭さ」「床・壁・天井全てに断熱材」「棟換気で熱気を逃がす」といったものが僕が建築中の小屋の特徴ですが、これらには「完成したらスポットクーラーで小屋内をキンキンに冷やしたい」という狙いがあります。

そして、とうとう前回の記事で小屋の内壁に断熱材が充填され、未だ内壁は完成していませんがこれでスポットクーラーでキンキンに部屋を冷やす条件は整いました。

となればこれはもう……試してみるしかないですよね!

という訳で、早速今回は購入したHisense「スポットエアコン」を実際に断熱材をギュウギュウに詰め込んだ建築中の小屋にセットし、試してみましたので、商品の紹介と実際に部屋がどのぐらい冷えたのかなどの感想をお伝えしていきます。

この夏を、スポットエアコンと小屋で乗り切ることができるのか?

それではやっていきましょう。

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①スポットエアコンとは?

スポットエアコンは、本来的には工事現場や工場のような屋外(もしくは広い倉庫)などで、局所的に冷風を送って涼を取るための機器のことでした。

それが近年では、業務用ではなく家庭向けのスポットクーラーがホームセンターや家電量販店でも多く取り扱われるようになってきて、エアコンと違って工事不要で簡単に導入できる冷房機器として注目されるようになってきました。

スポットエアコンは、通常のエアコンで言う「本体」と「室外機」が一体化されているような構造になっていて、そのままだと冷風を出す一方でそれ以上の排熱も行ってしまうため、閉じられた部屋で使用すると冷風のかかる部分は涼しくても部屋全体としては気温が上がってしまうようになっています。

そこで、最近家庭向けで発売されているスポットクーラーはこの排熱用のダクトが窓に取り付けるパネルと一体型になっていて、熱気を外に逃がすことによって室温を下げることができるといった様式の物がほとんどになっています。

壁パネルと排熱ダクトの設置は簡易的にできるということで、窓エアコンと同じようにエアコンを設置できない部屋の冷房の選択肢となっています。

②Hisense「スポットエアコン」紹介

Hisenseは中国の家電メーカーで、近年日本でも洗濯機やテレビなどで廉価でありつつクオリティ高めの、コスパの良い商品を多数輩出しています。

スポットエアコンもその例にもれず、僕が購入したものは3万3000円ほどと同型商品の中ではほぼ底値に近い価格帯となっており、かつ「排気ダクト」「窓パネル」「除湿機能」などの必要な部分をしっかり押さえています。

今回僕がこちらを採用した理由の最も大きな理由は、その価格もありますが一番は「窓パネルの対応サイズ」で、60~145㎝という幅広い長さの窓枠に対応することができます。

僕が取り付けた窓が縦長の開口幅が70㎝しかなく、ほとんどのスポットエアコンや窓エアコンで対応不可のサイズだったので、こちらのスポットエアコンを採用することにしました。

リモコンも付いていて、モードも思ったより色々付いています。

中でも面白いと思ったのが「iFEELモード」で、こちらは本体周辺の室温ではなく、リモコン周辺の室温で判断して冷風が調整されるといったモードで、広い部屋で使う時なんかに有用だと思いました。まあ、小屋は3畳しかないのであまり使う機会は無さそうですが。

他にも「ON・OFFタイマー」や、室温に応じてモードが自動で切り替わる「スマートモード」など、この価格でここまで様々な機能が搭載されているのは素直に凄いと思いました。

②設置の様子

スポットエアコンの設置は、そのほとんどが「窓パネルと排ダクトの設置」になります。

まずは排熱ダクトに、本体側と窓パネル側の双方のアタッチメントを取り付けます。

本体と排熱ダクトを取り付けます。こちらは特にネジ止めなどの作業はなく、ただスライドしてはめ込むだけになっています。

ちなみに窓パネル側のダクト口は網状になっていて、虫が侵入してこないようになっています。

続いて窓パネルを組み立てていきます。

窓パネルのパーツは全部で4つあって、対応させたい窓の長さに応じて必要なパーツの量が決まってきます。

僕の場合は長さ70㎝なので、必要なパーツは2つだけで、排熱ダクト取り付け口のあるパーツと、延長パーツを1つネジで止めました

窓パネルの両端に、サッシにはめ込む用のアタッチメントを取り付けたら壁パネルの組み立ては完了です。

ネジ部分はスライドして長さの調整ができるため、壁パネルを窓にしっかりはまる長さに調整してネジを再び締めれば、窓パネルの設置が完了です。

壁パネルのすき間埋めようのスポンジやテープが付属しているため、そちらを利用しつつ隙間の内容にして窓を閉めて固定します。

当然窓の鍵を閉められなくなりますし、窓の固定ができないと隙間がまた広がってしまうので、ホームセンターなんかで売っている窓サッシ用の防犯鍵などを利用した方がいいですね。

一応窓サッシ固定用のビスと金具も付いているのですが、これを止めるためにはサッシに穴をあける必要があるので、使用にはそれなりの覚悟が必要になります。

続いてダクトを壁パネルにはめていったのですが、これが思ったよりも固くて大変でした。

ダクト側についている固定爪が、なかなか壁パネルの穴にはまらずドライバーで無理やりねじ込みました。これはもしかしたら僕の個体がそうだっただけかもしれませんが……

最後に反対側から付属のビスで壁パネルとダクトをネジ止めしたら、設置は完了です。

窓の全体はこんな感じ。

なかなかきれいに隙間を埋めるのは難しいので、付属のすき間埋め材だけで難しいときは何かしら自分でも準備する必要があるかとは思います。

この時窓の固定にアルミテープを使用していますが、やはりこれでは固定が難しく自然とズレて行ってしまったため、やはり固定用の鍵を追加で準備した方が良いと思います。

アタッチメントの継ぎ目に特にパッキンがあったりするわけではないので、結構すき間ができます。

どうしても気になる場合は、このようにテープで埋めていく必要もあります。

ここはやはり廉価製品であるが故なのか、それともお高い商品でもこれ位のすき間があるのかは謎です。

④使用レビュー

ここで最も重要、実際スポットエアコンでどのぐらい部屋が冷えたのかのレビューをしていきます。

実験時は室温28.2度、湿度78%からのスタート。

モードを冷房、風量は強、設定温度25度として、30分ほど回してみました。結果は……

室温26.4度、湿度74%まで下がりました!

時間帯が夕方なので、気温自体の変化も多少はあるかもしれませんが、なかなか悪くない結果です。

ちなみにこの後除湿モードも試してみたのですが……

なんと室温24.3度、湿度61%にまで下がりました!!

ここまでくると流石に部屋内がキンキン過ぎて、半そででは寒いくらいです。

現在梅雨時なこともあり、基本は除湿モードで回していく感じになりそうですが、ここでスポットエアコンの欠点として、インバーターが無いためそのままだと際限なく部屋を冷やし続けてしまいます。

そのため、割とこまめに自分で温度調整や、ON・OFFをコントロールする必要がありそうです。そういう意味でも、リモコン付きであることは大きな意味を持っている気がします。

⑤まとめ

今回はHisense「スポットエアコン」を小屋で実際に試してみた様子をお伝えしていきました。

結果としては、スポットエアコンは小屋でも問題なく使用でき、部屋をキンキンに冷やすことが可能であることが分かりました。

今後は、小屋完成して本格的に引っ越ししてから、日常的にスポットエアコンを使用してみたレビューなんかもお伝えしていこうと思っています。お楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。