どうも、たかしです。
今回は年始以来である町内会イベント関連の記事になります。
僕が現在小屋暮らしをしている山奥集落は、僕含め世帯数4~5戸と非常に小規模かつ家が点々としか存在しない地域ではあるのですが、国道まで下りていった道沿いの家々とも合わせてかなりちゃんとした町内会を維持しています。
町内会では年度初めと年度末にそれぞれ総会を開いてメンバーが集まり、役員についてや年度行事、その他懸案事項などの打ち合わせを行っています。
この度はこの「年度末総会」の方に参加してきたのですが、実は丁度1年前の同時期に、まだ引っ越しは済んでいなかったのですが挨拶がてらこの年度末総会に参加していまして、その時のことを記事でレポートもしていたんですよね。
この1年前のレポートと今回参加した総会の内容で見比べると結構違いがあったりしたので、その内容に関して今回1年ぶりのレポートをしていきたいと思います。
総会のラスト、僕の山奥小屋暮らしにおいてもかなり重大な革命的出来事もありましたので、ぜひ最後までご覧ください。
それではやっていきましょう。
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①総会の様子
1.議員挨拶
まず総会は去年と同じように顔出しに来ている議員さんの挨拶から始まったのですが、まずここで一つ目の変化がありました。
去年のレポートを見ると5人もの県・市の議員さんが来ていたとのことだったのですが(もはや記憶になくてうろ覚え。少なくとも3人以上はいたと思う)、何と今年はたった1人しか議員さんが来ていませんでした。
会長さんが言うにはもう1人声を掛けようとしたが連絡が取れなかったとのこと。いや、そもそも残り3人の議員さんはいずこに……?
これは地域の衰退を表しているのか、それとも地方議員の方が厳しい情勢となっているということなのか……。昨今は地方議員に対する世間の目も厳しくなってきていますからね、石丸伸二とかのせいで(僕は石丸信者です♥)。
2.役員について
そんなこんなで議員さんの挨拶も終わり、その議員さんも早々に退出(大体議員さんは最初だけ参加のパターン)。その後町内会メンバーでの役員の割り振り打ち合わせに入りました。
当町内会はやはり山間地域ということで、農業や林業の組合関連である役割が多いのですが、僕はどう考えても完全に蚊帳の外であるためただただ興味深くお話を聞かせていただく時間にならざるを得ませんでした。引っ越してきてそろそろ1年経つとはいえ、ここは流石にどうしようもありません。
「土地改良区の次の代表は誰がやる?」なんて話に「ハイハイ……ッ! 僕、僕やります!!」とか言い出しても「何言ってんだコイツ……」って目で見られるだけなのは明らかですからね。
そもそも町内会のメンバー内でも普通に勤め人である人もいて、その人たちからしても「まあ、俺たちは関係ないしな……」って雰囲気になっていましたしね。
3.廃寺の件について
やって参りました。当町内会が抱える最大の闇。
僕が住んでいる集落内には超ボロボロで建物の半分近くが崩れ落ちてしまっていてどうにもならない廃寺が存在しまして、それに関する顛末はちらほら過去記事の方でも触れてきていたのですが……。
実はあれから何回かの会合を経て、結局廃寺は業者に依頼して全て撤去してもらっていたんですよね。
それで、今回の話し合いは何に関してかと言うと「未だに廃寺の申請ができず、上納金だけ払っているのをどうにかならないか」という問題についてでした。
何と話を聞くところによると、既に寺は廃墟になっていて更に取り壊しまで町内会負担で行ったというのに、未だに「寺」という概念だけが残っており申請上では「廃寺(寺の檀家等含め解散して無くすこと)」ができておらず、年数万円の上納金だけこのままでは町内会予算から出し続けることになってしまうらしいのです。
また更に「廃寺」の申請をしようとしても、そもそもなぜか取り壊した寺は「宗教法人登記」が為されておらず、「廃寺」にするためにはまず「宗教法人登記」をしなければならないのだが、宗教法人登録するにも行政書士を通してでなければ難しく、そのためにまたお金がかかるという状態なのだそう。
別にその上納金なんか無視したらいいのでは? という意見も出たのですが、どうやらそれをすると現在取り壊した寺の管理人である(ということになっている)同じ宗派の別の大きな寺(割と近くにある、地域では有名な寺)がその上納金を肩代わりすることになり、結局どこかに迷惑が掛かるのでできないということでした。
闇ですねぇ~~。
メンバーの御大がおっしゃるには、この「廃寺騒動」に関してはもう20年以上前から話題には上がっていたらしく、しかし当時は「廃寺にして土地を本山に還す」ということに地域住人が反発して話が進まなかったのだそう。
「我らの土地を持っていかれるだけ! これは本山の企みだ!」みたいな感じだったそうです。
何て言うか……いやぁ、その場に居たかった。
②革命的出来事
廃寺に関する話し合いも終ぞ決着は見ず、これにて総会は終了となりかけたその時、メンバーの一人が手を挙げてこう言い放ったのです。

たかし君ももう引っ越して1年になるし
回覧の持ち回りに入ってもらってもいいのでは?
町内会のメンバーには世帯ごとに月一で広報紙が配られるのですが、その配る役割を僕の集落内の4~5戸の内で持ち回りとなって配り合う仕組みになっていて、月ごとに集落内に配る役割が入れ替わるようになっているんですよね。
のですが、現在僕は「まだ地域に慣れていないから」との理由でその配る役割が免除されていて、常に広報誌はその月の配る役割の人からもらうだけの立場に甘んじさせてもらっていたのです。
しかし、それを「もう1年経って地域にも慣れただろうから、彼も配る役割に加われば全体の苦労が減るからいいのではないか」と言う提案をした住人の方がいらっしゃったのです。
その住人はその4~5戸の中でも最も僕の家から(というか集落自体から)離れた位置にいる方で、その人が僕の所に広報を持ってきてもらう度になかなか申し訳なく思っていたので、僕としてもこの提案には大賛成でした。

たかし
もちろん、僕もやります!
ということで、今年から等々広報誌を月の役割の時は各戸に配るという大役を、僕は小屋暮らし1年目にして得ることができたのです!
③まとめ
今回は1年ぶりに参加した町内会の年度末総会に参加した時の様子についてレポートしていきました。
結果として、この山奥集落に置いて非常に些細ながらも「地域の役割」という物が得られたことは、今後この集落で生活するにおいて小さいながらも偉大な一歩を踏み出すことができたのではないかなと思います。
もちろん、役割ができたことはイコールで負担が生じるということではある訳ですけれども、やっぱりそれ以上に「月巡りの回覧配達役に含めても良い」程度には信頼を得ることができたのではないかということの方が僕の中では大きな意味を持ちますね。
逆の立場で考えた時、やっぱり「ある日突然やってきた無職独身の小屋を建てて過ごしている男」って相当怪しいと思うんですよ。
突然来たんだからある日突然いなくなっても全然おかしくないし、そんな奴になかなかどんな些細なことでも地域の役割を振るのって恐ろしい物があるじゃないですか。そこを今回、1年過ごしただけで未だ無職にも関わらずクリアできたということは、とてもありがたいことだなと感じましたね。
まぁ~、やっぱり一番は地域で何かしら仕事に就くのが一番信頼を得られやすいだろうとは思うんですけどね……でも働きたくねンだわ。
今後も無職のまま信頼を勝ち取れるよう、ようやく手に入れた回覧配達の役割はぜひとも全力で取り組んでいきたいと思います。
門外からぶん投げるくらいの勢いで。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。