どうも、たかしです。

なんかつい先日投稿した自己紹介記事のツイートが何かやたら普段より拡散されているんですけれども……

当ブログのアクセスもその日のユーザー数がとんでもないことになっていて、嬉しさと共に戸惑いを感じている今日この頃。Twitter(現X)怖い。

ですがこれもいい機会だとは思いますので、今回の記事ではとうとう引き渡しが完了した購入価格約300万円、土地面積約3000㎡の小屋暮らし予定地について改めてご紹介していきます。

小屋暮らし予定地の全貌に関しては、もうずいぶん前になる去年(2023年)の10月に、土地の契約が済んだ時点で一回ご紹介してはいるのですが……

今回のご紹介では、「契約当時と現状との比較」「今後どのように開拓していきたいか」という、新たな2つの視点を加えつつ、契約当時はご紹介できなかった場所に関しても余すことなく大公開していきます。

かなり長い記事になってしまいそうだったので、前後編に分けてまずは空き家の紹介編からお伝えしていきます。

これまで継続して当ブログをご覧いただいていた方も、新しくブログを見にいらっしゃったという方も、ぜひご覧いただきたいと思います。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください

①空き家のプロフィール

まずは土地の中に建っている空き家についてご紹介していきます。

まずは空き家全体の外観から。

こちらの空き家は、資料によると昭和43年(1968年)築ということで、築年数50年越えの老物件となっております。

床面積はこちらも資料によると約36㎡の平屋となっていて、間取りは3Kと一軒家としてはかなりこじんまりとしています。

空き家の間取り

②外観紹介

こちらは寝室側に回っての外観になります。

この空き家は基礎に不揃いな石材を使用しており、床下部分に関してはご覧のようにスカスカで獣が侵入し放題な状態でした。

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こちらの隙間を「アニマルフェンス」というスチールメッシュで塞ぎ、当時床下を住みかとしていたアナグマを完全に追い出すことに成功したのがつい先日のことです。

向かって右側のドアは中に入れるわけではなく、居間と寝室の間のデッドスペースを利用して作られている屋外倉庫に入るための物になっています。

ご覧のようにかなり縦長の空間となっており、床は地面むき出しで、そこまで収容量も多くはないため、滅多に使わない資材や、季節ものの備品が保管してあります。

こちら、契約当時は大量の荷物で中に侵入することすら難しいような状況で、最奥ではなんと猫の頭蓋骨が発見されるなど、かなりカオスな空間となっていました。

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こちらは風呂場・水回りの外側となっており、屋外用の蛇口が設置されています。

こちらの水場を何に活用するかは今のところ特に決めていませんが、とりあえずは現在アパートで飼育しているタニシ・メダカビオトープ用の水場にでもしようかなとは思っています。

ちなみに、流し台に大量に置かれているガラス片は、つい先日お世話になっている先輩方がいらっしゃった際に地面から発掘してしまったものです。

これは後述するんですが、この土地、実はめちゃくちゃ闇が深くて土地のいたるところからゴミが出てくるんですよね……。

こちらは空き家の風呂場・水回りにつながっている勝手口側になります。

ここの辺りは画像からも伝わるように、空き家と裏手の山肌に囲まれて日が当たらず、常にひんやりジメジメとしています。

床下から伸びているホースは排水用の物で、その先は僕がDIYで設置した浸透槽につながっています。

実はこの土地のある集落には下水がやって来ておらず、排水は側溝もしくは川・地面に垂れ流しとなっています。

この空き家には浄化槽すら設置されておらず、もともと排水が斜面へ垂れ流しになっているという状況でした。

役所に問い合わせた所「浄化槽の設置を推奨しているが、垂れ流しの家庭も多いため強くは言えない」とのことでしたので、せめて隣地に排水が及ぶことがないように浸透桝を作成することとなった訳です。

ちなみにこちらが浸透槽作成の動画ではあるのですが……

やはり「排水の垂れ流しは良くないのでは?」という意見が多く、コメント欄がまあまあ荒れました。

なのでゆくゆくは浄化槽を設置したいとは思っているのですが……やっぱりお金がね、結構かかるんですよね(設置工事で50~100万円ほど、その後の維持費もかなり嵩む)。

