※本記事には大量にカビてしまった家具の画像が含まれます。苦手な方は閲覧にはご注意ください

どうも、たかしです。

10月も終わりが近づいてまいりました。10月が終われば11月・12月と、年の瀬がいよいよ近づいてくるのを感じます。

山奥小屋暮らしの年末・年始が一体どんなものになるのか、今のところ全く想像がつかず楽しみなような不安なような、複雑な心境で日々を過ごしております。

さて、年の終わりが近づいて生きた所で、これまでずっと後回しにしてきていい加減済ませなくてはならないなと思い続けてきたとある要件を少しずつ進めていきたいと思っています。

それは「空き家の掃除」です。

4月末にこの土地へと引っ越してきて以来、小屋づくりに農地開拓と空き家の外に目を向けるばっかりで、空き家の中に関してはほとんどなすがままに荷物を散乱させたような状態で今日までやって来てしまいました。

以前住んでいたアパートから持ち込んだ家具類、小屋づくりの際に用いた資材の余り、山奥暮らしに必要で買い足した防虫グッズに始まる日用品等々……現在空き家は完全なる荷物置き場と化してしまっています。

僕の生活拠点はあくまで小屋であり、空き家へは荷物を取りに行ったり炊事をしたり、風呂に入る時ぐらいしか用はないので現状でも特に問題は無いと言えば無いのですが……僕自身中途半端に綺麗好きなせいで何となく落ち着かないんですよね。

以前、梅雨の時期を通してカビてしまった空き家の品々をご紹介していきましたが、やはりかびている物をいつまでも放置しているというのも健康衛生上よろしくないかなとも思いますし……。

と言う訳で今回は空き家片付けのその第一歩として、カビてしまってもう使用することができなくなってしまった家具類を解体・処分していく様子をお伝えしていこうと思います。

処分したいものはまだまだあるのですが、まずは手始めに最も被害の大きいソファ・ベッド・テレビ台から取り掛かっていきます。

久しぶりの解体処分記事ですね。まるで空き家の残置物処理をしていたあの頃に戻ったようです。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください

①家具の状態チェック

こちらが今回解体処分していく家具になります。ベッドに関しては以前に大まかな解体までは済ませてあるので、あとは細かくして袋に入る状態にすればいいだけになっています。

これら3つの家具を普通に粗大ごみで捨てようとすると恐らく1000円はかかると思いますし搬入も大変なので、細かく解体して処分することで節約にもなります。

梅雨が終わり多少気温・湿度が下がったため、最もカビが酷かったころに比べたら見た目はマシになりましたが、それでもやはりカビがこびりついてしまっています。臭いもキツイと言うほどではありませんが、薄っすらとしたカビ臭さが漂ってきます。

ベッドフレームは、化粧加工されているところのカビはまだマシですが、表面に出ない加工が施されていない部分はカビの浸食が酷いです。

恐らく化粧加工されている面はツルツルしているため、ガラスや鉄・プラスチックがカビにくいのと同じ理由でカビが繁殖しづらくなっているのだと思われます。

ニトリのテレビ台もシャレにならないほどカビてしまっています。

安い家具=カビ安いということでも無いとは思いますが、やはり安価な家具は素材が木無垢でなく集成材(複数の木材を集めて接着剤で張り合わせて作られる材)が多く使われており、ざらざらしている+接着剤が餌になることによりカビが繁茂しやすい環境になってしまっているのは間違いないと思います。

湿度の高い山奥のような環境で使う家具には、プラスチックや鉄、木無垢を使った物を選ぶのが良さそうですね。

②解体の様子

1.ベッドフレームの解体

まずはベッドフレームの木材を、レシプロソーを使って解体していきました。

丸ノコを使うか、それとも手ノコかレシプロソーか迷ったのですが、丸ノコは電源を用意するのが面倒だし、手ノコは疲れそうだしで、中間の選択肢としてのレシプロソーを使用することにしました。

結果として、かなり楽に木材のカットができましたので良い選択だったかなと思います。

大きく平たい木材のカットもそこまで大変ではありませんでした。

というのも、これまで解体してきた木製家具もだいたいそうだったのですが、板の中身のほとんどは段ボールのような空間のある構造になっているからですね。端の枠組みに当たる部分の木材以外はあっさりと寸断することができるので、ましてやレシプロソーを使っているためスイスイ刃が入って行きました。

