どうも、たかしです。
今回の記事はほとんど小屋暮らしとは関係のない僕自身の体験談になってしまうのですが、あまりにもキツ過ぎたので注意喚起として世に発信したいという気持ちと、ここ数日の体調不良で記事ストックを使い切ってしまったためこんなことでも記事にしていかないとやっていけないというやりきれない気持ちとで、この記事を書いています。
みなさん、玉ねぎは好きですか?
煮て良し・焼いて良し、そして生で食べても美味しいしで神の食材だと僕は思っていました。ついこの間までは。
犬・猫が玉ねぎを食べると「玉ねぎ中毒」になることはよく知られているとは思いますが、実は人間も玉ねぎの過剰摂取により中毒症状を引き起こすことは皆さんご存じでしょうか? 僕は知りませんでした。
今回僕は「生の玉ねぎ」を過剰に摂取してしまったことで玉ねぎ中毒にかかり、ここ2~3日地獄のような症状(この記事を書いている今現在も)に苦しめられる事態に陥ってしまいましたので、備忘録として本記事で記録しておきたいと思います。
どの程度玉ねぎを摂取すると中毒症状が起きるのか、玉ねぎ中毒の症状とはどのような物なのか、お伝えしていきます。
※なお、この記事はあくまで素人が自己判断の元、症状や状況から「玉ねぎ中毒だろう」と推定して記述したものです。医師の診断や医学的知識の元書かれた物では無いため見当違いな見込みになっている可能性があることをご了承ください。
それではやっていきましょう。
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①玉ねぎを過剰摂取してしまった経緯
まず、全ての始まりは同じ集落の住人から5玉の玉ねぎを頂いたことでした。
以前ネギの株と化成肥料を頂いた集落住人のお宅に、お礼を言いつつ化成肥料が入っていたバケツを返しに行ったのですが、その際に家庭菜園を見せていただいて、今度は食用の玉ねぎを頂いたんですよね。
その玉ねぎは少々小ぶりな玉ねぎで、一般的な中サイズ玉ねぎが200gほどらしいのでその玉ねぎは恐らく100gほどで、合計500g頂いたということですね。
さて、僕は基本的に野菜をストックするということをしません。購入したにしろ頂いたにしろ、手に入れた野菜は基本的に一気に調理して食べてしまいます。理由としては野菜をできるだけ新鮮な状態で食べたいとか、冷蔵庫が圧迫されるのが嫌だとかいろいろあるのですが、とにかくそういう理由で以下のように頂いた玉ねぎを全て一気に消費しようとしました。
- 味噌汁……2玉(200g)
- 炒めて「こてっちゃん」と混ぜる……2玉(200g)
- 生のみじん切りでインスタントラーメンのトッピングにする……1玉(100g)
これらを一気に調理し、一部は取り置きにしたものの、ほとんど全てを一気に食べてしまったのです。
この中で最も問題だったのは恐らく生のみじん切り100gです。
玉ねぎに含まれる「アリシン」という成分は、血液サラサラ効果があることが知られていますが、同時に強い殺菌作用のある刺激成分でもあり、胃腸を過剰に刺激してしまい腹痛や下痢の原因ともなるようです。
「アリシン」は加熱することにより成分が分解されるため、調理された玉ねぎで中毒症状が起きる可能性はかなり抑えられるのですが、生で摂取するとなると適量とされているのは1日で玉ねぎ50~70gほどとされているようなのです。
つまり僕は、適量を大きく超える生の玉ねぎを摂取してしまったばかりか、加熱処理済みとはいえさらに大量の玉ねぎを食べてしまったのです。
しかもさらに恐ろしいのが、今回玉ねぎ中毒の症状は僕の場合すぐには現れず、摂取後1日経ってからだったため、僕は何と大量摂取の翌日の昼食に更に「町田商店」で大量の生玉ねぎトッピングのラーメンを食べてしまったのです。
恐らくはそれがダメ押しとなったのか、症状はその日の深夜、玉ねぎを大量摂取した次の夜に訪れました……。
ちなみに町田商店の名誉のために触れておくと、僕はこれまで町田商店のトッピング生玉ねぎをいくら大量に食べても、それだけで玉ねぎ中毒になったことはありません。アリシンは玉ねぎを水にさらすことで流されていってしまうそうなので、町田商店でもそのような処理済みの生玉ねぎを出しているのかもしれません。
②症状の発生と経過
1日目 午前1時~2時ごろ
玉ねぎを大量摂取してから1日後の深夜、突如急激な便意を催して目を覚ましました。
