どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第103回になります。

空き家の床下に侵入してしまった獣への対策として、これまでの記事では、忌避剤を撒いたり、岩で進入路を塞いだりと色々なことをやって来ました。

※獣画像注意
床下に侵入していた獣。恐らくアナグマだと思われる
溜め糞周辺と、空き家の周りを取り囲むように忌避剤を散布
床下の隙間を岩で全て埋めた

しかし、床下に設置した石材はことごとく突破され、一度ならず二度までも、どれだけ石積みの仕方を工夫しても石積みだけで獣の侵入を防ぐことはできませんでした。

一度目の敗北。石が押しどかされてしまっていた
二度目の敗北。石を押すことのできないよう設置しても結局ずらされてしまう

これはもう獣の侵入することは不可能……なんてことにはなりません

僕には、人類にはまだまだ数多の獣対策の選択が残っているのです。

人類の英知は野生の獣なんかに敗北したりはしません。

ということで、今回の記事ではこれまでとは違った方法で獣進入路を完全に封鎖し、今度こそ獣対策に決着をつけていきます。

獣の侵入を完全にふさぐための方法とは何なのか。

本当にその方法で獣の侵入を阻むことはできるのか。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください
空き家の整備108:ホントの最終決戦~アニマルフェンスを改良し、完全な獣対策を施す~
空き家の整備103:獣対策The Final~アニマルフェンスで床下への進入路を塞ぐ~
空き家の整備102:獣対策リベンジ~床下に侵入さないよう岩を積んで隙間を塞いだ結果~
【土地整備】空き家の整備101:獣との遭遇(後編) 侵入経路を全て埋めて対策する
【土地整備】空き家の整備100:獣との遭遇(前編) 忌避剤を撒いて家から追い出す

①使用する資材紹介

今回新たに獣の進入路を塞ぐために、とうとう課金することとなってしまいました。人類の英知を利用するためには金銭が必要、これが世の真理です。

今回活用することにした人類の英知たる結晶をご紹介します。

それがこちら、日本マタイ製「アニマルフェンス」と、防獣杭です。

こちらの「アニマルフェンス」はスチールメッシュ素材となっており、獣が力づくで侵入したり髪切ったりすることのできない圧倒的文明の利器となっています。

サイズは1.2×20m幅でお値段は8338円と、長さ1m当たりの値段が500円以下なので切り売りの金網を購入するよりも経済的となっています。

網目は10㎝×5㎝ということで、タヌキやアライグマ、アナグマなどの成獣であればまず間違いなく防ぐことができる目幅となっています。ただ、未成獣だったりネズミのような小さな獣だったりすると通り抜けて行ってしまうので、その場合はもっと細かい網目の物を使うか併用するかする必要があると思います。

ちなみに表記には「別売り支柱で組み立て簡単」となっていますが……

僕の購入したホームセンターではバラ売りで一本900円以上と、ちょっとシャレにならない高価さだったので、5本セットで1500円の廉価版支柱を代わりに購入しました。

理由は後述しますが、床下からの侵入を防ぐためにアニマルフェンスを使用するのであれば廉価版の支柱で全く問題は無いと思います。

後は別途必要な資材・工具として以下の物が必要になります。

  • 針金……支柱とネットの固定用
  • シャベル……フェンスを埋める溝掘りに
  • 穴掘りドリル……支柱を刺す穴掘りに(僕はバールで代用しました)
  • ニッパー……フェンスの切断に
  • 金切り鋸orパイプソー……支柱の切断に

いやほんと、石積みで塞いでいた時と比べて圧倒的に必要な物が増えましたよね。文明の利器を活用するってこういうことですね。

②設置する様子

1.石をどける

まずは床下の隙間を塞ぐために敷き詰めていた石をどけていきます。

そのままにしておいても良かったのですが、意思が崩れてきてフェンスが壊れることになっても嫌だったのと、これだけ大量の石材は今後利用する機会は必ずあると思ったので、そのために回収しておきました。

2.フェンスと支柱を取り付ける溝・穴を掘る

地面にフェンスと支柱を取り付ける溝と穴を掘っていきます。

フェンスを取り付ける溝は地上から20㎝、支柱は30㎝を目安にして掘り進めて行きます。万全を期すのならばそれぞれもう+10㎝ほどは掘りたいのですが、人力で掘るとなると地盤にもよりますが30㎝でかなりきついので、広範囲に30㎝以上掘るというのはあまり現実的でないと感じました。

支柱用の穴を掘るのにはそれ専用のドリルのようなものがあれば一番いいとは思うのですが、僕はバールで代用しました。バールでも先っぽを地面に刺してぐりぐりするとイイ感じの穴を掘ることができました。

