どうも、たかしです。

前回の記事では、市販のコオロギフードよりも安く餌代を抑える方法について考えました。

栄養素や価格の面から考えて、「キャットフードとラビットフードの合い挽き」にするのが一番いいのではないかという結論に達しました。

今回の記事では、実際に二つのフードを合い挽きにしてコオロギフードにする様子と、実際に与えてみてどうだったかの結果をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①合い挽きフードを作る際の問題点

キャットフードやラビットフードをそのままコオロギに与えることもできなくなはりませんが、一つ問題があります。それは、これらのフードはそのままだとコオロギにとっては粒が大きすぎるし、硬すぎるということです。

キャットフード←→ラビットフード

粒が大きいことで発生する問題は、「餌の取り合い」です。コオロギは基本的に餌を仲間と分け合うなどという発想は無いので、自分が食べている餌に横から食いつかれると、激しくもがいて抵抗し餌を独り占めしようとすることが多いです。

だったら他のコオロギはまだ取られていない他の餌を食べればいいだけなのですが、そこはやはり昆虫なので、そんな知能はコオロギにはありません結局無理やり他の仲間が食べてる餌を奪おうとし、喧嘩になり、場合によってはケガをして弱ってしまうことにつながります。

また、餌が硬いとどんな問題があるかというと、コオロギにとって食べづらい餌として認識されてしまい、別の食べやすい餌を求めるコオロギが出てきてしまいます。「別の食べやすい餌」とはすなわち脱皮中の他のコオロギのことなので、食べづらい餌は共食い発生の原因となってしまう、ということのです。

そのため、一般的にコオロギフードは細かい粉状の餌が採用されており、キャットフード・ラビットフードもそのように加工する必要性が出てきます。

しかし、ここでも一つ問題が発生します。

それは、これらのペットフード、特にラビットフードは信じられないくらい硬く、状にするのは容易ではないということです。

一度これらのフードを手作業で粉上に加工してみたことがあるのですが、それはもう大変でした。

ラビットフードは、トンカチで叩いてもなかなか砕けないぐらい硬いです。

結局その時は、コンクリートの上で、ラビットフードをビニール袋に入れて、全力でトンカチで叩きまくって、1時間以上かけてようやく500gほどを粉状(とはいってもかなり荒い)にすることができましたが、めちゃくちゃ疲れるわビニールが破れて粉は舞うわ、トンカチの音がうるさくて近所迷惑だわ指が擦れて水ぶくれができるわ、もう散々でした。

キャットフードも、ラビットフードほどではありませんが、大変なのは変わりません。

そんな訳で、今回はこれらの問題を解決する新兵器を購入しました。

それがこちらのミルミキサー「マジックブレット」です!

②製粉準備

ミルミキサー「マジックブレット」とは

ショップジャパン、マジックブレット販売ページより引用https://www.shopjapan.co.jp/products/MGTD-00000/

マジックブレットは、ミル挽きも可能なミキサーです。通常のミキサー機能に加えて、食材を砕いたり挽いたり、すったりといったことが可能です。

ミル機能は主にナッツを砕いて粉状にしたり、コーヒー豆を挽いたりするために備わっている機能なのですが、こちらの機能を使ってペットフードを砕くこともできるのではと思い思い切って購入しました。

店頭で購入し、価格は約8000円でした。……決して安い値段ではありませんが、月3000円以上の餌代を節約するための先行投資だと考えます。インターネットショップを活用することでもっと安く購入することも可能だとは思いますので、こちらの記事を見てこの商品が気になった方は、そちらの方で検討されてはいかがかと思います。

内容物はこのような感じです。本体と、用途に合わせた2種類の刃、そして通常のカップとレンジ加熱可の小さめのカップ、そしてそのフタ2つです。あと説明書が付いてきます。

説明書には、使い方とその際の注意点、そしてそれぞれの目的に応じた刃の対応表などが載せられていました。

砕く際には十字型の刃を、挽く際には一の字型の刃を使うようですが、どのような違いがあるのでしょうか。実際に使って確かめてみたいと思います。

ミキサーとペットフードを準備する

ミキサーには当然電源が必要なので、コンセントが近いところに移動してきました。

ペットフードの量ですが、キャットフードが500gごとに1袋ずつ小分けにされているので、それに合わせてラビットフードも体積が同じになるくらいの量を取り出しておきす。つまり、合わせて約1kg分のコオロギフード一気に作ることになります。その際に、チャック付きのビニール袋があると便利です。

より細かくペットフードを粉砕したいので、まずはミル挽きに使う一の字型の刃から試していきます。

③製粉開始

まずはより硬いラビットフードの方から製粉していきます。

カップ3分の2ぐらいラビットフードを入れ、蓋のようになっている刃をセットし、本体に取り付けます。後は上からカップを押すようにするとスイッチが入り、押し込んでいる間刃が回転し製粉されるようになっています。

