どうも、たかしです。
新たに開拓した土地に、薪棚を開拓で伐採した竹で作成していく計画の、今回は第3回になります。
前回の記事では、竹を資材として活用できるよう加工していき、薪棚を組み立てる準備を完了させていきました。
今回はいよいよ薪棚の組み立て編ということで、まずは屋根の支柱となる部分を作成し、その後垂木を取り付けて屋根の下地となる部分を完成させていくまでの様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
関連記事
①支柱を建てる
まずは屋根の支柱として、焼き入れ加工した部分を地面に突き刺して掘っ建てにしていきます。
竹を埋めるのには、以前防獣ハウスを作成する際にも使用した「くい打ちハンマー」を使用していきました。
こちらのくい打ちハンマーはあくまで鉄パイプだったり木製の杭だったりを想定している工具であるため、果たして竹がこのハンマーによる衝撃に耐えられるかが若干心配だったのですが、特に問題なく刺さって行ってくれました。
両端に3本、真ん中に2本刺して、やねの支柱が完成しました。
ちなみにこちらの屋根の支柱は、薪がずり落ちていかないための棚の縁の役割も果たしています。
②垂木設置
1.垂木支えを支柱間に渡す
まずは支柱間に、薪棚の幅より若干長いぐらいの短い竹の棒を渡していきます。
こちらの部材は、この後支柱の両端に渡していく垂木を引っかけておくための下地であり、また支柱同士の幅をしっかり固定しておくための補強材の役割も果たしています。
もう片側と、そして真ん中の支柱間にも同様の部材を渡していきます。
2.垂木を渡す
いよいよ屋根の一番大事な部材である垂木を渡していきます。
一旦先ほど取り付けた部材の上に仮置きして、位置を整えたら……
こちらもまた、紐で固定していきます。
ちなみに棒状の物を十字に固定するための「いぼ結び」という結び方で全て固定しています。なかなか難解な結び方で、把握するまで何回もYOUTUBE動画と見比べました。
それなりに頑丈には結べるのですが、しかし結びの強度だけで地面と垂直方向に強固に固定できるほどでは無いようだったので、油断すると地面に向かってずり落ちてしまいそうでビクビクしていました。
果たしてこれで屋根材取り付けまで耐えることができるのだろうか……
本来であれば、垂木は「奥・手前・真ん中」の3本横方向に渡せば十分なのですが、いかんせん竹が細く、先に向かって細くなっていく竹の構造上片側の強度が心配だったので、各位置に向きを入れ違いにした竹を2本ずつ固定し、計6本垂木を取り付けました。
最終的にはこんな感じになりました。
画像では真ん中がかなりたわんでいるように見えますが、実際本当に真ん中が若干沈んでいます。
色々と真ん中がもうちょっと上がるように試行錯誤はしてみたのですが、紐だけではどうにも難しそうでした。うーん、心配。
3.屋根材取り付けの下地材設置
さて、これでもう屋根材である竹枝の束を取り付けていけるかと言うとそうではありません。棒と棒ならともかく。垂木と屋根材の束を十字方向に紐で括り付けるのは流石に難易度が高すぎるからです。
そのため、屋根材の束を括り付けるための下地材となる短い棒を、垂木に括り付けていく必要があります。
どのぐらいの間隔取り付ければいいのかよく分からなかったので、15㎝幅ぐらいでかなり細かく取り付けていきました。
一本につき3カ所で止めているのでかなり強固にはなりましたが、作業量が多くてめちゃくちゃ疲れました……
取り付け完了後がこんな感じです。だんだん雰囲気が出てきました。
括り付けた後の紐の余りは切った方が見た目はすっきりするのだとは思いますが、この量をするとなるとそれなりに大変なのでそのままにしています。どのみち切ったところでゴミになるだけですしね。
③次回「屋根材取り付け、完成編」へと続く
今回は屋根の支柱、垂木、屋根材取り付けのための下地材設置までの様子をお伝えしていきました。
正直、思った以上に時間がかかってかなり疲労困憊しております。
以前庭に作成した簡易薪棚が簡単に作成できたため、今回もそこまで大変じゃないだろとタカをくくっていたのですが、竹の加工や紐でくくるという作業が想像以上に時間と体力を奪っていっています。やはり現代の商品による恩恵はデカかったということですね……。
そのクセ、恐らく完成した物は簡易薪棚に比べたら耐久性は格段に落ちる訳ですからね……材料費はほとんどタダとはいえ、やっぱり割に合わないような……。
とはいえ、大量に残ってしまっている竹はどうにかして処理していかなくてはならないわけですから、今回作成する薪棚で竹の実用性がどれほどの物なのか知ることは有意義なものになるはず。
実際完成した物は大したものにはならないかもしれませんが、それ以上の知識・経験面で得る物がると思って、何とか最後まで頑張っていきたいと思います。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。