どうも、たかしです。

こちらは現在僕が繁殖させているコオロギ達で、卵から孵化させた中でも最も古いグループの飼育ケージになります。

この子達は孵化してから既に3ヶ月ほどが経過しており、成虫になってから数えると1ヶ月以上が経過しています。

孵化当時の写真。 この頃はピンセットの先ほどの大きさしかなかった。

成虫になってからはたくさん卵を産んでくれて、順調に行っていれば大量にまた幼虫が生まれてきているはずだったのですが、色々あって思ったようには増えず……この子達には若干不憫な思いをさせてしまいました。

ウジが湧いたりハエがたかったり……初めての大量繁殖に思うようにいかない日々が続いた。

そうこうしているうちに彼らの繁殖のピークが過ぎ、ほとんどの個体はもう卵を産まなくなってしまいました。こうなってしまってはもう彼らは死を待つばかりの存在に……。

たかし

せっかく生まれてきた命。

このままただ死なせるだけではあまりにもったいない……

小屋根ちゃん

じゃあどうするの?

という訳で、残ったコオロギ達を全て煮干しにするため、コオロギケージを丸ごとリセットしてしまうことにしました。

といっても、この子達をこのケージに放ったのはまだこの子達がssサイズほどもなかった頃、もう2か月も前のことです。

ケージに入れた当初の頃。まだケージ内はとてもきれい。

この時点から今日まで、餌やりと水替え以外ではほとんどこのケージのメンテナンスはしてきていません。

大量死が発生した時も、死骸の処理をしただけで溜まった糞や汚れた床材の掃除は全くしませんでした。

大量死が発生した時のケージ底の様子。この時点で既に相当ヤバかった。

それを今回全面撤去しようというのですから、一体どうなったのかというと……控えめに言って地獄でした。

今回の記事では、2か月放置された大量のコオロギの飼育ケージをリセットして、コオロギ達を全員回収するまでの様子をお伝えしていきたいと思います。

内容の都合上、全編通してなかなかにショッキングな画像のオンパレードとなっておりますので、ご閲覧にはご注意いただきましょうお願いいたします。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ合わせてご覧ください。

①飼育ケージリセットの準備

まずは飼育ケージを風呂場へと移動させてきました。

飼育ケージをリセットするためには、まずケージ内にあるすべての物を一旦取り出す必要があります。

エサ皿、水入れなどは何の問題もありませんが、シェルターの移動が最大の難点です。

シェルターには大量のコオロギが張り付いており、ちょっと振ったぐらいではなかなか落ちてくれません。そのため激しく振ったり叩いたりしてコオロギを追い出す必要があるのですが、その際にまず間違いなく何匹かケージ外へとコオロギが飛び出してしまいます。

その度に作業を中断していてはいつまでたってもリセットが進まないので、コオロギが飛び出しても問題ないよう、ほとんどの作業は湯舟の中で行う必要があるのです。

たかし

一人暮らしだとシャワーのみのお部屋も多いけど

こういう時に湯舟があると便利だよ!

小屋根ちゃん

こんな使われ方は絶対想定されてないだろうけどね

②シェルター移動完了

たかし

この後、超大量のコオロギ画像が映るよ!

苦手な方はご視聴にご注意ください!

小屋根ちゃん

お覚悟を

ケージ内のものを全て移動させた後のコオロギケージです。

画像ではなかなか伝わらないと思いますが、凄まじいです。

何が凄まじいって、底に溜まっている糞と死骸のその量です。画像に映っている砂のようなものは全てコオロギの糞+死骸の欠片で、作業中はそれらが舞ってしまって、粉塵ならぬ「糞塵」のせいでマスク無しで作業できないほどでした

どんな臭いかというと、汚めの公衆便所の臭いをもう少し香ばしくしてより強めたような、きついアンモニア臭+コオロギの体臭です。長時間嗅いでいるとクラクラしてきます。

そこかしこにコバエが飛んでいるので、やはりこのコオロギケージがコバエの発生源となってしまっていたようです。これだけの糞と死骸があったら当然ですよね……。

③コオロギをタッパーに詰めていく

ケージの中にタッパーを置いて……
鷲掴みにしてタッパーに移動させていく。

小屋根ちゃん

ぎゃああああ! こんなことして平気なの!?

たかし

コオロギは滅多に噛まないから大丈夫だよ!

毎日お世話してるから流石に慣れたしね。

ケージの底には糞と死骸が溜まってしまっているので、底を攫ってしまわないようコオロギだけを掬い取らなければならないのが結構大変な作業です。

また、死んでいるコオロギと生きているコオロギの違いも分かりづらく、最初は死骸ごとタッパーに入れてしまうことが多々ありました。

しかし、「生きているコオロギは端に集まるので、死骸を中央に寄せて置いてしまえば端から攫っていける」ということに気付いてからは作業スピードが格段に上がり……

無事タッパーいっぱいにコオロギを集めることができました。

コオロギは、プラスチックの壁を登ることはできませんが、普通だったらこの位の深さはジャンプで超えることができます。ですが、これだけ密集してしまうとお互いがお互いの足を引っ張り合ってしまって、逆に脱出不可能に陥るようです。タッパーでも問題なくコオロギをかき集めることができました。

後は湯舟に残っているコオロギも回収して……

全部でタッパー3つ+α分のコオロギが集まりました。

タッパー一つで300匹ほどなので、大体1000匹近くがケージにいたことになりますね。投入した最初期には3000匹はいたと思うので、3分の1近くまで数が減ってしまっていることになります。

もっと清潔にコオロギを飼育できる方法を考え直さなくてはなりませんね……。

④冷蔵個で保存→次回へ続く

回収したコオロギは、タッパーに入れた状態のまま冷蔵庫で保存をします。

小屋根ちゃん

冷蔵? 冷凍して締めるんじゃないの?

たかし

その理由も含めて、次回へ続くよ!

次回はこちらのコオロギ達を煮干しにしていくまでの様子をお伝えする「コオロギの煮干し編」をお送りしていきます。

コオロギは煮干しにすることはできるのか? 果たしてどんな見た目と味になるのか?

ご期待ください。

たかし

でもその前に風呂掃除しないと……

小屋根ちゃん

汚ね~

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。