どうも、たかしです。
空き家の裏庭にある水たまりを整備し、元々あったという池を復活させていくシリーズ、今回はその2・3日目の作業の様子をお伝えしていきます。
1日目の作業では水たまりのある部分を掘り返し、更に縁を盛り土することによって水位が確保できるスペースを作ることによって、実際に池になるぐらい水が溜まっていくのかどうかの仮整備を進めていきました。
池ができるぐらい水が溜まっていくことを確認出来た所で、後は全住人によって捨てられていた裏庭のゴミを片付けて水路等を整備していくつもりだったのですが……ここでとんでもない事態が発覚します。
予想以上に広く、そして深くまで大量のゴミが裏庭には埋められてしまっていたことが判明したのです。
ここは池を整備した際の水路の末端に当たる場所であり、ゴミがこのままではせっかく池を作っても生き物が暮らせるような池にはならないかもしれません。
そのため、ゴミの混じった土をふるいにかけ、細かいゴミ含めてできる限りの埋まっているゴミを除去していく作業を開始したのですが……これが地獄の始まりでした。
今回はこの地獄のふるい分け作業がその後どうなったのか、2・3日目の作業の様子をお伝えしていきます。
先に言ってしまうと、ふるい分け作業は執筆時点でまだ終了していません。
僕は舐めていたのです、空き家の全住人が一体どれだけ庭にゴミを捨てる行為を恒常的に行っていたのかと言うことを。そしてそのゴミを土の中から一人で取り除こうという行為がどれだけ無謀なのかを…………。
それではやっていきましょう。
①2日目
こちらは2日目開始時のゴミだまりの様子です。遠目からでもバッチリゴミが大量に散らばっているのが分かりますね。
作戦として、どこか1エリアを決めてその部分だけを集中的にふるいに分け、底までいきついてそのエリアのゴミが無くなったらその後はまた別のエリアを発掘し、ふるい分けはその底までいきついたエリアで行っていってその繰り返し……と言った感じで進めていくことにしました。
どうしてもふるい分けを穴の外でやろうとするといちいち土を持ち上げなくちゃいけなくて腰と腕がめちゃくちゃしんどいんですよね。なので、ふるい分けも穴の中で行えるようまずは1エリアを集中的に行おうとしたのですが……
もちろん問題発生が発生しました。
まず穴が深すぎました。どらだけ掘ってもいつまでたってもゴミが混ざっている土が出てきてマジで終わりがありません。画面上の穴でもまだまだそこには行き着いていませんからね。
そして第二に、穴が深すぎるがゆえに掘り進めても途中から周囲が崩れてきて結局ゴミ交じりの土が上から覆いかぶさってしまっていってしまい、いつまでたっても底に行き着くことができません。
そのため、まずはある程度表層の土を満遍なくふるいにかけつつ穴の外に掻きだして行かないと、いつまでたっても1エリアだけでも底に行き着くことができないということが判明したのです。
腰が……腰がやられる……。
2日目午後、またまたまた問題が発生します。
何と、今堀り進めていた穴よりもさらに広範囲にゴミが埋まっていることが新たに判明しました。ふるいにかけた土が盛られている場所の更に下までゴミの層が広がってしまっているようです。
いや、もう本当に……空き家の前住人フザケンナ!!!
