どうも、たかしです。

小屋暮らし予定地の引渡しまで残り1ヶ月と少し、本格的な小屋暮らし開拓に向けて嫌が応にも日々楽しみと共に緊張感が増している今日この頃。

この度僕は、小屋暮らし予定地がある集落にある町内会の代表の方に誘われ、年度終わりの町内会の総会的なものに参加してまいりました。

小屋根ちゃん

町内会なんてあるんだ……

たかし

まあ、山奥と言えど水道も電気も通ってる

普通の集落だからね

ある日土地の整備をしている時に単身代表の方がいらっしゃって、「町内会の案内をしたいので、一回顔を出してみないかい?」と誘われたんですよね。

↑ちょうどこの動画を撮影していた時

僕が無敵の人であれば「は? 町内会とか興味ないっす僕他人と関わる気ないんでwwwww」って感じで一蹴できたのでしょうが、あいにく僕は超ヘタレ。

気が付いた時には「ぜひぜひ! 参加させてください」と快諾してしまっていました。

という訳で今回は、山奥の集落の町内会というものがどのような雰囲気なのか、個人情報的なものはオブラートに包んだうえで何となくの内容を、実際に参加してみた感想を交えてお伝えしていきます。

最近流行りの田舎暮らしをしてみたいけど、いったい田舎の雰囲気がどんな感じなのか分からなくて不安だという方の参考になればと思います。

それではやっていきましょう。

①事前情報

町内会に参加する前に、代表の方からは事前情報として以下のことを教えてもらえました。

  • 町内会費は月に1000~2000円ほど
  • 町内会でやること
  • 町内会費を広報や回覧を回しがてら集金。(集める役は集落内4~5世帯で持ち回り)
  • 山の上にある神社で年3回のお祭り(小規模)
  • 年何回か草刈りなどの道路の清掃・整備
  • 地域行事への参加・手伝い
  • 町内会に入ることはコモンセンス←!?

若干闇がチラ見えした、か……?

コモンセンスの下り、マジで代表の方がワードとして使ってましたからね。世界史でしか聞いたことの無いフレーズが僕の父親位の御年であろう御大から飛び出したもんですから仰天しました。

とはいえ、「町内会に入ることがその集落では当たり前」ということはあり得ますからね。特に山奥の人数も限られた地域ですから、人同士のつながりを重視する傾向があるのはむしろ自然な流れと言えます。

本当にそこに闇があるかどうかは、自分の目で確かめてみるまでは分かりません。ということで、実際の町内会がどのような物だったのがご説明していきましょう。

②町内会の様子

1.町内会の場所とその場にいた人

町内会は、小屋暮らし予定地のある集落から車で3分ほど行ったほど近い公民館で行われました。

公民館の規模はこじんまりとしていて、会議室として使える大きめの和室(15畳ぐらい)とトイレ、給湯室があるぐらいの建物でした。

そこに集まっていたのは、代表の方と僕含む10数人ほどの町内会メンバー、そしてなんと5人の県・市の議員さん達でした。

2.町内会の流れ

町内会は、まず来賓としていらしていた5人の議員さんたちの挨拶から始まりました。

もうこの時点で闇を期待していた僕でしたが、残念ながら癒着やら賄賂やら利権やらといったようなきな臭い話は一切ありませんでした。

議員①

最近起きた「能登半島地震」からの山間部の集落における孤立の危険性が浮き彫りになりました。やはりインフラ事業の重要性というものは~……

議員②

必要な場所へ必要な予算を下ろすためには、国・県・市それぞれの議員と市民自治会の連携が重要となります。そのため我々と皆さんが会するこのような場は~……

議員③

近年不登校児童がますます増加しており、それに対応するための、小・中学校における特別クラス拡充は重要性が増しています。現在この○○市では~……

おいおいおい、まっとう過ぎるわこの議員たち。

声デカめの議員さんが話の冒頭に付けたクソでか声量「今後とも格別のご支援よろしくお願い申し上げます」が、今回の最闇という体たらくでした。それでも議員かぁ?

その後、議員さんたちは退出し、町内会メンバーのみでの話し合いが始まりました。

冒頭は何と僕の挨拶。事前に「一言挨拶してね」と言われてはいたのでそこまで動揺はありませんでしたが、やはり緊張はするもので。

たかし

4月から引っ越し予定のたかしです。

よろしくお願いします!

超無難なことしか言えませんでした。

ま、まあ、変に目立つよりはよっぽどマシですし……。

そうして始まった町内会は、以下のような流れで議題が進んで行きました。

1
来年度の役員打ち合わせ

持ち回りで「代表」「副代表」「会計」「○○委員」などの役職を決めて行っている感じだった。若干、次誰がやるのか揉めかけている雰囲気もあり時々緊張が走ることも。

2
来年度の集金方法についての議論

町内会費をこれまで対面で毎月回収だったのを、年に一回にするか、振り込み式にするかなどなど様々な方法を議論していた。

3
来年度の回覧ルートの議論

僕以外にももう一人新しくやって来る人がいるらしく、僕含め新規のルートへの回覧をどうするかで結構議論していた。気まずい。

総時間1時間以上にも及ぶ、意外にも激アツの議論が繰り広げられていて驚きました。

特に集金方法については来年度から大幅に改革していく予定のようで、これまでの毎月各小集落の集金役がいちいち回覧や広報含め集金に回らなくてはならなかったのを、何とかして負担を減らして行くために超真剣に議論していました。

いきなり「たかしくんはどう思う?」と、まさかの話を振られるほどの激論でしたからね。もっとなあなあで話が進んで行くようなのをイメージしていただけに、こんな超絶新参者である僕にさえ意見を求めるほどの議論が繰り広げられていたのは本当に意外でした。

ちなみに、役員だとか集金役だとかそういった持ち回りの役割に関しては僕は慣れるまで免除するといった形になるらしく、そこのところは一安心です。

ただ、最後の「回覧ルートについて」の議論に関しては、完全に新しく来た僕のせいでルートが増えてしまっているだけに、皆さんが僕まで回す役を誰にするか話し合っているのはかなり気まずかったですね。しかも当の本人である僕はそういった役割を免除されているということですから、気まずさも倍増でした。

③まとめ

集落の町内会は至極まっとうな組織です。議員さんたちも極めて健全です。

日本の未来は明るい。ガハハ。

今回は小屋暮らし予定地の町内会に参加してきた様子をお伝えしていきました。

もはやほぼほぼ僕が町内会に入ることは決定しているので、来年度から一体どんなめんどくさいことが降りかかるのか今から震えていますが、少なくともハチャメチャな利権や癒着といったようなヤバい町内会では無さそうでしたので、その点については安心しています。

今回初めて集落の町内会の面々とお会いしたのですが、それぞれ個性がありそうな感じの方々で、なんと中には小屋を作りまくっている方もいらっしゃるそうなので、ぜひとも一回その小屋を見せていただきたいところですね。

不安もありますが、少し町内会の実態を知れて安心もできた、そんな町内会のレポートでございました。

3月には上で示した「神社でのお祭り」が開催されるらしく、しかもその場所僕の小屋暮らし予定地から激近なので、いずれはぜひともそちらに参加したレポートをまた記事にしてお伝えしたいと思います。お楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。