どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第41回になります。

今回はいよいよお楽しみタイム! これまで集めてきた「レア金属くず」を鉄くず回収業者に持ち込んだら一体いくらになるのかを試していきます。

前回解体した「井戸ポンプ」、前々回解体した「ガス給湯器」からは、鉄くず以外にも「銅」「アルミ」「真鍮」など様々な金属部品が少ないながらも回収できました。

給湯器から回収できた「銅釜」
井戸ポンプから回収できた「真鍮」

また、これらの金属部品以外にも、これまでの解体作業で回収できた鉄くず以外の金属部品がストックしてあります。今回はこれらをすべて放出します!

買取に出す金属がどのような特徴があり、どんな物から回収できるのかも併せて解説していきます。

これまでの一回での持ち込みの買取最高記録は、合計50kgもの鉄、アルミやモーター、コード類を持ち込んだ時の4050円となっていますが、今回のレア金属持ち込みではこれを上回ることができるのでしょうか!?

やっていきましょう。

①持ち込む金属部品紹介

今回持ち込む金属は「鉄」「アルミ」「銅」「真鍮」です。

それぞれどんな金属なのか、見分け方やどんな物から回収できるのかを説明していきます。

1.鉄

金属製品の中で最もポピュラーな素材です。

程よい重量と加工のしやすさ、頑丈さからあらゆる品に使われています。

鉄が使われているもの
  • 家電の外装カバー
  • ネジやボルト
  • 機械のフレーム
  • スチール缶、一斗缶、ドラム缶など様々な缶類
  • 鉄パイプ
  • 鉄チンホイール
鉄の特徴
  • それなりに重い
  • ある程度まで薄くでき、加工がしやすい
  • 強度が高い
  • コストが安い
鉄の見分け方
  • 茶色い錆が付く
  • 磁石に付く

見分け方は非常に簡単で、見た目に茶色い錆があればほとんど間違いないですし、磁石にくっつけばそれは鉄で確定します。逆に磁石にくっつかなければそれは下記で示す鉄以外の金属ということになります。

近年鉄スクラップ価格は高騰しているらしく、2023年11月現在では大体1kg40円前後で買い取りされています。

2.アルミ

鉄に次いで多くの場面で使用されいている金属部品になります。

アルミニウムが使われているもの
  • アルミ缶
  • 鍋やヤカンなどの調理器具
  • アルミホイール
  • ホットプレート
  • 電子機器
アルミニウムの特徴
  • 展性に優れており、薄く広く加工することができる
  • 非常に軽く、鉄と同じ質量でも軽量な部品を作ることができる
  • 熱伝導率が高く、排熱能力が高い

アルミはかなり薄く延ばして利用することができ、例えばアルミ缶なんかはスチール缶と比べて薄く・軽く作られています。アルミホイルのように、極限まで薄く延ばされ使用されている例まであるほどです。

比重はアルミが2.71、鉄が7.87と、アルミが非常に軽い金属であることが分かります。同じだけの質量でも鉄と比べて軽量で、かつ頑丈なものにすることができるため、アルミ製のタイヤホイールは鉄製ホイールと比べて高級品となっています。

軽いのに加えて熱伝導率も高いことから、昔から鍋やヤカンなどの調理器具には多く使われてきました。

アルミニウムの見分け方
  • 茶色い錆が無く、白い斑点模様の錆が付く
  • 磁石につかない
  • 鉄より質量に対しての重量が軽い

アルミニウムは鉄よりも腐食性に優れており、茶色い錆はできず、表面に白っぽい斑点が付くぐらいです。当然磁石にはくっつきませんし、持ってみるだけでも鉄と比べて明らかに軽いので見分けは容易にできます。

そんなアルミニウムですが、買取価格は鉄と比較して非常に高価になっています。素材の状態によっても異なるのですが、大体鉄の5倍ほどの価格である200円ちょっとの価格で買取されています。

3.銅

銅は非常に高価で希少な金属部品になります。

使用されている部位や用途は限られており、先ほど紹介したアルミ以上に回収できる機会は少ないです。

銅が使われているもの
  • 電源コード内部の銅線
  • 電子機器内のモーターや変圧トランスのコイル
  • 給湯器内の銅釜
  • 高級調理器具など
銅の特徴
  • 電気伝導率が非常に高い
  • アルミ以上に熱伝導率が高い。
  • 重い

銅は、全ての金属の中で銀に次いで電気伝導率と熱伝導率に優れています

しかし銀製ではコストがかかり過ぎてしまうため、電気伝導率や熱伝導率が重要な機器には基本的に銅が用いられます。

また銅は、アルミや鉄に比べて比重も高めになっています。

銅の見分け方
  • 特定のカ所にのみ使用されているため、回収カ所から判断できる
  • 黄金色の輝きがある
  • ずっしりと重たい

銅はコストがアルミや鉄と比較すると高いため、ある特定のカ所でしか使用されていません。そのため、回収できた状況やカ所から銅製かどうかは判断することができます。

また、銅には独特な黄金色の輝きがありますが、表面が酸化していたりメッキされていたりで見た目で判断できない場合があります。その場合は表面を削ると銅本来の輝きを確認することができます。

また、こちらは少々不確実ではありますが、比重の高い銅はアルミや鉄と比べて手に持った時ずっしりとした重みが感じられます。磁石にくっつかす、黄金色の輝きがあり、ずっしりと重たい金属製品は基本的に銅、もしくは下記にあげる真鍮製であると判断できます。

