どうも、たかしです。
自給自足を目指し、たんぱく質減として卵を得るための鶏を飼うため、有精卵を購入して自分でヒヨコを孵化させて育てることにしました。
卵を孵化させるためには、特定の温度・湿度の環境におき、更に定期的に卵を回転させる「転卵」という作業を行う必要もアリ、たいていの場合は専用の「孵卵器」という器具を購入するのですが……。
これが結構高くて、ある程度信用がおけそうな物を購入するとなると最低でも1万5000円ぐらいはかかるし、かといってネット通販で買えるめちゃくちゃ安い物に関しては本当にちゃんと機能するのか怪しいし……
と言ったところで迷った僕は、思い切って自作で適した温度・湿度を揃えられる器具を作成し、転卵に関しては手動で行うことで孵卵に挑戦してみることにしたのです。
孵卵器自作の様子は上記記事に載せていますので、気になった方は是非ご覧になってください。
と言う訳で今回は、実際に有精卵を購入し、そこから卵を孵すためにほぼほぼ卵につきっきりで過ごした24日間の記録をお伝えしていきたいと思います。
果たしてヒヨコを孵すことはできたのか?
やっていきましょう。
①孵卵開始

孵卵を開始する前に、事前に孵卵器を起動させ気温と湿度を調整しておきます。
真ん中に置いてあるタッパーは保湿用の水が入っており、色々試した結果「デカいタッパーにスポンジ入り」「小さいタッパー2つ」ぐらいでようやく40%前後ぐらいになっています。
もしかしたらこれでも湿度が低すぎるかもしれませんが、卵を投入するとまた湿度も変化する可能性があるので、とりあえずこの状態からスタートすることにしました。

今回、有精卵は6個購入しました。
車で行ける範囲にあるとある個人店さんから購入したのですが、有精卵率は大体50%ほどとのことだったので、数値通りであればこの中から3匹のヒヨコが生まれてくるということになります。
理想を言えば「鶏のメス2匹」を飼いたいと思っているのですが、そこの所の融通は利かないのが有精卵から孵化させる際の難しいところですね。もしも生まれ過ぎてしまったり、オスばっかりみたいになってしまった場合は……まぁ食用にするしかないかと思います。ペットではなく家畜として飼う訳ですから、そこのところは割り切らなくてはですね。

孵卵器に購入する前に、マジックで縦向きに4等分にする線をいれます。
今回手動で90度ずつ回転させるので、その際の目安となる線になります。

箱の中にそのまま置くとコロコロ転がってしまうので、ペットボトルのキャップを台座にしてセットしていきました。
中はかなり狭いので、6個で丁度良いぐらいになりました。

フランを開始したのが、2026年4月18日の午後2時ほどだったので、予定通りに孵化してくれればここから21日後の5月9日にヒヨコが生まれてくることになります。

その日の夕方6時ごろ、最初の転卵を行いました。

手動で、数字が1から2が上向きになるよう転がします。

その次は夜寝る前(夜10時ぐらい)に再度転卵、数字は2から3へ。

夜寝る前に、保湿のための水を再度入れ直します。大体様子を見ていると、1日に1回は水を足さないと乾ききってしまいそうで、しっかりと水が蒸発して保湿に役立っているのが分かります。

翌日の朝、起きてすぐ(7時ぐらい)に転卵をします。

そしてその日のお昼(12時正午)に転卵し、これで転卵が一周したことになります。
こんな感じで、1日に4回90度ずつ転卵し一周するといったルーティンをとにかく繰り返し、温度や湿度が孵卵に適した数値からズレないよう見守りつつ、孵卵を進めていきました。
②孵卵7日目検卵

孵卵を開始してから7日目、1回目の検卵を行っていきました。
検卵とは、卵がちゃんと発生しているのかを確認するため、ライトを卵に当てて中の状態を助させてチェックする作業になります。
これにより有精卵・無精卵の判別をしたり、発生が途中で止まってしまった卵の確認をしたりすることができます。

トイレットペーパーにアルミホイルを巻いた筒に下からライトを当てて、筒の先に卵を乗せて検卵します。

より中身の状態が分かりやすいよう、カーテンを閉めて部屋の中を真っ暗にして行っていきました。

検卵一つ目、特に見た目的な変化はなしでした。
本来この位の時期だったら、発生が進んでいる胚(ヒヨコの基となる固まり)が黒く確認できないといけないのですが……もしかして失敗?
しかし、たまたま1発目に無精卵が当たってしまった可能性もあるため、ドキドキしながら2つ目の卵をチェックすると……

んん……?
黒い固まりは見えませんが、何やら1個目とは様子が明らかに違います。なにやら赤い筋のような物が見えて……これは発生が進んでいる証拠の一つである「血管」では?
半信半疑で3つ目を検卵すると……

こちらにも似たような筋と、軽く黒い筋のような物も見えます。

そして4つ目、今度はハッキリと中に黒い固まりを確認しました!
やはり、この赤い筋は血管で、発生が始まっている証拠だと考えて良さそうです。

その後、全部の卵を確認して……

結局、最初に確認した卵以外5筒の卵に、発生が進んでいるらしい様子を確認することができました。
恐らく最初の1個だけが無精卵で、他は有精卵と言うことなのでしょう。
とりあえず推定で無精卵の卵もワンチャンここから様子が変化していくということも考えられるので、一旦6つ全てそのままにしておいて孵卵を続けていきました。
③14日目検卵

孵卵開始から2週間、ヒヨコは21日間で生まれてくるため、もう孵卵も3分の2まで来ました。
ここまで来たら相当発生も進んでいるはずですが……果たしてどうなっているのか。

まずは無精卵。やはり見た目状の変化は特になく、薄っすらと透明になっているだけです。
では残りの卵はと言うと……

7日目と比べてかなり胚が大きくなっているのが確認できました!
中には時折胚が動いている物もあり、かなり順調に発生が進んできているように思います。




その他の卵も、若干卵毎に差異はあれどどれも7日目時点よりも発生は進んでいるようでした。
これは……もしかして5羽も生まれてきてしまうのか?
そんな心配をしてしまうぐらい、この時は順調だと思っていました……。
④18日目検卵

孵卵18日目、これが最後の検卵となります。
1、2回目が1週間ごとだったのに対し、なぜ最後がこんな中途半端な時期なのかと言うと、鶏の孵卵は18日目以降転卵を中止し、ここからは孵化するまでできるだけ刺激をしてはいけない時期に入るからです。
なので、予定通りならこの時点では発生がもうかなり進んでいて、検卵をしてもほとんど光が透けないぐらい中のヒヨコの形が出来上がってきている……はずだったのですが。

まず1個目。画像だと分かりづらいかもしれませんが、様子がほとんど14日目の時点から変わっていませんでした。
それどころか、14日目時点では見られた胚の動きが全く無く、心なしか沈黙してしまっているような、そんな雰囲気すら感じました。

2個目、こちらも1個目同様異常な雰囲気。

3個目、こちらも中の灰の黒い影がビクともしません。

4個目、ここで初めて14日目時点よりも黒い影が大きくなっている卵に当たります。

5個目、こちらも黒い影が卵全体に広がっています。
本来だったら全部この位光が透けないのが正常なのですが、なんとこの時点で6個中2個しか発生が進んでいないようになってしまっていました。
実はこれには心当たりがあって、孵卵中1日だけ早朝の気温が7~8度ぐらいまで冷え込んだ日があって、その時孵卵器内の温度が36度ぐらいまで下がってしまっていたんですよね。
孵卵器作成時や、その後の実証実験中もそこまで気温が冷え込む日が無かったので、まさかそこまで孵卵器内の温度が下がってしまうとは完全に誤算でした。それも早朝の出来事だったので、目覚めて最初の転卵をするまでその状態に気付けず、恐らく3~4時間は温度が低下した状態で放置してしまったのです。
その結果、発生が進んでいた5つの卵の内3つが発生が止まってしまった、と言うことなのかもしれません……。

ちなみに、この時点で推定無精卵の卵を取り出して、割って中身をチェックすることにしたのですが……

やはり中では発生は進んでおらず、やたら黄身がでろでろしている以外は何の変化も起きていませんでした。
18日間も温かい環境に置かれていたのでてっきり中身は腐って物凄く臭くなっているかと思ったのですが、意外にも卵の匂いがちょっと強くなっているぐらいでそこまで腐っている様子は見られませんでした。
さて、ここからは無事残りの2個からヒヨコが生まれてくるか祈るばかりですが……一応発生が止まっているっぽい3つに関してもそのまま孵卵器の中に入れておいて、ワンチャンにかけることにしました。
⑤21日目

孵化予定日である21日目。もしも生まれてくる場合「嘴打ち」と言って、中のヒヨコが卵の殻を割ってひび割れたり、中からヒヨコの声が聞こえてくるといった前兆があるらしいのですが……

結局この日は、1日待ってもそのような前兆はありませんでした。
この時点でかなり絶望していたのですが、一応予定日を過ぎてからも遅く生まれてくることもあるそうなので、祈る気持ちでそのまま孵卵器は稼働させ続けました。
⑥そして24日目……

孵卵開始してから24日目。

結局、ヒヨコは1匹も生まれてきませんでした……
ちなみに、中のタッパーが一部お椀に変わっているのは、孵卵間近では湿度を70%前後まで上げなけらばならず、そのために小さいタッパーでは水分が足らなかったため変更した物になります。
更に、よく見ると画像左下の卵の表面が一部欠けており、これは生まれる前兆なのではと期待したのですが、そこから結局ヒヨコが生まれてくることはりませんでした……。
⑦中身チェック

この時点でもうヒヨコが生まれてくる可能性は限りなく0になったので、供養がてら中身を割ってチェックしていくことにしました。

中身は、もう少し発生が進んでヒヨコっぽくなっているのかと思いきや、ほとんどは若干灰色っぽい固まりがあるぐらいで、ほとんどただの卵と言った感じでした。



4個目までそんな感じの中身が続き、こりゃあ今回は大失敗だったなと思ったのですが……

5つ目にして異常が発生。こちらは最終的に殻が一部欠けていた卵ですが、殻を割ると何やら膜に囲まれた大きな塊が見えます。
ドキドキしつつ膜を破って中身を取り出すと……

中からかなりヒヨコの形が出来上がっていたのが出てきました……。

見た感じ、発生は16~18日目と言った感じでしょうか。腹の辺りに未だ未吸収の黄身が残っています。
いや~後もう一息だったのに……悲しい。
⑧まとめ

残念だった中身たちは、ただ捨てたり埋めたりするのももったいない気がしたので、発行中のコンポストの中に埋めて野菜の肥料として再活用できるようにしました。
また野菜に吸収されて、新たな命となって巡り巡ってくれればと思います。僕の孵卵が下手糞だったせいでこんなことになってしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
と言う訳で、今回の鶏孵化は「かなりの失敗」と言わざるを得ないと思います。
結果的に、有精卵5個中4個がまともに発生が進んでおらず、見た所10日前後ぐらいで止まってしまっていました。
原因はやはり冷え込んでしまった日の温度低下か、もしくは手動での転卵があまり機能せずそれで発生が止まってしまった可能性もあります。
失敗は成功の基とも言いますし、これでもう諦めるつもりはもちろんありませんが、何の策も無く2回目の孵卵をしてもまた同じようになってしまう可能性も高いので、孵卵器に関してまた改良を加えて、またリベンジしたいと思います。
とりあえずは、温度低下対策及び転卵をどうするか問題ですね。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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