どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第91回になります。

今回は、前回の記事で計画を立てた通り、空き家の排水を「斜面垂れ流し」から「浸透桝」式にするDIY工事を行っていきます。

浸透桝を設置する前に、まずはこちらの簡易流し台から浸透桝までの水路を確保しないことには、浸透桝の設置のしようがありません。

そのため、今回の記事ではまずキッチンから排水の集合場所としてのホースを伸ばし、浴槽にセットし、さらに浴槽の排水口から浸透桝までの排水路を繋ぐ工事を行っていきます。

工事計画図

それではやっていきましょう。

動画も作成いたしましたので、よろしければ併せてご覧ください

①浴槽の準備をする

1.浴槽を洗う

空き家に放置されていた浴槽には、長年放置されていたためなのかそれともそれ以前からなのかは分かりませんが何か茶色い点々のような汚れがびっしりこびりついています。

この浴槽は排水の集合場所としてだけでなく、今後僕のシャワースペースとして活用するつもりでいますので、流石にこのままでは汚すぎます。なので、空き家の片づけの際に回収したブラシやタワシで水磨きをしました。

すると……

全ッ然きれいになりませんでした。

この汚れ、超頑固です。調べてみた所、浴槽の底につく赤茶色の汚れは「もらい錆び」という汚れなんだそうで、何かしらの原因で飛んできた鉄分が浴槽の表面で参加して付く汚れということのようです。

この浴槽はもともとボイラーに接続されていましたので、恐らくその時に飛んできた鉄分が長い間の放置期間で酸化し汚れになってしまった、ということなのでしょうね。

この「もらい錆び」に関しては、また別途洗剤を用意して落とすほか無さそうです。

2.土台を設置する

浴槽の底にホースを取り付けて排水する予定のため、浴槽の底には高さを持たせる必要があります。

土台にはトイレ小屋解体の際に回収したコンクリートブロックを使用しました。

コンクリートブロック同士の高さは、水平器を使ってできるだけ同じになるようにしました。浴槽が傾いてしまうと排水が上手くいかなくなってしまうため、ここは結構丁寧に作業をしました。

3.排水口にホースを取り付ける

浴槽の排水口には、もともと洗濯機と接続されていた蛇腹のホースを取り付けるのですが……

なんとこの2つ、驚くほどピッタリでした。もう元々このために開発されたホースなんじゃないかって言うぐらい完璧。

なのですが、流石に手を放しても強固にくっついていられるほどではないため、前回購入したアルミクラフトテープで固定しようと思いべたべたに張り付けて手を離すと……

めちゃくちゃあっさり剥がれました。

もうなんか、全然ダメでしたね。ちゃんと接着面を事前に磨いておいたのに、そんなのお構いなしにもうぺらっぺら。

前回のトタン板補修の時はまあ、錆びていて砂をかぶっている面に、しかも安物のアルミテープを使って駄目だったからまだ納得できたのですが、今回買ったアルミクラフトテープは結構お高い物ですからね(2178円)……もうほんとガッカリ。

元々ぴったりはまっていただけあり、何とかテープ無しでも留めておくことぐらいはできそうだったので、結局テープ無しで地面と挟み込むような感じで無理やり固定することにしました。

アルミテープ……2178円……(泣)

②キッチンから排水ホースを伸ばす

続いてはキッチンの流し台から排水ホースを伸ばし、セットした浴槽の横穴から繋げていきます。

簡易流し台の下からホースが伸びて……

風呂場のわきを通り……

浴槽の中へと繋がっています。

見てお分かりの通り、ホースがめちゃくちゃ余ってしまいました。

一応メジャーで推定の長さを測ってからホームセンターに買いに行ったのですが、何だか不安になってきてかなり長めに買ってきてしまったんですよね。長さが足りなくて作業ストップとか絶対いやじゃないですか。

でも、それにしたってこれは余り過ぎですね。見積もりでは6mだったので、最初は7m購入しようとしていたのですが、それすらだんだん不安になってきて結局8m買ってしまったんですよ。

排水ホースは420円/mとそれなりのお値段がしたので、これはやってしまいましたね。いつかこの余った分の排水ホースが役立つ時が来るといいのですが……。

③排水テスト

早速、きちんとキッチンから浴槽に水が流れていくかテストをしていきます。

蛇口から勢いよく水を噴射!!

……しばらくの間、浴槽のホースから水の動きはありませんでした。やはり流石にホースが長すぎますし、キッチンからホースの先まできれいに下って行っている訳ではなく途中で少し山・谷になってしまっているので、恐らくそこで溜まってしまっているのだと思います。

今現在は仮設置ですが、浸透桝が上手くいったら壁に固定するなりしてホースの山・谷が無いようにしたいですね。

しかし、それでも待つこと数十秒……

ホースの先から水が出てきました!!

排水も、きちんと排水口の方に流れていきますし、そこからきちんと排水ホースへと水が流れていくのも確認できました。

これで排水路の設置の方は完了です!

④次回「排水桝」設置編へ続く

今回は排水桝へと続くキッチンから浴槽、そして排水ホース塀の排水路を確保する工事を行っていきました。

本来であればこれに洗濯機も接続される予定なのですが、今現在洗濯機はアパートで大絶賛稼働中ですので、4月に本格的に引っ越ししてからの接続&稼働実験となります。

また、恐らく排水桝へと流れる排水で最も量が多いと考えられるのがこの洗濯機の「洗い&すすぎ」の排水ですので、排水桝の貯蔵量は最低限それを超えるぐらいの量が欲しいところですね。

それではまた次回、「排水桝」設置編でお会いしましょう。どうかお楽しみに!

ここまでお読みいただきありがとうございました。