どうも、たかしです。

自給自足のための畑作りを目指して農地を開墾していくシリーズ、今回は第7回になります。

作物を狙う害獣がうようよしている山奥の農地で問題なく畑での栽培ができるよう、獣の侵入を阻む「防獣ハウス」を作成しています。

前回の記事では支柱の周りをぐるりと囲むように防獣フェンスを取り付けて行った様子をお伝えしていきました。

防獣ハウス完成予想図。

土を掘られても大丈夫なように、フェンスを地面化にまで埋めて設置。

今回はここから更に、猿や鳥などフェンスを越えて作物を狙う害獣への対策も万全となるよう、防獣フェンスの上、そして屋根をすっぽりと覆うように「防獣ネット」を取り付けていきます。

それではやっていきましょう。

①防獣ネットの連結作業

今回使用するのは、幅2m、長さ50mの一般的な防獣ネットです。お値段は5000円ほど。

畑自体の幅が3mほどあるため、今回はこの防獣ネットを2列にして屋根に渡していきます。

まずは畑の中で、屋根の長さより少し長めに2列ネットをのばして……

園芸紐を使い、2列の防獣ネットを接続していきます。

このネットの接続がめちゃくちゃ大変で、全部繋ぎ終わるまで4時間近くかかりました。

ネットの結び方はこんな感じで、縫合部分は防獣ハウスの棟部分に当たるためそれなりに負荷がかかるので、かなりしっかり結んで行ったのですがその分時間もかかってしまいました。

まず右から左に、斜め下のマスにしたから紐を通して……
上から右のマスへ、そこから下から左上のマスから紐を出し……
左下・右下に渡っている輪っかの中にひもを通して引っ張ると……
ネット同士がしっかり接合される。以下無限に繰り返し……

しかもさらに厄介なのが、この作業はかなり繊細なので軍手を付けて行うことができないのですが、紐やネットにくっついてきたマダニが時々手に引っ付いてくるんですよね……。

そのため、時々手のひらの様子を見つつマダニがついていたら振り払うという追加作業が発生するため、本当に時間がかかりました。

②ネットを屋根に渡して固定する

接続し終わったネットを屋根に渡していくため、まずはネットの端を支柱の妻部分に仮止めしていきます。

ネットを支柱の上側に被せていくため、ネット全体を片側に寄せ、支柱のすき間からハウスの外側に出したら……

全ての支柱の上に覆いかぶさるように、ネットを渡していきました。

ちなみにこの時も、常にネットにこびりついているマダニにびくびくしながら作業をしています。普段であれば足元だけ気にしていればマダニに取りつかれることは無いのですが、この時ばかりは頭上からマダニが落ちてくる可能性があるため、かなりおっかない作業となっています。

作業は次の日、まずはネットを固定していくのに邪魔な飛び出た支柱部分を、パイプカッターで切り取っていきます。

パイプカッターは万力の固定する部分に回転する刃がついている工具で、万力でパイプにカッターを食い込ませた後ぐるりとカッターを一周させるとパイプがきれいにカットできるようになっています。

安いものはお値段700円と手ごろで、これでも十分パイプをきれいにカットできたのでおススメの工具です。

フェンスとネットの重なり部分を、園芸紐でぐるりと固定していきます。

固定の仕方は、ネットとフェンスの裏面表面を園芸ロープ何度も行き交いして固定する単純な物で、これでも十分強固に接続することができました。

これでフェンスを登りネットの下から潜り込んだサルが中に侵入……なんてことにはならないかと思います。

最後に、妻側の支柱とネットをこれまた園芸紐で固定していきました。

ネットを巻き込みつつ支柱の周りをグルグルと紐で巻き付けるようにして固定していきました。

これにて全てのネット取り付け作業が完了しました。

③まとめ

今回は防獣ハウスの周りを完全に取り囲んでいくため、防獣ネットを取り付けていく様子をお伝えしていきました。

防獣ネット同士を接合していく作業に今回最も時間がかかってしまったため、もっとより効率の良い方法があるといいと思いましたが、でも例えば幅4mの防獣ネットなんかは中々売っていないし運搬するのも大変だし、縫合を雑にしてしまうとそこが侵入経路になりかねなかったりと、なかなか難しい問題です。

とはいえ何とかほぼほぼ防獣ハウスの周りを取り囲むことができましたので、後は出入り口を作成して取り付けることができれば、防獣ハウス作りは完了となります。

まあ、それが一番悩みどころでもあるんですけどね……。より獣の侵入を阻むような形にすると、今度は出入りが大変になって利便性が下がるし、開け閉めが簡単な扉は当然獣も侵入しやすくなってしまうと……どうするか非常に悩みどころです。

できるだけ安く、効率よく、それでいて獣が侵入できないような出入り口……何とか計画を立てて作成していきたいと思います。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。