どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第53回になります。

現在、空き家の庭に放置されていたボロボロの廃トイレ小屋の解体作業を進めていっています。

前回記事では、空き家の庭に放置されている廃トイレ小屋周辺の瓦礫を撤去し、小屋の現状を確認したのちに中の小物類を処分していきました。

トイレ小屋の地面は朽ちた木や廃材で埋め尽くされてしまっていたので……
すべて撤去し現状を確認
中の小物や便器は全て処分

今回の記事ではいよいよ本格的な解体作業に入っていきます。

解体の流れは

屋根→内壁→外壁→骨組み解体→廃材解体・処分

を想定し、今回の記事では「屋根・内壁の解体」までの様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①屋根材の解体

解体の最初の手順として、まずは屋根材のトタン板を取り外していきます。

バールを使い、トタン板をしたから押し上げつつ、固定されているカ所を引きはがしながら解体していきます。

だいぶ構造材の腐食が進んでいるとはいえ、未だに屋根を固定している釘はそれなりの強度を保っているため、引きはがすのも結構な力がいります。「押す」と言うよりも「ど突く」といった表現の方があっているんじゃないかと思うぐらいの激しさで屋根材を吹き飛ばして解体します。

屋根材は、棟と軒の二カ所で固定されているため、小屋の中側からもバールでど突きつつ取り外していきます。

トタン板はそこまでの重量がある訳ではありませんので危険性はそこまではありませんが、それでも顔面に落ちてきたら危険なため、解体する際には吹っ飛ばすぐらいの勢いで押し上げます。

トタン板が軽いとは言っても、写真のように釘が付いたままの状態の金属板が宙を飛ぶことになりますので、危険なことに変わりはありません。できるだけ肌が出ない服と帽子、そして目を保護するメガネなどの装備があった方が安全に作業できます。

少し危険な場面もありましたが、何とか屋根材を全て取り外すことができました。

②内壁材の解体

天井板が剥がせたら、次は内壁の解体を進めていきます。

内壁は全てベニヤ板で構成されていますが、既に痛みが激しく多くのカ所がめくれてしまっているため、簡単にはがすことができます。

ただ、簡単にはがせるとは言ってもその量は膨大で、適当に捨ててしまうと大量のゴミ袋が必要となってしまいます。

そのため、一枚一枚剥がしたベニヤをきちんと畳み、揃えてゴミ袋に投入するという地道な作業が必要になり、意外と時間がかかりました。

これで内壁材と屋根材を剥がし終わり、後は外壁を剥がせば骨組みだけという所まで進みました。

次回は外装を剥がして、完全に骨組みのみにした後に完全撤去まで進みたいところです。

③おまけ……壁の中から出てきた昆虫たち

これまでの家具類解体の経験から、恐らく壁を剥がしたら何かしらの生き物が出てくるだろうとは思っていました。そしてやはりベニヤの内側からは大量の越冬中の昆虫が出てきたので、せっかくなのでどんな昆虫が出てきたのかご紹介します。

※以下、昆虫画像注意!

カメムシの仲間
サシガメの仲間 肉食性で、刺されるとかなり痛い種類もあるみたいなので注意

サシガメの画像中央にはテントウムシの姿も見えますが、実はこのトイレ小屋、むしろ「テントウムシ小屋」と言ってもイイのではないかと思うぐらいに大量のテントウムシが潜んでいました。

※以下、大量のテントウムシ画像注意!

一匹二匹だと可愛らしいテントウムシも、これだけ大量にいるとなかなかおぞましいものがありますね……。

作業中に服にくっついてきてしまっていたのか、帰ってからも家の中で飛んでいました。一瞬でかいハエかと思ってめちゃくちゃビビりました。

④次回予告

今回の解体は、何だか越冬のために頑張って住みかを見つけた虫たちの邪魔をしてしまったみたいで心が痛みましたね。以前家具を解体した時にもアリの巣を崩壊させてしまいましたし……別に昆虫を虐めたいわけではないのですが。

しかし、この世は弱肉強食です。僕という強者の邪魔になってしまっている以上、彼らには大人しく別の越冬場所を頑張って探してもらいたいと思います。

僕だって現代社会という強者の巣窟から追い出された結果小屋暮らしを目指している訳ですからね。弱者がさらなる弱者を虐めて追い出しているという、醜いこの世界にありふれた一場面にすぎません。

次回はトイレ小屋の外装剥がしから進めていきます。お楽しみに!

ここまでお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。