それでもやはり、いつか空き家を大規模リフォームして、その際には水洗トイレも付けたいと考えているので、浄化槽の設置もその時にとは考えています。

こちらは空き家の裏手に当たる部分になります。

こちらはもともと山側から落ちてきた落ち葉や土砂などで完全に埋もれてしまっており、進入することすら難しいような状況だったのですが、つい先日先輩方が空き家にやって来てくださった時に大幅拡張してくださったこともあり、現在ではかなり広々としたスペースができています。

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こちらにも獣が床下に侵入した形跡があったのですが、今現在はブロックで塞いだことにより特に動きは無くなっています。

奥の方にはつたないながらも僕がDIY外壁の穴をふさいだ部分が残されています。今のところこちらの方からも特に獣が侵入したような形跡はありません。

こちらはぐるっと回って居間側の外観になります。

こちらも床下に侵入できる隙間があったので、同じようにアニマルフェンスで塞いであります。

また、こちらの方にも屋外用蛇口があり、こちらは汚れた工具なんかを洗うのに結構利用します。ただ、流しの下に排水路が確保されておらず地面むき出しのため、水を流し過ぎると足元がびちゃびちゃになってしまいます。

なので、ゆくゆくは流し台を作って排水路を設けるか、もしくは流し台下の地面に浸透槽を作るなどして何とかしたいとは思っています。

空き家には元々20Aまでの電気が引き込まれていたのですが、業者に電気工事を依頼して30Aまで使用できるようにしてもらっています。

何でも、昔ながらの家だと引き込み線が細すぎて20Aまでしか電気契約することができず、それ以上にするためには引き込み線を交換し、電力会社に申請を出す必要があるのだとか。

その際にコンセントを新設してもらったり、漏電ブレーカーを設置してもらったりと色々依頼したのですが、総工事費用が11万円にもなってしまいました。やっぱり業者に依頼するとお高くなってしまいますね。とても丁寧な仕事だったので大変ありがたくはあったのですが。

以上で外観は全てとなります。

③空き家の内装

ここからは空き家の内装についてご説明していきます。

入ってすぐの玄関です。

右手にはかつて靴箱が置かれ、その上に色々な小物があったりしたのですが……

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現在それらはすべて撤去し、ゴミを一旦置いたりその他大きめの道具を置いておく場所になっています。

玄関左手はちょっとした物置になっており、現在は使用頻度の高い工具やその他資材置き場となっています。

こちらも元々は超大量の荷物で埋め尽くされていて、奥の方の荷物は到底取り出すことができないような状況でした。

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特に奥の方に残っていた大量の中身入り一斗缶・ペンキ缶には本当に悩まされました。今でも軽くトラウマですし、当時汚れた衣服には未だに染みが残っていて恐らく一生取れません。

空き家の中で最も広い空間である居間です。左手にある筋トレグッズは引っ越しで持ち込んでいる途中の僕の荷物です。

こちらは契約当時から割ときれいな方の部屋ではあったのですが、タンスなどの家具が多くあり、その多くがカビ臭くて使えたものではなかったので、片っ端から捨てていったため、現在かなり広いスペースが確保できています。

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次に紹介する納戸と合わせて、かなり長尺ものの木材であっても保管できそうなので、小屋建築資材の倉庫として活躍してくれることと思います。

丁度電気メーターの裏側に位置する壁面に、電気工事士の方がセットしてくれたDIY感あふれる配電盤があります。

一番左から順に

  • 漏電ブレーカー(主幹ブレーカー兼用)
  • 作業小屋のブレーカー(次回記事で紹介)
  • 居間・寝室のブレーカー
  • 新設したキッチン・風呂場のコンセントのブレーカー

となっています。

居間と連なる位置に納戸があります。

こちらの納戸は、現在資材・端材類を置く場所となっていますが、元々は空き家の中で最も残置物が酷い状態で残っていた部屋でした。

いや、本当マジでゴミ屋敷状態でしたね。床見えませんでしたから。

この物件を購入した理由の一つに、「ワンチャンこのゴミの中からお宝出てきたりするんじゃね?」という思いもあったのですが、全然そんなことはありませんでした。

空き家の片づけを進める中で、売れそうな物はリサイクルショップに持ち込むこともあったのですが、最も高く売れたのは物騒な柄のTシャツの1000円でしたからね。現実とは非情な物です。

こちらは居間から寝室・風呂場へとつながる廊下兼キッチンとなっているスペースになります。

DIYで床下を張り替えたことにより、こちらは現在空き家の中でも最も修繕が進んでいる場所となっていますが、元々は最も酷い状態だったと言っては過言ではないほどの状況でした。

物で溢れていて狭いし、照明も壊れていてめちゃくちゃ暗いし、地面もボロボロだしで本当酷い有様でしたからね。

まあだからこそ集中的に修繕した結果が今の状態ともいえるのですが。

キッチン周りは、現在住んでいるアパートから持ち込んだ物含め結構充実してきています。

この流し台は、もともと空き家にあった物のカビて汚れていた棚部分を解体し、シンク部分を再利用してDIYしたものなのですが、やはりシンク下の収納が無いのは不便ですね。

流し台の向かって正面に寝室への入り口があります。

こちらの寝室は、元は畳張りで荷物もごちゃごちゃと残っていたのを全て撤去し、床板も一部張り替えた状態になっています。

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この場所はゆくゆく現在アパートで飼育しているコオロギを移動させて、販売用のコオロギを繁殖させる部屋として活用する予定です。

また、アパートから持ってきた荷物置き場としても使わざるを得ないとは思うのですが……

コオロギと同じ空間に荷物置くと臭いが移りそうで嫌なんですよね。どうしようか。

左手にあるこちらの扉はデッドスペースの倉庫へと繋がっていますが、現在は封鎖されおり出入りできなくなっています。

キッチン廊下を突き当りまで行くと、風呂場・水回りと勝手口へと繋がっています。

この場所ですが、前述したように日の当たらない場所にあって碌な窓や換気口もないため、非常に暗くてジメジメしています。そのためか、常に壁面に10匹行かないぐらいのカマドウマが待機しています……。

こちらの風呂桶はもともと画面右奥に見える風呂場に置かれていた物ですが、引っ張り出してきて現在は排水の集水スペースとしています。

側面に付いている穴からゆくゆくは洗濯機の排水ホースも繋げる予定で、「キッチン」「洗濯機」そして「風呂」の排水を一手に集め、浸透槽へと送る仕組みとなっています。

そう、つまりこの風呂桶は僕のシャワースペースにもなる予定になっています。

この風呂桶の中で、ポータブルシャワー+投げ込みヒーターで温めたお湯を使って体を洗う予定です。

流石に真冬は厳しそうなので、年内にはこちらの水回りを修繕……というか改築し、「カマドウマの出ない」「明るくて暖かい」風呂場にするつもりです。

こちらは元々風呂場の床面だった場所です。先輩からいただいた謎石鹸で磨いたおかげでここだけ異常にピカピカしています。

元々風呂場だっただけあってすぐ近くに蛇口があるため、ゆくゆくはこちらに洗濯機を移動させて、風呂桶の方へと排水をする予定です。

もともとこの家の住人は石油式のボイラーでお湯を沸かしてお風呂に浸かっていたようで、そのボイラーはまだ処分することなく残してあります。

まだ一回も動かしてはいないため、使用可能かは不明です。

後々風呂場の改築をする際にこのボイラーを使用するかどうか微妙なため一応取ってありますが、使用する可能性は今のところかなり低いです。やっぱり古すぎますしね。

以上で空き家の内装の説明は全てになります。

④次回「土地紹介編」へ続く

今回の記事では約3000㎡の土地紹介の前編ということで、空き家の外観から内装に至るまで、過去・現在、そして今後の展望を交えてご紹介していきました。

いやぁ、やっぱり予想していた通りとんでもなく長い記事になっちゃってますね。これまでの経緯から今後どうしていきたいかまで含めて、空き家の全てをご紹介しようとするとこうなっちゃうんですね。

でもやっぱり僕は、ブログに関してはYOUTUBE動画よりも情報量にこだわって記事を書いていきたいと思っているので、そこに関しては妥協することなく今後も詳細な情報を発信していきたいと思っています。

という訳で、恐らく次回後編の「土地紹介編」でも今回と同じかそれ以上に長編の記事になるかとは思いますが、ぜひお付き合いいただけたらと思います。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。