どうも、たかしです。

今現在、空き家周辺ではマダニが蔓延っており、その駆除でてんやわんやしている状況なのですが……

そんな中、空き家に更なる危険生物の脅威が迫っているのを発見してしまいました。

それがこちらのアシナガバチの巣です。

こちらは軒天に作られてしまった初期巣になります。

この位置は小屋建築予定地に近く、今後建築中に刺激して刺されてしまわないか心配なので、今回小さい内に駆除してしまうことにしました。

ということで、今回の記事ではアシナガバチの初期巣を駆除する様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①アシナガバチについて

今回駆除する「アシナガバチ」は、「スズメバチ科」に属する昆虫の一群です。

アシナガバチやスズメバチは、アシナガバチが3月~4月にかけて、スズメバチが4月終わり~5月にかけて冬眠から目覚めた新女王バチが営巣を始め、少数の育房からなるごく小さな初期巣を作ります。

ちなみに今回なぜ遠巻きから今回のハチがアシナガバチだと分かったかというと、営巣時期が4月半ばと早めなことに加え、初期巣の形状も関係しています。。

今回空き家の軒天に作られてしまった巣は巣盤が露出しており、下向きに広がるような形になっています。これはアシナガバチの巣の特徴で、もしこれがスズメバチであればお椀型、もしくはトックリ型の形状になっているはずです。

スズメバチの初期巣。トックリ型になる途中にこのようなお椀型になる。

そのため、この巣がアシナガバチの物と分かります。

アシナガバチはスズメバチと比べて攻撃性は低く、大人しい性格であるため、巣の位置によってはスルーしても良かったのですが……流石にこの位置は不味いです。

小屋建築予定地のすぐ近くであり、電気の引き込み線とも干渉しかねない位置にあります。まだ小さい内は良いですが、大きくなってきてから刺激しないかビクビクして過ごさなくてはならなくなるのは嫌なので、アシナガバチには申し訳ないですが今回は早いうちに駆除してしまおうと思います。

②準備

いくら初期巣とは言っても、自分で駆除する以上刺されてしまう可能性はあります。

そのため、危険性を少しでも低くするため、今回準備してきた物をご紹介します。

ハチ用の駆除スプレーに関しては、以前オオスズメバチの巣を撤去する際に用意していた物がありましたので、それをそのまま使うことにしました。

また、万一ハチに刺されてしまった時用に「ポイズンリムーバー」も購入してあるため、そちらも利用します。

服装に関しては、こちらも以前のオオスズメバチの巣撤去時に用意しておいた帽子と網、そこに更にマダニ対策にも使用したヤッケと胴付き長靴を装着し、また針が通らないよう下にはモコモコ生地の服を着てあります。

これにて準備は万端です。いざハチの巣駆除。

③駆除の様子

今回動画を撮影いたしましたので、まずはぜひそちらの方をご覧いただきたいのですが……

まず実践中に感じていたこととしては、やっぱりハチを駆除するためにはちゃんとハチ駆除専用のスプレーを使用した方がイイということです。

上記画像からも分かると思いますが、スプレーの噴射力と噴射される薬剤の量が半端じゃないんですよね。

広範囲に、かつ遠距離まで大量の薬剤が届くため、基本手の届かない位置で遠距離戦を挑まざるを得ないハチに対しての駆除スプレーとして非常に高価的なのが分かります。

それ以上に、今回動画を見なおしていて驚いたのが、女王バチがすぐ死ぬことなくどこかに飛んで行っていることですね。

これめちゃくちゃ危ないですね。

この時僕は、落下したアシナガバチが下の板にぶつかる音は聞こえていたため、ビビり散らして辺りを見回した後、板の上にハチの死骸が見つからなかったので不思議に思っていたんですけど、まあどこかへ飛んでいったあと死んでしまったということでしょう。

でも、もしこれが十分体力の残っている状態のハチだったら確実に襲ってきていたわけですからね。本当に危ないところでした。

もし次またハチの巣の駆除をすることがあったら、今度は危険を感じたら即座に車の中にダッシュで逃げるという対策が必要だと感じました。

あと、やっぱり数が多くなってからのハチの巣に手を出すのも無謀そうだと感じましたね。これが今回アシナガバチだったから、まだ巣盤がむき出しでスプレーもしやすいですが、スズメバチに関しては周りを覆っている訳ですからね。

防御力も高くて攻撃性も強くてって……やっぱりスズメバチはチートですね。

④まとめ

今回は、空き家の軒天に作られてしまったアシナガバチの初期巣を駆除する様子をお伝えしていきました。

駆除後の巣。既に卵が産みつけられているのが分かる。

今回のことで感じたのは、ごくごく初期のアシナガバチの巣であっても駆除する際には危険が伴うということと、だからこそ早期発見して、できれば女王バチだけの状態で駆除することの重要性です。

何と言ってもこの空き家周辺の土地は過去にオオスズメバチの巣が作られてしまったという実績がありますし、何ならこの日明らかにオオスズメバチの新女王と思われるハチが庭先を飛んでいるのも見かけていますから、何としても初期巣の段階で駆除できるよう気を付ける必要があります。

なので、空き家の周りや屋根裏、床下、また周辺土地の藪やちょっとした洞窟のようになっている箇所など、スズメバチが営巣しそうな場所への見回りを強化する必要があるようです。5月を過ぎれば新女王の営巣時期も過ぎるため安心できますしね。

という訳で、また近いうちに空き家周辺のハチの巣が作られてしまいそうな箇所の見回りをし、その時の様子についてもまた記事にしていきたいと思います。

今回記事は以上となります。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。