どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、なんと今回で第40回になります。一体いつまで続くんだこれ。

前回の空き家整備では、銅釜を求めてキッチンの小型給湯器を分解していきました。

無事にお目当ての銅釜を手に入れることができた。

その際真鍮製のパイプを回収することができたのですが、持ってみた感じ1kgに満たない量しかありませんでした。1kgに満たない量だと鉄くず業者に買い取ってもらえませんので、このままだと無料での引き取りor鉄くずに紛れ込ませての買取しか手段がなくなってしまいます。

そこで、空き家の中でまだ真鍮が取れそうな物が残ってないか探してみた結果……

井戸ポンプを発見しました。

基本的に真鍮は、配水関係のパイプに使われていることが多いので、この井戸ポンプの中にも真鍮が含まれていることが予想されます。

まあ、取れなくても鉄くずとして処分できますし、とっくの昔に使用されなくなって破棄されている感じなのに地面から生えてて邪魔だしで、解体しておいて損は無いはずです。

ということで今回は、空き家のキッチンの床から生えていた、遥か昔に使われなくなったであろう井戸ポンプを解体して、真鍮を取り出すまでの様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①各部品を取り外す

1.ボルトを取り外す

まずはぱっと見で分かる範囲のボルトをとにかく取り外していきます。

やはりかなり昔から放置されていたのか、劣化と錆びつきが酷くてボルトがちゃんと回ってくれるかどうか不安だったのですが、特に問題なく一通りボルトは回ってくれました。とりあえず一安心です。

ただ、ダメダメだったのがこちらのキャップでした。

これは呼び水(水を吸い上げるために最初に入れる導入の水のこと)を入れるタンクのキャップで、プラスの穴部分にドライバーなどの金属棒をはめ込んで回す形式の物なのですが、既に若干欠けてしまっています。

それでも何とかこじ開けようと、残りの穴にドライバーを当てはめて何とか回そうとしてみたのですが……

さらに割れました。

ただでさえキャップが劣化してしまっている所に、錆による固着まで組み合わさってしまっている物ですからもうどうしようもありません。このキャップ部分は諦めることにしました。

このように、別に全ての部品を取り外す必要はないため、手間がかかりそうなところは飛ばしつつ解体を進めていきます。

2.細かいパーツの取り外し

井戸ポンプは単純な機械かと思いきや、結構色々な電子部品が組み込まれていたので、それもどんどん取り外していきます。

巨大なコンデンサだったり……

コードが集中しているスイッチだったり……

よく分からない装置だったりと、様々な電子部品がありました。

こちらの電子部品は、ポンプの内部につながっているところを見るに、恐らくタンク内の水量からくみ上げる量を調整する制御機械かと思われます。

まあ、残念ながらこれらは何の金属部品も取れませんので全て破棄になります。

これでボルトも細かい部品も一通り外し終わりました。

②解体していく

ここからがめちゃくちゃ大変でした。

何が大変って、ポンプを構成するほとんどのパーツは鉄製なわけですが、それがもう錆びまくってて、ボルトを取り外してもなお固着してしまって離れてくれないんですよね。

例えばこういう、鉄と鉄の間にゴムパッキンが挟み込まれている部分なんかもう最悪です。ねじってもひねっても取れませんし、トンカチで叩いてもビクともしません。

なので写真のように、ゴムパッキンの部分をハンディソーで削り取って何とか隙間を強引に作り、そこにマイナスドライバーを突っ込んでてこの原理でこじ開けるという、かなり強引な手段を使ってようやく取り外していきました。

こちら、取り外したパイプの内部です。とんでもなく錆が進行してしまっているのが分かると思います。

ちなみに、中にはなんとまだ水が残っていて、錆や汚れですっかり汚泥となった水滴がボタボタと零れ落ちてきて気分は最悪でした。

そうして苦労しつつも解体を進めていくうち……

とうとう真鍮を発見しました!

