どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第75回になります。

現在、空き家の寝室を「コオロギ飼育部屋」としての使用に耐えうるまで補修していく企画を進めています。

以前の記事では、実際の床下の状況から床下補修の計画を立てました。

また、前回ご紹介した「2×4ソーホースブラケット」を使ったウマの作成を通して、丸ノコやインパクトドライバーなどの電気工具の使用感もしっかり確認してあります。

今回は木材を調達し、前回の記事で計画を立てた通りに裁断して実際に床に仮設置していくまでの様子をお伝えしていきます。

果たして計画通りに寝室の床下補修は進むのか?

やっていきましょう。

動画も作成しましたので、よろしければ併せてご覧ください

①床板用合板を調達

今回の補修で必要な木材が以下の通りになっています。

  • 6ft 2×4材……7本
  • 木ネジ
  • 鋼鉄製束……2個
  • 構造用合板……3枚

まずは床板に使用する「構造用合板」を調達する必要があるのですが、これがさっそく大変でした。

こちらの「針葉樹構造用合板」は、建物の床や屋根の下地材として使用される板材で、ホームセンターでも大体厚さ12mmほどの物が画像のように平積みされており手軽に購入することができるのですが、サイズが1820mm・910mmとなっておりめちゃくちゃでかいです。

長径がほぼ同じ長さである6ftの2×4材は、助手席をひっこめて斜めに傾けることで何とか車の荷台に乗せることができましたが……

構造用合板はどうひっくり返っても車内に入れることができませんでした。そのため、空き家まで搬入する方法を色々健闘した結果……

DCMの貸し出しトラックを使って自分で搬入することにしました。

これが本当にめんどくさくて、空き家から最寄りのDCMまでは片道40分程度かかり、それが往復ですから80分もかかる訳です。

それだけならまだしも、貸し出してもらえるトラックは乗り心地が酷く、それで山道を往復80分というのはなかなか辛いものがあります。ガタガタ揺れるし、座席は直角だし、エンジンは不安定だし……いかに愛車のフィットが神なのかを痛感する体験でした。

ちなみに空き家の最寄りのDCMで貸し出してもらえるトラックは普通車でしたので、かなりの長尺ものでも搬入することができそうです。

小屋づくりをする際に12ft(3640mm)の木材をどう調達したらいいかが結構悩みの種だったので、これはかなりありがたいです。他のDCMでは軽トラの場合も多いと思うので、検討している方は一回確認してみた方が良いかもしれません。

ともあれ、これで全ての材料が整いましたので、早速裁断を進めてまいります。

②墨付け、裁断

1.2×4材の場合

今回木材の長さはまず全て1400mmに切り出すので、6ft木材が最初1830mmの長さになっていることから逆算し、丸ノコ定規で端から430mmの地点に印を打ちます。

丸ノコ定規は、丸ノコに装着して長い距離を直線的に裁断するための道具ではありますが、画像のように端からの長さを測るための道具としても使用することができ便利です。

続いて、430mm地点の印に三角定規を押し当て垂直の線を引きます。

木材をクランプでしっかり台と固定したら……

三角定規をセットし、しっかり丸ノコに押し当て、直線部分をカットしていきます。

この際三角定規がずれてしまうと長さがぶれてしまうため、左手にはしっかり力を込めています。対照的に、丸ノコはすいすい木材に入っていくので、右手は余計な力を入れずに丸ノコが進んで行くのに任せて行っている感じです。

カットが完了したら、長さが間違っていないか、正確にカットできているかチェックして一本の切り出しが完了します。

大体一連の流れに2分もかからないので、慣れてくると2×4材のカットはかなり素早く済ませることができそうです。

2.合板の場合

合板の場合、2×4材と比べて一回にカットする距離が長いため難易度もその分上がりますが、道具さえそろっていれば十分きれいに一人でもカットすることができます。

墨付けは墨ツボを使って行っていきます。

今回合板は江戸間の1畳と同じ1780mm・880mmに裁断していく予定なのでそのように墨付けを行います。

例えば長辺を切り出す際にはまず、合板の横幅910mmから880mmを逆算した30mmの長さの地点の上下端にまず印を打ち、その印どうしを渡すように墨糸を伸ばします。

墨糸の端には固定用の針が付いているため、一人でも1820mmの長い幅に糸を渡すことが可能です。

糸を渡してぴんと張ったら、糸の中腹当たりを持ち上げて手を放すことで、糸の墨を木材に打ち付けます。

すると、このように長い距離でも問題なく真っすぐな墨線を打つことが可能です。

後は丸ノコに丸ノコ定規を取り付け、真っ直ぐ切り出して行けば完了です。

恐らく丸ノコ定規さえあればわざわざ長い墨線を引く必要もないとは思いますが、やはり目安になる線があった方が安心感が増しますし、丸ノコ定規だと3cm以下の短い幅を切り出すのが難しいため、墨ツボが必要になる場面は多いです。

以上で一旦の木材切り出しが完了しました。

③次回へ続く

次回は、今回切り出した木材は仮に並べてみて、実際にハマるのかどうかを確認していきます。

空き家自体が非常に築古で、どうしても寝室の部屋自体が歪んできてしまっているため恐らくズレが発生してくるものとは思われますので、底の所を微調整しつつしっかりと木材がはまるようにしていきます。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。