1秒ほどスイッチを入れた後の状態です。既に製粉が始まり、ラビットフードが細かい粉状になっているのが分かります。

が、しかし、音がビビるくらいうるさいです。最初は機械が壊れたのかと思って一瞬で手を放してしまったくらいです。

どれぐらいうるさいかというと、風船が割れた時の音が継続して「ババババババ!」っと鳴り続けているといった感じでしょうか。ドリルを使った道路工事の音を間近で聞いた時のような粉砕音が鳴り響いてかなりの騒音です。夜中にやるのは絶対にやめた方が良いですね。最悪通報されるかも……。

製粉し始めの粒が荒いときの方が音が大きいです。なので、自ずと製粉され切ったかどうかは音を聞けば分かりやすいです。

あと、スイッチをオンにし続けているとモーターが焼けるような焦げ臭いにおいが立ち込めてきます。ミニ四駆を遊んだことのある方なら分かるあの匂いです。

説明書にも書いてありましたが、何秒も継続してスイッチをオンにし続けていると、内部のモーターが熱を帯びてきて焼き切れてしまうこともあるようです。恐らく今回のように、硬いものを粉砕している際には特に注意しないと、すぐにミキサーが壊れてしまう可能性があるので、その点は注意が必要でしょう。

一回のプッシュに付き1~2秒程度の製粉を、数回繰り返して少しずつ粉砕していく必要があるため、結構根気のいる作業だと感じました。まあ、それでも真夏の屋外で数時間もかけてトンカチで粉砕するよりははるかにマシですが……。

粉砕し終わったラビットフードです。

素晴らしい出来です。トンカチで粉砕した時よりも断然きめ細かく、少ない労力で簡単に製粉することができました。やはり科学の力はすごいですね。

製粉したフードは、また別のチャック付き袋に保管しておきます。

その後、ナッツなどを砕く用途の十字型の刃でも試してみたのですが、ラビットフードを砕くのにはこちらの方が向いていると思いました。十字型の持ち上がっている方の刃が良い感じに中をかき混ぜて、より効率よくフードを粉砕できているようでした。恐らく細かさで言うと一の字型の方が上なのかもしれませんが、コオロギフードに用いるぐらいだったら十字型ぐらいの粒感で十分だと感じました。

ラビットフードを全て製粉し終わったら、次はキャットフードです。キャットフードは、ラビットフードほど硬くありませんし、含まれている水分もラビットフードより多く、割と簡単に粉砕することができました。

製粉し終わったら、キャットフードをラビットフードと同じ袋に入れてかき混ぜます。

かき混ぜるのは簡単で、袋に入れたまま振って混ぜ合わせるだけです。混じり方が中途半端だと、コオロギに与える際に成分が偏ってしまうので、全体がしっかり混ぜ合わさるまでシェイクします。

これで、「キャットフードとラビットフードの合い挽きコオロギフード」完成です!

④実際に与えてみての経過観察

わが家のコオロギに早速与えてみましたが……。

何の問題もなく、ワラワラと集まってきて食べてくれていました。

コオロギは雑食性ですから、どんな餌も基本的には食べてくれるのですが、それでも好み・嗜好性はあります。それで言うと、この合い挽きフードはかなり食いつきが良い方です。キャットフードに含まれている動物性たんぱく質がコオロギの食いつきを良くしてくれているのだと思います。

その証拠に、食べ終わり付近になると餌皿には基本的に緑色のラビットフードが残ります。やはり、先に嗜好性の高いキャットフードの方が多く食べられて、ラビットフードが後回しになっているということなのでしょう。

今回作ったこのコオロギフードは餌代の節約のために作った訳ですが、実は思わぬ効能がもう一つありました。確信があるかと言われるとちょっと怪しいのですが……とりあえずこの画像を見てください。

エサ皿に残っている粉状の餌の他に、少し灰色っぽくて大きめの粒があるのが分かるでしょうか。

実はこちらはコオロギの糞なのですが、このコオロギフードに変えてからこの糞が良質なものに変わっているような気がするのです。

実際、以前飼っていた親世代の成虫に市販のコオロギフードを与えていた時は、もっと水っぽくて臭いもかなりキツイ糞が出ていたのですが、こちらの糞は見て分かるように乾いていて、そして臭いもそこまで強くありません。

これはひょっとして、人間でも食物繊維を取った方が良質な便が出るように、コオロギもラビットフードから食物繊維を多くとりこんで糞の質が良くなったということなのではと勝手に思ったりしています。

事実のほどは分かりませんが、コオロギの臭いにお困りの方は一考の価値があるのではと思います。ぜひお試しください。

⑤まとめ

今回はコオロギの餌代を節約するための方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

コオロギを大量に飼育していて、

「コオロギの餌代がかかり過ぎる!」「コオロギの糞が臭すぎる!」

とお思いの方の一助に、この記事がなれば幸いです。

当ブログでは、他にもコオロギ飼育にお役立ちの情報を載せておりますので、よろしければ合わせてご覧ください。

以上で今回の記事は終わりです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。