今現在僕は空き家でベッドに暖房テントを張って寝床としており、そこからコンポストトイレに向かうまでにはいくつもの工程を踏まなくてはならず全く気は乗らなかったのですが止むを得ず慌ててコンポストトイレを準備しました。
出てきた便は案の定下痢でした。その時はそこまで腹痛が強い訳ではなく、割とスムーズに便が出てくれてあっさりと再び寝床へ。
すると、更なる異常事態が発生しました。体の震えが止まらず、いくら布団にくるまっても全くそれが止まらず全然寝付けないのです。
おかしいなとは思いつつ、その時の僕はまるで症状に対する自覚が足りていませんでした。コンポストトイレで便をする都合上、できるだけ下痢につながるような食事はとらないようにしていたのになぜ? といった気持ちはありつつも、寝れば何とかなるとこの時は軽く考えていたのです。
それが地獄の始まりだとも知らず……。
1日目 昼~夕方
この日僕は、今現在建築中の小屋の基礎・土台部分の作成のため必要な資材を準備するため、市街地まで下りてホームセンターのレンタルトラックを利用し、街と集落を往復して資材を搬入していたのですが……
その間にも、症状はみるみると重篤化していきました。
まず、下痢の頻度がどんどん激しくなりました。
午前中にも空き家で数回下痢が出たにもかかわらず、ホームセンターでも30分ほどにもわたって下痢で苦しみ、また空き家に戻っても再び下痢。
下痢の出方もだんだん変わってきて、最終的にはもはや固形物がほとんど無いジェル状の腸内粘液だけが出てきているような状態にまでなってしまいました。
また、体調に明確な異変を感じるようになりました。
まず、1日目深夜にも感じていた体の震えが、普通に日中行動している時にも感じられるようになってきました。ホームセンターの冷房程度の涼しさも以上に寒く感じてしまうほどで、恐らくは発熱もしていたのではないかと思います。測っていませんが。
また、まるでインフルエンザにかかっている時のような節々の痛みや、体表の感覚が異常に過敏になるような症状も出始めました。
もうこの時には、自分の中でも明確に「これは玉ねぎを食べ過ぎたことによる中毒症状だ!」という確信がありました。
なぜかというと、ネットで調べて出た症状と酷似していたというのもありますが、単純に便から異常なほど玉ねぎのあの独特の刺激臭が漂っていたからです。
ネギ類をたくさん食べた後、便からその臭いが漂ってくるというのはよくあると思いますが、今回の僕の場合は下痢から延々玉ねぎの強い臭みが漂ってきていたので、今回の症状の原因として玉ねぎ中毒を疑うのに理由としては十分でした。
ちなみに、もう一つこの症状の原因として考えられるものに、書状が酷似している「マダニ感染症ウイルス:SFTS」もあり得るかもとは思ったのですが、SFTSだったら流石に2~3日でブログ文章が書けるほどに回復するということは無いと思いますし、何よりここ最近は僕の把握する限りマダニに噛まれていませんから、その可能性は無いだろうと判断しました。
もしSFTSだったとして、症状が2~3日で落ち着くなんてことがあり得るんですかね? ネットで調べても出てくるのは潜伏期間に関する記述ばかりで、発症期間の長さに関する記載が見当たらなかったんですよね。
結局この日は資材の運搬が終わって空き家に帰って来た時点で力尽きて、夕方4時にはベッドに入って休むことにしました。
そしてここからが本当の地獄の始まりだったのです。
1日目夜~2日目朝にかけて
玉ねぎ中毒の症状が現れてから約2日経ったこの時間帯が、症状が最も重篤化した時間帯でした。
- 止まらない震え、悪寒
- 2~3時間ごとに大量の下痢
- 腹痛・頭痛・関節痛
これらの症状がピークに達し、ちょっと寝ては痛烈な便意によってたたき起こされ、慌てながらコンポストトイレに駆け込んではギリギリで下痢をするといったことが複数回にわたって繰り返されました。
当然下痢は相変わらずジェル状で、複数回にわたって排便しても全く量が収まる気配もなく、排便の度に強烈な腹痛にも悩まされるようになります。
この日の深夜2時~3時頃に催した下痢が今回の症状の中で最も重症で、この時はマジで気を失いかけました。体は悪寒で震えているのに、あまりの苦しさに冷や汗がドバドバ出て、小康状態を迎えるころには着ていた上着までびっしょりになってしまうほどでした。
