どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第65回になります。

現在、空き家の整備後半戦として「ギリ住める環境を目指す」シリーズをやっています。

「ギリ住める環境」とは?

読んで字のごとく、「これならギリギリ住めるかも?」と言ったぐらいの清潔感、利便性が整えられた環境のことを指します。

  • 余計な荷物が無い
  • クモの巣、ゴキブリの死骸、蛾の繭など得体のしれない物体が無い
  • 床が抜ける、天井が落ちてくるといったような危険が無い

ここまで「寝室」「キッチン」「納戸」の3部屋の清掃を進めてきました。

寝室after
キッチンafter
納戸after

今回は空き家における居住空間の清掃のファイナルパートとして、「倉庫・玄関・居間」の清掃を一気に進めていきます。

倉庫before
玄関before
居間before

現在、空き家に残っていた物の内まだ使えそうなものが全て居間に集められており、唯一残った未清掃場所ということもありかなり散らかってしまっている印象です。

「ギリ住める環境」を目指すシリーズ最終章。空き家は見事ギリギリ住めるぐらいのレベルにまで生まれかわることができるのか!?

やっていきましょう。

①倉庫・玄関の清掃

まずは倉庫の床に敷かれているフェルト生地っぽいシートを細かいゴミごと剥がします。

別に倉庫何てその内また汚れる訳ですから、居住空間とは異なりわざわざ剥がすことも無かったのですが、床板の状態がどうなっているのかも知りたかったためとりあえず剥がしてしまうことにしました。

シートの下は、普通に板材を縦長に組み合わせた床になっていました。

ただこの床板には不思議な点が一つありまして……

床裏を除くと、基礎石のようなものが一切なくてまるで宙に浮いているかのようになっているんですよね。

これは一体どういう構造何ですかね? 別に床板が宙に浮いていてグラグラするという感じでも無いですし……何かしらの超技術で作られているとしか思えません。

分解して構造を確認してみたいところではあったのですが、流石にそこまでしてしまうと修復にも手間がかかるので、今回はこの謎は放置になりました。また大掛かりに空き家を補修する機会があったらぜひ確認したいですね。

これで倉庫の掃除は完了したので、続いて玄関側を掃除していきます。

見ての通り、床には大量の雑草くずや砂ぼこりが堆積しているため掃き掃除をしていきたいのですが、地面のコンクリがかなりひび割れていて砂ぼこりが上手く集められません。

もういっそのこと庭に砂ぼこりをかき出してしまいたいのですが、玄関口には段差があって箒で砂ぼこりを掃き出すことができません。

どうしたら楽に掃除できるか試行錯誤していると……

隅の方のコンクリがボロリと取れて、良い感じの隙間ができました。

ここに向かって思いっ切り箒で掃き出せば砂ぼこりを楽に除去することができ、また掃除後にまたコンクリをはめ込んで元通りにすることもできます。これは発明ですね。

この空き家、いたるところにこういう隙間があっていつか埋めなきゃなと思っていたのですが、この穴だけはそのままでもいいかもしれません。所詮玄関ですし。

ただ、思い切り砂ぼこりを掃きすぎてめちゃくちゃ舞ってしまいました。玄関で扉がすぐそこだからって調子に乗り過ぎましたね。

これまでの清掃でもそうだったのですが、これだけほこりが舞ってしまうと家に帰ってから鼻を噛んだ時にほこりで真っ黒になった鼻水が出てきて気持ちが悪いのが嫌なんですよね。慢性的に鼻炎的なのがより一層酷くなりますし。

本当、ゴミ屋敷清掃とかのほこりが舞いまくる現場で日々働いている人は大変だと思います。地下チンチロ編のカイジの気持ちが分かりました。

これで玄関の清掃も完了しました。

③居間の清掃

1.荷物の移動

倉庫と玄関がすっきりしたところで、居間の清掃に移っていきます。

まずは居間に残っている大量の荷物を、スペースの開いた「倉庫・玄関・納戸」へとそれぞれ用途に応じて移動させていきます。

倉庫には工具や資材を、「よく使うものは手前・あまり使わない物は奥」になるように配置しました。なかなか良い感じです。

いやあ、空き家に訪れた当初の、めちゃくちゃに荷物が雑多に詰め込まれていたころの倉庫を思い返すと感慨深いものが在りますね。

今は遠きあの日の姿

納戸の方には、収納だったり収集中の鉄くずだったり、今後何かしらに使用する予定のある物をとりあえず雑多に置いておきました。

こちらの方も、来た当初の状況を思えば物凄い変化ですよ。きちんと納戸として活用できる日がやって来るなんて、あの頃は思いもしませんでしたからね。

いやあ、頑張ったなぁ……(涙)

2.上の方から掃除していく

荷物を移動させたら、まずは例のごとく上の方から掃除を進めていきます。

壁や天井に張り付いている物体をそぎ落として……

壁から生えている笹を引っこ抜き……

神棚には空き家から産出された神々しい品々を並べて祀りたてました。

万が一空き家に泥棒が入ってしまった時、ご神体にビビった泥棒が逃げ出してくれるのではないかとひそかに期待しています。

3.床を掃く

これまで居間を様々な作業をする場所として長い間活用してきたため、細かいゴミが大量に溜まってしまっています。他の部屋とは比にならないぐらい大量のゴミを、とにかく繰り返し掃いて捨てていきました。

床がきれいになった後、玄関へとつながる場所に足ふき用のマットを敷いておきました。

これは元々敷いてあったもので、恐らく元空き家の住人も最終的にはこの家では土足で生活していたのだと思われます。ここはアメリカです。

今回大掛かりに清掃したとはいえ、僕自身まだまだこの家の中を靴無しで歩く気分にはなれませんので、足ふきマットは続投していきます。僕はアメリカ人。

これにて居間の清掃も完了しました。ふぅ~! スッキリぃ~~!!

④まとめ

今回は空き家の「倉庫・玄関・居間」を「ギリ住める環境」になるぐらいまで掃除していく様子をお伝えしてきました。

今回の掃除で「ギリ住める環境を目指すシリーズ」は一区切りついたわけですが、結果はどうかというと……

うーん……住めねえな、コレ

だってもう「今後も土足で行く」宣言しちゃってますしね。

日本人である以上、土足で住めない場所を「住居」と呼ぶわけにはいきませんよ、やっぱり。

敗因は何かと考えたんですけど、やっぱ圧倒的なまでに不潔感があるんですよね、まだまだ。

壁・床・天井、あらゆる場所が汚いですし、歩くたびに床がぐにゃぐにゃで移動することすらおぼつきません。

キッチンなんかが特に顕著なわけですが、他の部屋も大なり小なり同じような症状は出ており、やっぱり住居として使用するのはかなり抵抗がありますね。

今後もしこの空き家で生活することを考えるならば、床の補修は必須ですし、壁や天井の張替えもしていく必要があるでしょう。

家を支える柱も多くのカ所が腐っていることが予想されるため、その補強や差し替えなんかもすることになると思います。

今後そこまでの作業を行っていくのかどうかは、様子を見ながら決めていくことになりますね。とりあえず今のところはまだ土地を手に入れられるかどうかも未だ確定していないわけで、そんな状態ではとてもそこまで手を出す気にはなりません。

土地購入の進捗が進んでから、また空き家の補修作業についてはどう進めていくか考えていきたいと思います。その時こそ、真に「ギリ住める環境」レベルにまで空き家の住み心地を高めていきたいですね。

今回の記事は以上になります。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。