どうも、たかしです。

前回の記事ではスポットエアコンの負圧による外気流入を抑えるため、通気ダクトをDIYし、結果猛暑日の最も暑い時間帯でも3畳小屋の室温上昇を27.9度まで抑えることができました。

窓パネル含め通気ダクトをDIY

何もしない場合より1.7度冷房効率を高めることに成功。

しかし、通気ダクトを追加したことにより、とある問題が発生してしまいました。

それは「羽虫の侵入」です。

通気ダクトのキャップに使用したこちらの部材にも、内部には虫侵入防止用の網状の部分があるのですが、それ以上に小さい虫がガンガン中に入ってきてしまうんですよね。

中でも網戸を通るほどに小さいうえに大量に発生するこちらの「キノコバエ」がヤバくて、侵入して来ては小屋内で焚いている「ベープリキッド」で落とされていくため、このように部屋内に死骸が大量に転がるという非常に気持ち悪い状況になってしまっています。

いくら部屋内が涼しくなっても、虫が侵入してきてしまっては快適な空間とへ言えません。

そのため、今回の記事ではDIYした通気ダクトにより侵入するようになってきてしまった羽虫の対策をするため、DIY通気ダクトを改良して侵入対策をしていきましたので、その様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①虫侵入の原因箇所

虫侵入のカ所と思われる部分は、「排熱ダクトキャップと窓パネルのすき間」と「呼気ダクトキャップ」です。

排熱ダクトは、一番大きい開口部に関しては常に熱風が噴き出す部分であるため、少なくともスポットエアコンを起動している間は羽虫が侵入してくることはありませんが、その側面のすき間からは逆に外気の流入があるため、どんどん虫が入ってきてしまいます。

そして呼気ダクトは、何といっても外気を取り入れている箇所ですので、排熱ダクト側とは比べ物にならないほど虫が侵入しやすくなっていると思われます。

そのため、今回行うべき改善点としては「排熱ダクトのすき間埋め」と「呼気ダクト口に虫が近づけなくさせる」の2点ということになります。

②虫侵入対策の様子

1.排熱ダクトのすき間埋め

排熱ダクトのすき間は、小屋自体のすき間埋めにも使用したシーリング材で埋めていきました。

見た目は不格好ですが、隙間を埋める際にはこの方法が最も確実かつ簡単なのでオススメです。

2.呼気ダクト口の改良

こちらの方は排熱ダクトとは違い、単純に隙間を埋めれば解決する問題ではありません。呼気ダクトの通気性を維持したまま、細かい羽虫が侵入できないようにする必要があるためです。

そこで、今回は呼気ダクト口の上からこちらのフィルター付き換気カバー「ポレット」で覆うことで、虫の侵入を防ぐことにしました。

本来は室内の換気口のカバーとして使用するもののようですが、今回呼気ダクト口のカバーとして使用できるのかどうか実際に試していきます。

まずはちゃんと窓パネルに取り付けられるかどうか、仮置きしてチェックします。こちらの製品は上部フィルター付きカバーと取り付け枠に分けられているため、取り付け自体はかなり容易にできそうです。

こちらのカバーのは四方175mm規格となっているため、恐らくもともとスポットエアコンに付属していた壁パネルだとギリギリ横幅が足りません。

合板で壁パネルをDIYした時、一応余分に横幅を取っておいたのですが、まさかこんな形で生きるとは思いませんでした。まさに”大は小を兼ねる”ですね。

もともと室内に設置することを想定されている製品のため、このような「石膏ボード取り付けピン」が付属しています。今回はネジ止めで固定していくためこちらは使用しませんが、刺して押し込むと中でピンが広がって強固に固定されるというなかなか面白い形をしています。

今回はピンは使わず、普通にネジ止めしていきました。

付属の取り付け部隠しカバーを付けて……

フィルター付きカバーを被せれば設置完了です。非常に簡単&お手軽です。

取り付け枠との爪部分にある僅かな隙間を埋めるためのシールまで付いており、こちらを付けることで完全に設置が完了します。

取り付けネジに、余っていた適当なネジを使用してしまって製で反対側に飛び出てしまったので……

適当にその辺に転がっていた断熱材の破片でカバーしておきました。

……ちょっとあまりにも適当すぎたなと今では反省しています。

取り付けた様子はこんな感じ。念のために吊り下げの虫よけシートも設置しておきました。

ちなみにフィルター付きカバーの旧木口派下側に開口部を向けてあります。こうすることで上部の熱気を吸い込むこと避けられるのではという狙いがあります。

③使用した結果

今回フィルター付きカバーを装着したことで、吸気ができなくなったり、コンプレッサーが停止してしまったりしないかがまずは心配だったのですが、とりあえずそのようなことは無さそうでした。

上記画像でも分かる通り、しっかりとフィルター越しに吸気ができています。

ただ、やはりフィルター越しだとどうしても吸気量が下がってしまうのか、外気の流入がフィルター取り付け前よりも若干増えてしまったような感覚があります。

ただ、その分虫侵入対策としては間違いなく機能していて、体感的には虫の侵入頻度がフィルターを付ける前の10分の1以下にまで抑えられたような気がします。

全く入って来なくなったわけではないのですが……流石にどこから虫が侵入してきているのか特定するのは不可能ですからね。

①まとめ

今回はDIYした通気ダクトによって侵入するようになってきてしまった羽虫の対策をする様子をお伝えしていきました。

結果としては、虫の侵入対策としては万全に近い状態にはなったのですが、そうすると今度は吸気量に影響が出て、外気の流入がまた増えてしまいかねないということも分かりました。

虫対策をしつつ吸気量も確保するには、フィルター付き換気カバーの吸気部分をもっと広くする必要があると思います。そのためには、今回使った「ポレット」がSサイズということみたいなので、Lサイズを使用するというのもアリだと思いますが、他には自分でまた更にDIYしてフィルター吸気口を増やすという手もありそうです。

また更にDIYして改良していくかどうかは……また今後の猛暑の中で必要性に刈られたらやるぐらいですかね。とりあえずは現状で十分なような気もします。

今回の記事は以上になります。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。