物によっては完全に空洞になっていたりもします。これでもしっかり強度を保てるわけですから驚きですね。

解体した木材はゴミ袋に詰め込んでしまえば、燃えるゴミとして一般ごみに出すことができます。

2.テレビ台

こちらは元々組み立て家具だった物なので、組み立てた時の工程を逆戻りするようにまずは工具を使って解体していきました。

一人暮らしを始める際に買いそろえて、ウキウキしながら組み立てた家具を、今こうしてまた解体しているというのも何とも複雑な心境です。

カビさえしなければ空き家でそのまま使用することもできたんですけどね……残念。

解体してかつ長すぎるパーツは、ベッドフレーム同様レシプロソーでカットしていきました。

ゴミ袋に詰めて、解体処分完了です。

3.ソファ

ソファの処分は、まず外側のカバーを剥がすことから始めます。

この外側カバーだけ選択してカビを取れば再利用することも可能なのかなと考えた時もあったのですが、このカバーがめちゃくちゃぴっちり取り付けられているため剥がせたとしてもまた浸けられるかどうかが怪しいし、そもそも下のスポンジ部分にまで若干カビが浸透してきていたため、諦めて解体処分することにしました。

こちらはニトリのソファの中でも一番安い部類の物ではあったのですが、それでも2万円ぐらいはしたはずなので非常にもったいなく思います。

カバーを外してスポンジだけになったソファです。なんかえっちだな。

次は中の鉄フレームを取り出すため、フレームの枠に沿ってスポンジに切れ目を入れていきます。

もっと雑にスポンジを剥いでいってフレームを取り外すこともできますが、そうするとスポンジが辺りにかなり散乱してしまうためお勧めできません。地道ではありますが、ハサミで少しずつ切りこみを入れていくのが良いと思います。

中の鉄フレームは、スポンジを支えるようにバンドが張ってありますのでこちらもカットしていきます。

こちらのバンドはスポンジを支えるとともに、座っている人の体重を支える役割も担っています。なかなか考えられていますね。

フレーム周りをぐるりと囲むように切れ目を入れ終わったら……

スルッと中のフレームを取り外すことができます。

特に何かで固定されている訳でもない場合は、切れ目さえ入れればあっさりと鉄フレームを取り出せるためなかなか気持ちいいです。

座椅子なんかも大体同じような構造になっているので、解体処分する時はぜひ参考にしていただけたらと思います。

後は残されたスポンジを、そのままだと大きすぎるので部分ごとに分けておいて……

ゴミ袋に詰め込みます。

スポンジはかなり押し込めば意外と大きな塊でもゴミ袋に収めることができます。ゴミ袋もタダじゃありませんから、これもまた節約術の一つです。

解体した家具全てで、45Lのゴミ袋4つ分に収まりました。

ゴミ袋1枚30~50円ってところなので、合計で300円ほどでしょうか。やっぱりゴミ袋代も安くありませんので、できる限りギュウギュウ詰めにした方がより節約になりますね。

以上で全ての家具解体処分が完了しました。

③まとめ

今回はカビて駄目になってしまった家具を解体・処分していく様子をお伝えしていきました。

大きな家具の解体をするためにはそれなりのスペースが必要になるため、なかなかアパートやマンション住まいの方には難しい面もあるかもしれませんが、実家だったり知り合いだったりの庭を借りるとかすれば何とかなると思いますし、やはり粗大ごみは処理費がそれなりにかかってしまうので、やってみる価値はあるのではないかと思います。

工具に関しても、今回僕はレシプロソーを使いましたが手鋸でも十分可能ですし、あとはハサミだったりバールだったりドライバーだったり、手工具だけでも十分解体は可能です。

手工具は一回買い揃えればその後も長い間役に立ちますので、未来への投資と考えて購入を考えてみても良いのではないかと思います。

あと、回収したソファのフレームですが、全て鉄でできているので鉄くず業者に持ち込めば大体100円ぐらいにはなりそうです。

ただ今回は、ちょっとこのソファのフレームを使って試してみたいことがあるので、すぐには処分せずにとっておきたいと思います。

何に使うかと言うと……それはまたその内記事でお伝えするまでのお楽しみということで。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。