どうも、たかしです。

自給自足のための畑作りを目指して農地を開墾していくシリーズ、今回は第9回&最終回になります。

これまで耕作放棄されて荒れ果てていた農地の草を刈り、畑用地を開墾し、防獣ハウスを建てて獣対策をし、畑作業を始めるための準備を着々と進めて行きました。

この状態から……
ここまでになった

今回はいよいよ畑作り最終回ということで、実際に作付けをしていくための畝づくり&管理を楽にするためのマルチシート張りを進めて行きます。

1ヶ月以上にも渡った耕作放棄地復活劇の最終章、ご覧ください。

それではやっていきましょう。

①畑の再開墾

まずは防獣ハウス内の土を再び開墾していきます。

農地を切り開く際に一応除草もかねて天地返しをし、耕してあったはずなのですが、流石に1ヶ月もの間防獣ハウス作りの際に散々踏み固めてしまったため、カチカチになってしまいました。

それを再び開墾鍬で耕して、柵付けをするに十分な柔らかい土にしていきます。

耕す際には、2列の畝を意識して鍬を入れていきました。

防獣ハウス内の天井高は2m近くあるのですが、それでもやはり鍬を振りかぶり過ぎてしまうと刃が天井のネットに引っかかってしまったので、もうちょっと天井を高くする工夫が必要だと思いました。

屈んだ姿勢で天井を気にしつつ鍬を振るというのはなかなかしんどい作業でしたので、もしまた防獣ハウスを作る時があったら、最低でも立って鍬を振れるぐらいの高さは確保したいところです。

ちなみにこの時、簡易的に土壌のph値を測れる測定器を畑に使ったところ、ほぼほぼ中性の弱酸性だということが分かりました。

もっと酸性に傾いていたら土壌改良のために石灰とか撒く必要がありましたが、とりあえずは問題なさそうで安心しました。

②畝づくり

開墾鍬である程度柔らかく耕した畑に、今度は平鍬を使って畝を作っていきます。

平鍬は開墾鍬と比べて刃が広く直線的になっており、硬い土を切り開くのには向きませんが、やわらかい土を混ぜっ返したり畝を平らに形成したりするのに向いた鍬になります。

以前勝手に庭に沼を作ろうとしていた、学生時代の先輩であるM先輩の置き土産です。有難く使わせていただきます。

勝手に作られていた沼

以前計画していたように、畝を全部で4カ所に分けて管理するため2列の畝を半分で区切って形成していきます。

畝は高さを15~20㎝ほどに設定しました。もっと水はけのよい質の良い土であれば畝はもっと低くてもいいらしいのですが、流石にそこまで良い土だとも思えないので若干高めにしています。

まだまだ大量の枯れ草やら根っこやらが土の中に残っていますが、こちらは取るのがめんどくさい&土中の微生物に分解されて肥料になる狙いで放っておいています。

もしこの状態で作物が十分に育たないということがったら、その時はめんどくさがらずにしっかり取り除きたいと思います。

③マルチシート張り

仕上げとして、成形した畝にマルチシートを張っていきます。

マルチシートで畝を覆うことで色々な効果があって、その中でも大きいのは防草効果と保水効果です。

10月での作付けなので雑草はそれほどでもないとは思うのですが、保水に関しては割と深刻です。なぜなら、今のところこの畑への水やり方法はジョウロでの散水しかなく、現実的に大量に水やりをするというのが難しいからです。

ゆくゆくは近くの沢水を引いてタンクに溜めて水やりに使おうとは思っているのですが、今すぐその準備をすることはできないので、マルチシートに頑張ってもらうしかありません。

まあ、夏野菜ならともかくこの時期ならばそこまで水は必要ない……なんなら畑であれば水やりなしでも大丈夫なんじゃないかぐらいなので、そういう意味でもマルチシートを張ることで水やりなしでちゃんと成長してくれるのではないかと期待しています。

マルチシートをきれいに張るために、まず片側を重石でしっかり押さえて、ロールになっているマルチシートの中に何かしら棒(今回は竹棒を使った)を突っ込んで引っ張り出しながらシートを畝の上に広げていきます。

畝全体を覆ったら、今度は軽く土をかけながら仮止めをし、その際にしっかりシートが畝に張り付くよう引っ張ります。

最終的にシートの端全体が隠れるよう土をかけ、上からしっかり踏みつけて固定していきました。

この時、畝のベッド幅が広すぎたのかシートがかなりキツキツになってしまったので、以降は事前に畝の端を軽く削ってからシートを張ったらいい感じになりました。

もちろん、長辺側だけでなく短辺側に関してもしっかり土をかけて踏みしめることで固定していきます。

今回は土だけで押さえて、特に「シート押えピン」みたいなものは一切使用しなかったのですが、今のところ問題は無さそうです。ここのところも、後々栽培中にシートがズレたりしてしまったりした場合にはまた考え直すことも必要かとは思います。

問題なく4つの畝全てにマルチシートを張り終えました。

これにて畑の準備作業が全て完了しました!

④まとめ

今回は耕作放棄地を開墾して作った畑に、畝を作ってマルチシート張りをして、柵付け準備を完了させていく様子をお伝えしていきました。

途中激遅台風が襲ってきたりして、思った以上に時間がかかってしまいましたが、これでようやく自給自足生活に向けての足掛かりが完成したかと思うとなかなかテンションが上がりますね。

早速すぐにでも作付けしていきたいところなのですが、柵付けするに際して時期と言うのは結構厳格に守った方が良いっぽいので、10月前半に作付けする予定を守るためにしばらく畑は寝かせておこうかなと思います。

その間、また若干草が生えてきた農地周りの草刈りをしたり、10~11月に行う予定の水回りの計画でも立てつつのんびり過ごそうかなと。

何といっても僕は無職、慌てて生活するのはもう辞めました。のんびり気長に、一つずつ積み重ねていこうと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。