小康状態が来る度、毎回「もう下痢来ないでくれ!」と祈るような気持ちで寝床に入るのですが、その度2~3時間で強烈な便意でたたき起こされるので、もう本当に心がバッキバキに折られるんですよね。
結局この日は翌日の朝になっても症状が回復することは無く、数時間おきの下痢に悩まされるような状態のまま2日目を迎えました。
2日目 昼~夜
2日目はもう流石に何もする気になれず、午前中数回下痢に襲われて小康状態になってから、車で30分かけて市街地にあるスーパー銭湯に籠ることにしました。
この頃にはもう全身の悪寒や関節痛と言った症状はほとんどなくなっていたので、風呂に浸かりながら腹痛などの症状を誤魔化しつつ下痢の時は銭湯のトイレに駆け込むといった手法で何とか1日を乗り切ることにしたのです。
ちなみにこの時、銭湯の入り口にあるコロナウイルス全盛期の名残である体温測定器で体温を測ったのですが、特に熱は出ていませんでした。
食欲は全く無いわけではなかったので、消化に良さそうなうどんを食べたのですが、それでも食べきるのが結構大変なぐらい胃腸が弱まっているのを感じました。
結局、銭湯でも3~4時間おきにトイレに駆け込むような状態で夕方まで過ごし、空き家に戻ってからはまたすぐに寝ることにしました。時刻は19時頃だったと思います。
2日目夜~3日目朝にかけて
結局この時も、4~5時間おきぐらいに強烈な便意で叩き起こされ、慌ててコンポストトイレを準備して下痢をするといった状態は変わりませんでした。
ただ一つ救いだったのは、1日目夜~2日目朝にかけてあったような強烈な腹痛は治まってきていたことですね。相変わらず下痢は止まらないのですが、気を失いそうになるほどの強烈な腹痛症状が無いだけでだいぶマシでした。
一番ひどい時と比べたらマシというだけで、地獄なのには変わりないんですけどね。
3日目朝~現在に至る
こうして2~3日に渡る玉ねぎ中毒の症状が一端の落ち着きを見せたため、今こうしてこれだけの長文記事を書けるまでに体調・気分共に何とか回復しました。
未だに腹痛症状は残っていますが、下痢の頻度はかなり落ち着いて来て、洗濯や朝食準備といった家事をする余裕が出てくるまでになってきています。
それでも完全に体調が元に戻ったとは言えないため、玉ねぎ中毒の症状が完全に寛解するまでには症状発生から3日以上は必要なのではないかと予想されます。
③まとめ
今回の記事では、人間が玉ねぎの過剰摂取により中毒を起こした場合、どのような症状が発生するのかを実体験からお伝えしていきました。
僕の中で、今回の症状の中で最もつらかったのは何かというと「2~3時間おきに来る下痢」に尽きます。
次の下痢がいつ来るのか予想もできず、場合によっては小康を迎えたと思った30分後には再び次の下痢がやってくることさえあったため、日常生活の全てが阻害されることになるんですよね。
何よりきついのが睡眠から叩き起こされる時。目覚めた時には既に便意がピークなので、毎回コンポストトイレをぎりぎりでセットして何とか便をするというのが繰り返されるのが本当につらかったです。ベッドの上で漏らさなかったのは割と奇跡だったんじゃないかと思っています。
今回これだけ長々と玉ねぎ中毒の症状を書き連ねて行ったのは、玉ねぎの過剰摂取による中毒症状に関する個人ブログとかの体験記が全くと言っていいほど見られなかったためです。
これほどの恐ろしい症状にもかかわらずそこまで周知されていないという現状に恐怖を感じ、少しでも玉ねぎ中毒の恐ろしさについて伝えたいと思い記事を書かせていただきました。
実際、皆さん生の玉ねぎを大量に摂取するとここまでの症状が出るということはご存じなのでしょうか? 僕が無知だっただけ?
もしも僕同様、玉ねぎの過剰摂取で大変な目に遭ったという方がいらっしゃったらぜひコメントでお伝えいただけると嬉しいです。やっぱり同じ目に遭ったのが僕だけじゃなかったってだけで安心感が半端じゃないですからね。
という訳で、記事のストックがこの2~3日全く行動できなかったせいで吹き飛んでしまったので、毎日更新を何とか保つため、今後記事のクオリティに若干の異変が生じる可能性がございますが、こういう事情があったということでどうかご容赦いただけたら幸いです。
本当、マジで勘弁してください。許して……
今回の記事は以上になります。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。