ただ、やはり深さ30㎝に近くなるにつれて地面はかなり固くなっていくので、なかなか根気のいる作業になりました。

3.フェンスと支柱の仮設置&切断

一旦支柱を仮セットして、塞ぎたい場所が支柱のどのあたりの部分まで来るのかをチェックした後……

金切り鋸で支柱を切断します。

今回は廉価版の支柱を購入していたため切断は用意でしたが、これが専用の鋼鉄製の支柱だった場合切断はかなり大変だったと思うので、今回のような場合であれば支柱は廉価版で良かったのだと感じました。

その後、アニマルフェンスを設置場所に合わせて取り出したら……

ニッパーで切断し、切り出していきます。

アニマルフェンスを構成する針金は太さ直径2.1mmとそれなりに太いのでハサミで切るのは厳しいと思います。最低でもニッパーが欲しいですし、ニッパーでもあまり小柄な物だと切断は大変かもしれません。

必要な長さ分カットした後、高さも支柱に合わせてカットしました。

4.設置&完成

フェンスを溝に当てはめつつ、支柱に沿わせるようにして仮置きしたら……

針金を巻いて固定していきます。

仕上げに溝を土で塞ぎ、踏んで固めた所で……

アニマルフェンス、設置完了です!

かなり疲れました……この日は雨も降っていて、慣れない作業をびちょびちょになりながらやったので、もうへとへとです。

どうしても端っこの方には隙間が多少生まれてしまうので、その部分に大量の石を設置しておきます。

これは塞ぐためというよりも、獣がその部分の隙間を通過してしまった時に目印として置いてある意味合いが強いです。

この日は流石に体力が限界だったので、裏手の方の進入路は岩を何個も重ねて塞いでおきました。

ここも、突破されてしまった場合は岩が外れてしまっているはずなので一目で分かる目印も兼ねています。

③アニマルフェンスを設置した結果

それから3日ほど期間が空き、久しぶりに空き家に訪れた際にアニマルフェンスの様子を覗くと……

突破され……て、ない!!

か、勝ったッ!! 人類の英知の勝利です!!

獣が若干掘り返したような痕跡こそありましたが、獣も今回は今までと違うことに気付いたのか途中であきらめています。

こ、これがアニマルフェンスの力……圧倒的じゃないか。

ちなみに、裏手の侵入口も全く獣が触れた形跡がありませんでした。

これはもう完全勝利か……? と、思いかけたのですが

残念ながら、また別の石積みのままにしていた床下部分から侵入されているような痕跡が残っていました。

今までこちらの方から獣が侵入してきていたことが無かったため一旦保留にしていたのですが、やはり獣は侵入路が塞がれればまた別の侵入しやすい場所を見つけてしまうようです。

獣の侵入を完全に阻むには、全ての侵入しうる場所を無くすことが必要なのだということが分かりました。

ということで早速アニマルフェンスで塞いでしまいました。

もはや2回目ともなれば慣れたもの。1回目の半分以下の速さで設置できたような気がします。

④まとめ

今回は獣の侵入対策として、人類の英知の結晶である「アニマルフェンス」を使用して、完全に獣の侵入を塞ぐまでの様子をお伝えしていきました。

結果として現段階では、アニマルフェンスをきちんと設置することさえできれば獣進入を阻むことが可能そうだということが分かりました。

もしかしたらまた別の侵入経路をまた作られてしまったり、何ならアニマルフェンス自体を何かしらの方法で突破してきたりする可能性もあるので断言はできないのですが、しかし現時点で明らかにこれまでの対処法とは違った結果が現れているため、やはりアニマルフェンスは獣の侵入対策に効果的だということは言えるのだと思います。

ちなみに今回の防獣対策にかかった費用はこんな感じです。

合計費用1万5727円。結構かかりましたね。

まあ、支柱もアニマルフェンスも針金もまだまだ使い切っている訳ではないですし、防獣対策には他にも端材のガリバリウム波板なんかも使用していたので一概には言えませんけどね。

ですが、やっぱり獣対策に文明の利器を活用しようとすると、どうしても1万円前後の費用はかかってきてしまうのかなという気はします。そのぐらい、一度侵入を許してしまった場所への獣の執着心というのは予想以上に強いです。

また今後もどこかから獣が侵入してしまうということは十分あり得ます。屋根裏とか、恐らく侵入可能な隙間はどこかしらにあるでしょうし、小柄な獣の場合は侵入を完全に防ぐことは難しいでしょうし。

山奥の空き家に住むということは、=で常に獣とのナワバリ確保の勝負なのだということが、今回の経験を通じてよく分かりました。

恐らく今後もイタチごっこのようなやり取りは続くでしょうが……めげずに色々試していこうと思うので、また何か獣関連で異常事態が起きましたらご報告していきたいと思います。どうかお楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。