水をくみ上げるモーターの裏側の一部分だけが真鍮製になっていました。想定したよりもずいぶん量は少ないですが、無事に見つかってとりあえずは一安心です。

真鍮ごとモーターを取り外しました。

モーターはずっしりと重く、片手で持つのがきついぐらいでした。体感7~8kgはありそうです。さすが、大量の水をくみ上げるためのモーターなだけはありますね。

③モーターを解体して真鍮を取り出す

ここからが本当の地獄だった…

モーターを取り外すまでに大体1時間ちょっとぐらいかかっているのですが、このモーターから真鍮を取り外すだけに3時間以上かかったと言えば、その地獄さが少しは伝わるでしょうか。

1.硬すぎるプラスネジ問題

まず最初の障壁となったのがやたら固いプラス穴ネジです。

モーター周りのネジがめちゃくちゃ固く締められているのは、これまでの解体経験からもはやお約束となっています。もしそれがプラス穴のネジだったりしたらその時点で絶望です。9割5分はちゃんと回らずにナメます。

このモーター周りのネジもご多分に漏れず激カタで、一瞬でネジ穴がナメました。

しかし今回はこれで終わりではありません。こんなこともあろうかと最強のドライバーを準備しておいたのです。

それがこちらの「ワニドラ」です。

ワニドラは舐めたネジを回すためのドライバーで、ノミのように持ち手のお尻部分の金属部分をトンカチで打ち付け、ナメたドライバーに自分から穴を打ち付けて無理やり回すという革命的なドライバーになっています。

このように無理やりマイナス穴をあけて、先端のワニ口のようにねじれている部分で引っかかりながらネジを回します。

これまで諦めていたナメてしまったネジも、この「ワニドラ」さえあれば突破できるのです!

ワニドラ最高!! ワニドラ最高!!

とか言って調子に乗ってたら速攻で割れました。

えぇ……1日前に買ったばっかりだったのに……800円もしたのに……。

原因としては、僕はしばしばマイナスドライバーを小さなバールのように使って物をこじ開けるのですが、ワニドラでそういう使い方をしていたら「パキッ」と音がして気が付いていたら割れていました。

ワニドラは普通のドライバーのような手荒な使い方をしてはいけなかったんですね……どうかワニドラを使う方はお気を付けください。

2.全く取れないモーターの芯問題

ワニドラの尊い犠牲もあり、何とか後はモーターの芯を真鍮から取り外すところまで来たのですが、ここがこの日一番の難所でした。

何が問題かと言うと、真鍮を取り出すためにはこの歯車のような部品に刺さっているモーターの芯を抜き取る必要があるのですが、これがもう信じられないぐらい固くくっついてしまっていて、これを取るだけで2時間かかったほどです

どれぐらい固いかと言うと、真鍮の方が耐えきれずに千切れてしまうぐらいの力を込めて、バールで取り外そうとしても全くビクともしないほどです。

2台のバールを駆使して、歯車が曲がってしまうほどの力を込めて引き抜こうとしても、ピクリとも外れる気配がありませんでした。

最終手段として、モーターの芯周りの歯車の一部を金切り鋸でひたすら削り取っていくという、とんでもなく根気のいる作業を断行した結果……

とうとう歯車を取り外すことに成功しました! マジで疲れた……。

取れた時の達成感と言ったら半端じゃなかったですね。何せこれだけに2時間ぐらいかけた訳ですから。「君の名は」がゆうに一本見れるだけの長さ、歯車と格闘していたことになります。

ですが、これだけ格闘して取れた真鍮はこれだけ。300gも無いかもしれません。

はたして給湯器から取れた真鍮と合わせて1kgに届くのでしょうか。ちょっと心配になってきました。

④まとめ

今回は井戸ポンプから真鍮を取り出すまでの様子をお伝えしてきました。

結果として井戸ポンプから真鍮を取り出すことはできましたが、その量は非常に少なく、労力の割には正直期待はズレなものとなってしまいました。

ですがそれ以外の部分では、かなり重量のある鉄くずやモーターを回収することができましたので、全体の成果としてはそう悪くはない物だったと思います。

まだ貯水タンクが手つかずで残っているのですが、こちらは恐らく地面に埋め込まれているのかビクともしませんし、中には汚水がまだ大量に残っているしで、ちょっと今すぐどうこうすることは難しそうです。

ただ、埋め込まれている位置が位置なので、その内キッチンの床を解体・修理する際には絶対邪魔になってくることでしょう。なのでその内これも解体・処分する必要があります。

この井戸を利用するかどうかは微妙なところですね。水道が通っているので大前提生活水としては必要ありません。ですが、このまま埋めてしまうというのも何だかもったいないような……。

まあ、それも今後、土地の引き渡しが済んで、小屋を建てて、生活が落ち着いてから考えたいと思います。とりあえずは井戸はこのまま放置ですね。

次回は前回と今回でかき集めた物+これまで少しずつ貯蔵してきていたアルミを、鉄くず業者に持ち込んで行きます。量はそこまで多くないですが、単価の高い金属の寄せ集めになりますのでなかなかの高額買取が期待できるのではないかと思います。

どうかお楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

シリーズ記事

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【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑥:キッチンの片づけ(前半)

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生

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