どうも、たかしです。
自給自足のための畑作りを目指して農地を開墾していくシリーズ、今回は第4回になります。
前回の記事では、またしても農地から出てきてしまった大量のゴミを掘り出して撤去する様子をお伝えしていきました。
ここまでで農地の整備自体は一旦区切りということで、今回からはいよいよ畑作りの方に入って行きます。
今回は農地のどのあたりに、どのぐらいの広さの畑を作るのかを決めて、その部分の土を天地返しして開墾していった様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①開墾する場所・広さを決める
今回畑にするのは2段になっている農地の下段、かつ道路に面している方に近い北半分側にすることにしました。
まず2段になっている農地の上段を畑にすると行き来が大変ですし、上段は山にも面しているので獣もやって来やすいのではないかと思い下の方の段にしました。
道路ではなく空き家に近い方の南半分側を畑にしようかとも考えたのですが、そうするとゴミが埋まっていた部分も含まれてしまいますし、地面の形が先細りになっていて狭くなってしまうんですよね。
空き家に近い方がホースを延ばして散水とかもしやすいんですけど、恐らくこれだけ広い農地であればよっぽど日照りが続かない限りは大丈夫だと思いますし、マルチシートなんかを敷いてやればそうそう地面が枯れるということは無いのではないかと。
道路に面していれば、車で乗り付けて大量の物資も運び入れやすいですし、立地的にはかなりいいんじゃないでしょうか。
もちろん、この農地全体を畑にするとなったらとんでもない労力になってしまいますので、範囲をある程度絞って開墾していきます。
今回畑の広さは、農地の形に合わせつつ「約3m×7mの21㎡ほど」にすることにしました。これが自給自足を考えた時に十分な面積なのかどうかで言うと、恐らくはこの2倍ぐらいないと厳しいぐらいの広さじゃないかなとは思うのですが、とりあえずお試しということで広すぎず狭すぎずの範囲で決めました。
メジャーで長さを図りつつ、農地に転がっていた鉄の棒や支柱を使って目印を打っていきます。たったこれだけの作業でもいつどこにマダニが潜んでいるか分からないのでヒヤヒヤものです。
②開墾していく
まずは開墾予定地の上に残っている、草刈りの残骸の枯れ草をどかしていきます。
こちらの枯れ草はゴミに出すのではなく、今後肥料として活用していく予定なので取っておきます。具体的には後々コンポストトイレの処理時に、土に混ぜて発酵を促す基材とするつもりです。
農地から出た枯れ草と、空き家の裏手の土砂と排泄物をを混ぜて発酵させて肥料にして、それをまた畑に戻して……なんてループができたらまさしく自給自足の循環ですよね。
そうしましたら、後はとにかく開墾鍬を使って天地返しを進めて行きました。
鍬などを使って地面の表の土と地下の土をひっくり返して入れ替えること。
土壌の均一化、地面下の病害虫の駆除、除草、草を混ぜ込むことで肥料代わりになる、等々……様々な面で畑にとってメリットがあります。
通常は冬季に行うことが多い作業のようです。
同じようなことを小屋建築地の整地時にも行いましたが、その時と違うのはあくまで耕作用の土を作るために行っているので、地面は固めずできるだけふかふかにし、表面に固まっている草を土に混ぜ込むようにして開墾していったことです。
まずは南北方向に一通り耕して行ったら……
今度は東西方向で2周目を行っていき、とにかく土を隙間なくひっくり返していきました。
農地を天地返ししていて驚いたのは、小屋建築地とした庭地よりもはるかに土中の石が少なかったことですね。流石は元々遥か昔は田んぼとして使用されていた土地なだけあって、障害になるのはほとんど草の根っこだけで、庭地と比べてはるかに鍬は入れやすかった印象です。
それでも2周天地返しするのに2日掛かりましたけどね。そう作業時間としてはたぶん4時間行かないぐらいでしかないんですが、とにかく暑くて……。天地返し作業はやっぱり真夏にやるべきようなことではないとひしひしと感じました。
比較的涼しい日が昇る前の時間を利用し、何とか2周天地返しをすることができました。
③まとめ
今回は農地に畑を作る場所を決め、天地返しをして開墾していく様子をお伝えしていきました。
開墾し終わったとはいえ、未だに土の中には太い根っこや枝、茎のゴミが混入してしまっているため、今後も畑を耕しながらそのゴミを除去しつつ、土づくりを進めて行く予定です。
それと並行しながら、獣対策のための防獣柵も作成していきたいと思います。僕が住む山奥集落では、農業を営んでいる方は昔は役所に相談すれば無料で防獣策購入支援をしてくれたという話なのですが、僕は農業を営んでいる訳では無いし調べたら今ではその支援は終了しているということみたいだったので、自前でホームセンターで調達しながらやっていくしかなさそうですね。
また防獣柵DIYの様子もブログの方でご報告したいと思っています。どうかお楽しみに!
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました