どうも、たかしです。
生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、現在は外装編の第二回になります。
- 建築予定地の整地
- 基礎の位置決め・高さ合わせ
- 土台建築
- 壁パネル作成・設置
- 屋根建築
- 外装 ←今ここ
- 内装
- 建材設置
前回の記事では、壁パネル上に設けていた窓枠取り付け用の開口部に、既製品の窓枠を組み立てて取り付け、実際にガラス戸まではめ込んでいった様子をお伝えしていきました。
今回の記事では外装編の後編ということで、現在防水シートで覆われている全ての外壁部分に外壁材である「杉野地板」を取り付けて行く様子をお伝えしていきます。
床や屋根に比べても圧倒的に占有面積の広い壁面への外壁材の取り付けは、一人で行うとどれだけかかるのか?
やっていきましょう。
①杉野地板について
杉の野地板は、ホームセンターでも手軽に購入できる木材です。
本来的には屋根の下地材(針葉樹合板と似た役割)に用いられる木材なのですが、杉であるためある程度の耐水性があり、何より安くて広範囲に施工できる木材ということで、こちらを小屋の外壁材として利用する事例も多く見られます。
店にも寄ると思いますが、大体1坪2000円台後半~3000円代前半で販売されています。
よく簡易的な外壁材として使用されるガルバリウムの波板が大体1坪3000円後半~4000円前半ぐらいですので、一回りほど安いことが分かります。
建物における外壁の占有面積は床や屋根と比べても非常に大きく、単価ではちょっとした差でも合計では結構大きな差になったりするので、やはり安くて大量に仕入れられることは重要ですね。
今回僕は、長さ1820mm・幅180mm・厚さ12mmの野地板を合計7坪分購入しました。
②取り付けの様子
今回、野地板を水平方向に重ねながら貼っていくため、まず一番下にはスターターとなる杉の胴縁を取り付けます。
この際、きちんと壁パネルの骨組み部分にビスが入るよう、事前に位置を確認してマークしておきます。
その上から杉の野地板を取り付けていきます。
小屋の長辺は野地板1枚では足りないため、現物合わせで長さをマークして切り出しておいたものを継ぎ足して取り付けます。
ここからは、以前トラス外壁を施工した時同様、多少重ねて釘頭を隠しつつ貼っていくのですが、ここで1820mmの野地板を貼る際にどうしてもズレてしまって重ね幅を一定にするのが難しいという問題が発生しました。
そこで急きょ、屋根板金の端材を利用してこのような補助道具を作成してみました。
これを下になる野地板と壁パネルの間に挟み込んで、上の木材を引っかけることで一人でも重ね幅がズレることなく取り付けることが可能になります。
天才的発明すぎて、特許を取った方が良いかもと一瞬考えたのですが、よく考えたら一人で誰からも手伝ってもらえない状況で小屋を作るというあまりにも限定的状況でないと需要が出ないことを考えると、恐らく世間的価値はほぼゼロなのだろうと思って考え直しました。
そんなこんなで、窓側の外壁材の取り付けが完了。ここまでで大体1時間半ぐらいかかっています。
続けて反対側の壁と、入り口反対側の外壁材も取り付けていきました。こちらの壁は何も障害となるもの無い分取り付けの難易度はそこまで高くないのですが、とにかく取り付ける木材の量が多くてめちゃくちゃ時間がかかりました。
何といっても1面で12段の野地板を取り付けていて、ビスを1段につき長い壁面で7つ短い壁面で5つ打つことを考えると、ここまででだいたい200本以上のビスを打っていることになりますからね。
大体5~6時間と行ったところでしょうか。
結局次の日までかかってしまって、ようやく入り口の外壁材の取り付けも完了しました。
さて、これで完成かというと実はそうじゃなくて……
角の部分は下の防水シートが露出してしまっている状況となっているので、この部分を埋めなくてはいけません。
まずは杉の野地板を直角に「のような形に組みます。
それで角を覆い、更にビスで止めていきます。
こうすることによって全体を外壁材で覆うことができます。
入り口側にも同様に取り付けて、これで外壁材の取り付けが完了となります!
③まとめ
今回は小屋の外壁材を取り付けて行く作業の様子をお伝えしていきました。
今回取付けた杉の野地板ですが、そのままだとやはり耐久性に不安が残りますので、最後の仕上げとして塗装をしていくつもりです。
ただ、それよりも先に内装及びドアの取り付けをして、何なら塗装は引っ越しをしてからでもイイかなとは思うので、まずは一刻も早く小屋の中で生活できるように一応の完成を目指したいと思います。
あと、雨漏りも何とかしたいですね……やはり未だに治まっていないようなので。またそのうち屋根材をひっぺがえしてルーフィングの様子を見ようかと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。