銅の買取価格は非常に高く、状態にもよりますが大体が1kg1000円以上での買取になります。

4.真鍮

真鍮は銅と亜鉛の合金を指す名称になります。黄銅とも呼ばれ、鉄やアルミなどに次いで身近に用いられる金属です。

銅の合金であるため、銅ほどではありませんがこちらも非常に高価な金属となっています。

真鍮が使われているもの
  • 蛇口のような給水管
  • 家具の取っ手
  • 仏具

真鍮は非常に耐蝕性に優れた金属で、そのため水回りの部品に多く使われています。

また下記に挙げるように加工容易という特徴から、アンティーク家具の装飾に使われたり、抗菌性の高さから取っ手などにもよく使われています。仏具も真鍮製であることが多いです。

真鍮の特徴
  • 耐蝕性が高い
  • 加工しやすい
  • 重い

真鍮は表面にできた酸化膜が黒ずんだ被膜となり、それが内部を守るために耐蝕性が非常に高いと言われています。また銅との合金であるため重量もそれなりにあります。

銅の見分け方
  • 特定のカ所にのみ使用されているため、回収カ所から判断できる
  • 黄金色の輝きが、銅よりも若干黄色みが強く、銅は赤みが強い
  • ずっしりと重たい

真鍮は銅との合金であるため、特徴は非常に銅と似ており判別はなかなか難しいです。ですが、銅の時と同じくコストがそれなりにかかる真鍮は使われているカ所も特定の場面に限られているため、回収できた状況から真鍮かどうかを判断することができます。

銅との分かりやすい違いとしては、見た目の色味です。身近なところで言うと、5円玉が真鍮製、10円玉が銅製となっていますが、二つを見比べると5円玉の方が黄色っぽく、10円玉の方が赤っぽくなっているのが分かると思います。

買取価格は銅とまではいかないまでも非常に高価で、大体1kg600~800円ほどで買取されています。

②買取結果

今回は持ち込んだ金属部品の内訳として

  • 鉄……給湯器・井戸ポンプの外装など
  • アルミ……シニアカーのホイール、ホットプレート、裏庭に落ちていた鍋など
  • 銅……給湯器の銅釜
  • 真鍮……給湯器・井戸ポンプのパーツ

これらの品を持ち込みました。量としては鉄とアルミが同じくらい、銅と真鍮は1kg前後と言ったところです。

これらの金属部品を持ち込んだ買取の結果はというと……

2910円買取!  うーん、それなり!

そして表を見てもらうと分かると思いますが、真鍮は1kgに満たなかったため買取してもらえませんでした。ガーン……ポンプの真鍮回収するのに2時間以上かかったのに……。

特筆すべきはやはりアルミと銅の買取価格ですね。

アルミは残念ながらなぜか全部が「鍋」判定となっているため単価が若干安くなってしまっていました。「鍋」判定が安くなってるのって、アルミ鍋だと持ち手のような不純物が付いているからだと思うのですが……確かに僕は鍋も含めたアルミ製品を持ち込みましたが、不純物は付いていなかったんですけどね。ちょっと残念です。

しかしそれでも6kgで1200円買取です。鉄で同じ値段を出そうとしたら30kgないといけないことを考えるとやはりアルミは優秀です。よくおじさんが自転車一杯にアルミ缶を載せて走っていることがありますが、これがその理由ですね。

そして銅も、おそらくギリギリ1kgに足りたのでしょうがそれでも900円での買取ですからね。圧倒的なコスパの良さです。

廃給湯器はそれなりの値段で買い取りがされていますが、それなら自分で解体して売った方が絶対に効率がいいので、ぜひともお勧めしたいところです。

なんかスクラップ屋さんの営業妨害になっている気がしなくも無いですが、一般的な家庭だったり逆に大量に廃棄したい業者だったりだと解体なんかやってられないでしょうからね。その手間賃と考えれば妥当、なのでしょうか?

真鍮はまた次回、何かしらで追加で回収できたときにリベンジですね。とはいえ、もう空き家にはめぼしい不要金属製品がありませんから、どうしたものか。まだ使える水道やドアの取っ手を解体したりしたらそれはもう本末転倒ですしね。

③まとめ

今回は様々な金属についての解説と、蓄えたレア金属を持ち込んだ結果についてお伝えしていきました。

現代社会では身の回りのあらゆるものに金属部品が用いられていますが、普通に生活していてそれがどんな素材でどんな特徴で、どれぐらいで買取されている物なのか意識することは少ないと思います。

実際僕も、空き家の片づけを通して鉄くず業者に頻繁に通うようになるまでは、金属製品が種類によってどれぐらい価値が異なるのかについて意識しておらず、真鍮製の仏具を鉄クズとして持ち込んでしまうという非常にもったいないことをしたりもしていました。

なので、もしも皆さんが鉄くず業者に不要になった金属製品を持ち込む際には、どのような素材が使われていて買取相場がどのくらいの物なのかを事前に調べてから持ち込まれることをお勧めします。

特に銅や真鍮は、たった数キロでもそれなりの額で取引されていますから、気付かずに捨ててしまったり鉄くずとして売ってしまったりすると大変もったいないことになってしまいます。どうかお気を付けください。

以上で今回の記事は終わりです

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

シリーズ記事

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【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑥:キッチンの片づけ(前半)

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話

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