どうも、たかしです。
僕が現在小屋暮らしをしている場所は小さな集落になっており、僕は現在その集落の町内会に加入しています。
これまで町内会の主な活動として、年度初め・終わりに行われる総会や、月1程度で行われている地域の神社・お寺関係の行事や草刈りなどの集会があり、その様子についてはたびたび当ブログの方でもお伝えしてきましたが……
町内会の主たる役割にはそのような集り以外にもう一つ、月1で「広報誌」及び「回覧」を各世帯まで配布するという物があります。
僕はこれまで、「まだ引っ越して来て間もないから、地域に慣れるまでは大変だろうから」ということで本当だったら各世帯で持ち回りだったその「広報誌・回覧配布」の役割を免除してもらっていたんですよね。
それが「1年経ったしそろそろ」ということで、僕もその持ち回りの広報誌・回覧配布係の中に入れてもらったのが前年度終わりにあった総会でのこと。
それから月日が流れて、今月とうとう僕の回覧配布係の順番がやって来ました。
今回は初めて町内会の広報誌・回覧配布係を行ったその時の様子と、やってみた感想についてお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
関連記事
①広報誌・回覧について
まずは僕が配布する分の広報誌・回覧を、町内会会長の方が紙袋に入れて持ってきてくれました。

紙袋の中には、僕が住む集落世帯分の広報誌(8部)と、回覧(3部)が入っていました。
広報誌は僕が住んでいる自治体が月一で発行している物で、自治体に関連する色々な情報(議会だよりやら、芸術文化、お祭りに関する知らせやら色々)が載っています。
回覧は広報誌に乗っていない追加のお知らせ(地域行事や道路工事に関する知らせ等々)がホッチキスでつづられている物です。
回覧の方が少ないのは、回覧はその名の通りその地域で次々と回してみていく物なので、「一世帯1部」では無く「一回覧エリアにつき1部」になっているからです。

図にするとこんな感じで、丸い枠が一つの回覧エリアになっています。赤い枠が一番世帯数の多いエリアで、僕の住んでいる場所もここに属しています。
黄色い枠は、本来なら赤い枠の中に含むはずなのですが、お年を召した方が一人で住んでいてなかなか回覧を回すのが難しいということで、別枠としてもう回覧をそのまま渡す形になっています。
赤枠と青枠は車で移動すれば2分と掛からない距離ではあるのですが、青枠の内1世帯はなかなか家にいないためこちらもまた別枠として回覧を回すことになっています。
これまでは町内会の会長が各世帯と回覧枠に広報と回覧を一人で毎月渡していたそうなのですが、流石にそれでは会長の負担が重すぎるし、僕が1年経ってある程度土地勘が出てきたということで今回から会長の負担を各世帯で分担するという形になったということです。
このように山奥の小集落では、ただ広報誌と回覧を回すだけでも、なかなか回覧を回すのが難しい人やそもそもあまり家にいないという人がいるので、各世帯の共通認識が取れていないと大変という現状があるのですね。
②配布時の様子
今回僕は、町内会長が広報誌と回覧が入った紙袋を持ってきてくれたのが月曜日のお昼前だったので、その後即各世帯に配布しに回ることにしました。
基本的にはポストインすればいいだけなので、平日昼前で家に誰もいなくてもまぁ問題はないだろうと判断してのことだったのですが(後単純にさっさと済ませたかった)、そこは流石は高齢化が進む山奥集落、今回配布しに回った7世帯のうち4世帯は在宅でした。
もう皆さん定年されている(もしくはもともと農家で定年という概念も無い)ので、大体誰か家にいるということで、そこのところはありがたかったですね。
ただ、家に人がいるということで逆に生じてしまったトンデモ自体もありまして……
それは僕の家から一番近い一件目のお宅に広報紙と回覧を配布しに行った時のこと。庭先で作業をしている方がいらっしゃったので、その方に広報と回覧を渡そうとしたところ
「回覧の内容って何か重要そうなことあった? この地域の重要そうなお知らせは?」
と聞かれたのです。
僕自身事前に軽く中を見ていた位だったので「道路工事とか、地域行事とかぐらいで、全員参加とかそういう重要そうなのは無かったと思いますけどね」と答えた所
「じゃあもううちは良いから次の家に回覧も回しちゃって」
と言われてしまったのです。いや、回覧の意味。
その家は一番大きい5世帯ある回覧グループの内の一つだったのですが、回覧には回す順番が掛かれていなかったので、正直さっさとどこか1世帯に回覧を渡して「まだ○○さんと○○さんのところ回してないんで、そのこと言って次のとこ回しちゃってください」と回覧に関しては押し付けたかったんですよね。ていうか回覧ってそういうことだし。
なのに、そう言われてしまったらどうせ広報を全世帯回るもんだから結局回覧を次の世帯まで回す役割まで背負わされてしまったのですが、そうしたら何と次の家でも
「うちはもういいから、回覧次のとこ回しといて」
と言われてしまい……。
何とかその次の所で回覧を受け取ってもらえはしましたが、実質5世帯の回覧グループの内2世帯以外は僕が回覧を回すことになったんですよね。
回覧の意味。
最終的には無事広報と回覧を配布する任務は達成できたのですが、上記のようなやり取りがあったために結局配布するだけでも40分ぐらいかかってしまいました。
今の時期の暑さでは、ただ配布して回るだけで移動は車だったのにそれでも汗だくになってしまって結構しんどかったですね。
以前までは町内会長が毎月この役割を一人で担っていたというのだから驚きです。
町内会長やりたくね~。
③まとめ
今回は、初めて山奥集落の広報誌・回覧配布係の役割を行っていった時の様子とその感想についてお伝えしていきました。
役割は基本的に各世帯持ち回りですので、通常ならばこの役割は年2回程度回ってきて、流石にその程度ならばそこまで重荷では無いのですが、もしも今後各世帯の情勢が変わって役割を担えない家が増えると大変さは増していくかもしれませんね。はてさて、山奥集落の町内会事情はどうなっていくのやら。
僕個人としては、今回自分で広報・回覧を配布してみて、「各世帯の広報・回覧に対する空気感」みたいなものを何となくでも把握できたのは良かったかなと思います。
回覧に載っている情報とか、「これ興味ある人いるのか?」と思ってしまうようなものが結構あるのですが、やっぱりそのぐらいの認識で集落住人もいるんだなと。
いやホント、このネットの時代広報誌や回覧も基本的にはデジタル化してしまって、どうしても全世帯に確実に知らせたいという内容だけ紙で配るようにすればいいのになと思いますけどね。
でもうちの集落みたいに何だか複雑な配布図になっちゃっている所では、たまに配られるだけだとなかなか全員に渡るような連絡網を維持することすら難しくなっちゃうからどうなんだろうな……とか、色々なことを考えるいい経験でした。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
↓ランキングに反映されますので、よろしければクリックお願いします!
