どうも、たかしです。

前回の記事では、コオロギ煮干しから作ったコオロギパウダーをフライドポテトに振りかけて、味が変化するかどうかを検証してみました。

見た目はかなり強烈な味がしそうだが……

しかし結果は、「コオロギパウダーをかけてもほんのりコオロギ風味がするぐらいで、ほとんど味は変わらない」という少し残念な物でした。

コオロギパウダーを振りかけるという使い方は、ほとんど味の変化なくたんぱく質を料理に追加したいという用途に向いているのかなという感じがしました。

小屋根ちゃん

ほとんど味がしないなんて以外だったね

たかし

今回は別の方法で

コオロギパウダーの可能性を探っていくよ!

今回の記事では新たなコオロギパウダーの可能性として、「コオロギパウダーで出汁を取ることはできるのか」を探っていきます。

そのために、コオロギパウダーで出汁を取った「コオロギ出汁の味噌汁」を作って試食をし、コオロギパウダー出汁の実力を見ていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

①コオロギパウダーでだしを取る

1.だしパックに入れて水出しをする

100均のだしパック。大き目で蓋ができるものを購入
だしパックに入れたコオロギパウダーを、500mmLの水に浸ける

このまま5分ほど放置します。

水出しをするのは、カタクチイワシの煮干しの場合を参考にしてます。

まずは水出しをしてからその後煮出しをすることで、より濃厚な出汁に仕上がるとのことです。

水出し後の様子。若干出汁が出てきているような気がする

2.弱火で煮出していく

火をつけて煮出していきます。

この際水が沸騰しないよう、弱火で煮出していきます。煮干しの場合、加熱しすぎると上手く出汁が取れないそうです。

小屋根ちゃん

そもそも、イワシ煮干しと同じ出汁の取り方で正しいのかな

たかし

分からないけど……

色々試してみるしかないよね

7分ほど煮出した後がこんな感じ。
ちょっとだけ味見してみる

たかし

おおっ! 結構しっかり

コオロギのエキスが出ているよ!

小屋根ちゃん

希望が見えてきた

臭いや風味にしっかりとしたコオロギ味を感じられて、出汁が取れているのがよく分かります。

ただ、やはりこれ単体だけで美味しいというようなものではないため、味噌との組み合わせでどれだけ出汁として成立するのかが見所です。

出汁殻のコオロギパウダーを取り出します
ついでに出汁殻のコオロギパウダーも味見してみました

たかし

渋くて不味いコオロギ味だよ……

小屋根ちゃん

そりゃそうだ

鰹節やイワシの煮干しの場合は出汁殻を活用する手段も色々あるのですが、コオロギパウダーの出汁殻を活用するのはちょっと難しそうです。できてコオロギや爬虫類、メダカの餌にするぐらいでしょうか……?

②具材を入れる→完成

今回はコオロギ出汁の味がよく分かるように、具は最低限わかめのみを入れます。

また、味噌も少なめに溶いて出汁の味が主役になるように調整しました。赤だしのようなイメージですね。

お椀にそそいで……
飾りにコオロギ煮干しを添えたら……

たかし

コオロギ出汁の味噌汁、完成だ!

小屋根ちゃん

コオロギ煮干しの異物混入感が凄い

③実食・感想

それでは早速いただきます!

まず率直に言います。美味いです!

セミのあら汁を作った時もそうでしたが、昆虫でもしっかりと出汁いしい味噌汁に仕上がっています。

小屋根ちゃん

コオロギ出汁はどんな味なの?

たかし

昆布だしのようなあっさりめな感じに、少し鶏か魚か、動物系のうま味が混ざったような味かな。

ただちょっと出汁が薄くて、正直味の判別が難しい……

そうなのです。今回イワシ煮干しの出汁の取り方を参考にして出汁を取ってみたのですが、よく言えばお上品、率直に言えば薄い出汁になってしまっていました。

なので、間違いなく味噌汁自体は美味しいのですが、コオロギ出汁自体の味の評価は難しくなってしまいました。

⑤反省・まとめ

今回の検証では、コオロギパウダーでだしを取ることは可能で、かつ出汁自体の味も良いという結果になりました。

非常に喜ばしい結果ではありますが、いかんせん出汁が薄目になってしまい、コオロギ出汁自体の味の評価がふわっとしたものになってしまったのは大きな反省点です。コオロギ出汁自体は間違いなく美味しいと思うのですが……。

そのため、次回はもっと長時間コオロギパウダーを煮出してみて、出汁の味が強くなるのかどうかを試してみたいと思います。

その際にまた味噌汁を作っても面白くないので、次回はコオロギスープを使ったコオロギ塩ラーメンを作って食べたいと思います。

次こそハッキリとコオロギ出汁の味が判別できるようになるのか!? ご期待ください。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。