このゴミのさらに恐ろしいのが、ただ集中的に埋められているのではなく「土の層→ゴミ交じりの層→土の層」と何層にもなってゴミの層が出てくることです。
これはつまりどういうことかと言うと、とある一時期に集中的にごみを一気に捨てたわけではなく、裏庭にゴミを捨てて、その上に土が堆積してゴミが見えなくなってきたらまた捨てて……と言った感じで繰り返しゴミを捨ててきたということを意味しているのです。
「庭にゴミ捨てたら、何かチョットしたら上から土がかぶって見えなくなったぞ! これでまた捨てられるヤッタ!」ってところでしょうか。シンプル頭おかしいですね。
最初は元々池のあった穴を利用してドカッとごみを捨てたと思っていたのですが(それでも相当頭はおかしいが)、もう本当日常的にこの裏庭をゴミ捨て場として利用していたということなんでしょうね。
一体いつからなのか、時期が探れるゴミが無いか作業しながら意識して探してはいたのですが、今のところ時期がはっきりとわかるゴミはありません。ですがビニールゴミが大量に出てくることからもそこまで超昔の人が……と言う訳ではなさそうですね。間違いなく自治体によるごみの各戸回収が始まってからも捨てていたと思います。
2日目の最終的な状態はこんな感じ。
全然進んでいる気がしません。当初裏庭の整備は3日間ほどで完了する予定だったのですが、もうこの時点でそれは諦めていました。
②3日目
ある程度穴の中の土の量も減って来たので、最初計画していた1エリアに集中して掘り進める作戦を改めて実行していきました。
上記画像右奥の辺りのエリアが。丁度地中に貼っていた木の根っこが土止めになってくれていて穴が崩れていくことも無かったので、まずはその箇所をとことん底の方まで掘っていきました。
恐らくはそこまで掘りぬくことができた所で(固い地盤より深くゴミが埋められていたら流石に無理)、今度はその掘りぬいた位置にふるいかけの場所を移してまた別のエリアを掘っていきました。
ここら辺からようやく終わりが見えてきたような気がしますが、見えてくるのと実行可能かはまた別で、今のままのペースだと恐らくは1週間以上かかりそうです。しかもそれは新たなゴミの地層が発見されないこと前提なので、容易に崩れ去る可能性は全然あるんですよね。
でもやるしかありません。流石にこんなゴミだまりを放置したまま池にするなんてことできませんからね。
3日目終了時点で様子はこんな感じ。
画像右奥のほんの1部分に関してはふるいがけが終わったので、全体の進捗具合は1割進んだかどうかと言ったところでしょうか。他のエリアがどの程度の深さまでゴミが埋まっているかで予測は全然変わってくるので、マジでいつ終わるかは分かりません。
③土の中の生き物
ゴミ交じりの土の中の生き物ですが、やはり圧倒的に生き物の気配は少ないような気がしました。
まずミミズがいません。この辺りの土は栄養が豊富で、基本どこを掘り返しても大きいミミズが出てくるのですが、今回これだけの地面を掘り返して、しかもふるいにまでかけているのに出てきたのは1匹だけ。しかも超小さくて死にかけみたいなミミズでした。
他にはコガネムシの幼虫1匹、小さいムカデ1匹と、完全0と言う訳ではありませんがやはり生き物の数は少ないように感じました。
そんな中、比較的よく見かけたのはセミの幼虫です。
だいぶ終齢に近い大きめの奴が1匹と、まだまだ成長途上っぽい奴が2匹の計3匹が出てきました。
こんな小ささと見た目のセミの幼虫なんか見たことなかったので、最初は新種の虫かと思いましたよ。
ゴミ交じりの土で他の生き物が全然いない中、なぜセミの幼虫だけがこんなに良く見つかるのか考えたのですが、セミの幼虫の餌は木の根っこから摂取する樹液だからじゃないかと予測しています。
大体土中の生き物が植物の根っこだったり、落ち葉とかの腐葉土だったり、もしくはそれらを餌にする生き物自体だったりを餌にしているのに対し、セミの幼虫は木の根っこさえあれば餌には困りませんから、むしろ他の捕食者がいないこのゴミだまりの土はセミの幼虫にとっては最高の住処だったのかもしれません。
セミの幼虫は食べると結構おいしいらしいですからね。冬に食べる物にマジで困った時はここら辺の土を掘り返すというのもアリかもしれません。
④四日目以降に続く……
今回は庭に埋まっていたゴミのふるい分け作業2・3日目の作業の様子をお伝えしていきました。
結果としては全体の1割も終わってないんじゃないかぐらいで、正直いつになったら終わりが来るのかが全く予想できません……。
2・3日目共に朝起きて洗濯をしてから昼まで→お昼ご飯食べてから夕方までずっと作業をしていて、1日5~6時間近く作業してこの進捗なので、マジで地獄です。
ブログの毎日更新は欠かさず行っていきたいところなのですが……ずっと同じ光景が続くばっかりなのにそれを記事にしてもな……という思いもあります。
あるのですが……流石に今回ばっかりは同じ絵が続くことをご容赦願わなくてはどうしようもないかもしれません。できるだけ努力はするつもりですが。
そんな訳で、またふるい分け作業に戻りたいと思います。ではまた……
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。